三重県の城



        「赤木城」

        2018年8月に行きました。藤堂高虎が一揆鎮圧のために築いたと伝わります。
        近くのバス停には、ほとんどバスが来ないので、少し離れたバス停から歩きました。
        (公共交通機関派の方のため、最後に詳細を記録しておきました)
        お城に到着して、まずはトイレの前のBOXでパンフレットをゲット。うれしい!
        そして、伝鍛冶屋敷跡と堀跡を見学してから東郭に向かって登っていきます。東郭の
        門跡には礎石が残っていました。石垣は野面積みですが、隅は算木積みもあります。
        主郭の虎口は三重の桝形になっていて、かっこいいです。写真は3つ目の枡形です。
        主郭には「史跡 赤木城跡」の標柱がありました。

赤木城
主郭の周りの石垣を見るために、ぐるりと一周しました。横矢掛りになっている所 が3ヶ所もありました。そして、北郭へ向かいます。北郭からみる主郭の石垣は見所 のひとつですね。そして、北郭から北に少し下りると堀切が残っています。これは 是非見逃さないように! 次に、西郭に向かいました。ここには水溜の遺構があります。そして、石垣も未整備 な所もありますが素敵でした!最後に、生活の場であったという南郭も見学し、散策 を終えました。 アクセスが大変でしたが、行って良かったなぁ!という赤木城でした。石垣好きさん 是非!おすすめします。 (公共交通機関での行き方) 東京 6時16分発のぞみ3号で名古屋へ。名古屋8時5分発の南紀1号で熊野市へ。 熊野市駅から熊野市バス瀞流荘行き(11時25分)に乗り、小栗須のバス停で下車。 ここから、峠越えで65分歩きました。(田平子峠まで上り50分、下り15分) お城に13時10分着で、少し急ぎ足で見学。13時55分に見終わり、峠にある バス停「田平子」まで戻ります。そこから、14時16分の瀞流荘行きバスで、鉱山 資料館(バス停名:板屋)へ。続100名城スタンプのある鉱山資料館には、赤木城 ジオラマ、城から出土した釘や茶碗の展示がありました。見学後、すぐ隣にある道の 駅で時間をつぶし、帰りは16時51分のバス(土日祝日のみ)で熊野市駅に戻り ました。 さらに、おまけの情報。 バス停の小栗須や田平子には、瀞流荘紀南病院線の「紀南病院」からもバスが出ており 時間帯によってはこちらのルートがよいかもしれない。この紀南病院にいくには、 @阿田和駅から徒歩、又は、A熊野市駅と新宮駅を結ぶバスのバス停「紀南病院前」 から徒歩10分である。
「鳥羽城」 2018年8月に行きました。九鬼水軍の城で、鳥羽駅(JRまたは近鉄)から徒歩 です。唐人門跡を見学後、三の丸跡へ。ここには、パンフレットと説明板4枚があり ました。そして、模擬ではありますが、何段にもなっている石垣がかっこいいです。 また、線路を挟んだ水族館前に大手水門跡がみえました。 そこから、城山公園に上がって、さらに本丸へ向かいました。本丸の西側には、折れ のある石垣(写真)が残ります。
鳥羽城
本丸の中には、三重だったという天守跡、御殿跡、大井戸があり、鳥羽湾が見渡せる 景色も良かったです。そして、旧鳥羽小学校跡にある本丸南の石垣をみてから 家老屋敷跡の石垣も見学、最後に相橋口門跡を通り、散策を終えました。
「田丸城」 2018年8月に行きました。北畠氏が築城、のちに織田信雄の城にもなりました。 JR田丸駅から徒歩です。まずは、大手門跡、そして、村山龍平記念館でスタンプと パンフレットを入手しました。2階には、城のジオラマ、絵図、天守模型の展示があり ました。記念館の裏に、三の丸御殿奥書院が移築復元されています。そして、二の門跡 の石垣も見学し、少し歩いて、移築されている富士見門も見学しました。
田丸城
田丸城の主要部は北から北の丸、本丸、二の丸となっています。まずは、城山稲荷神社 のある北の丸を見学。土塁がまわっています。赤い鳥居もたくさん並んでいました。 次に、本丸周りの石垣をぐるりと見学しました。なかなかの素敵な石垣です。本丸虎口 は桝形になっています。そして、本丸の中には天守台(写真)が残っていました。 内部に穴蔵がある天守台で、手前に付櫓台もありました。 そのあと、二の丸をみてから、搦手の高い石垣を見学して、駅に戻りました。
「松阪城」 読み方は「まつさか」です。築城は蒲生氏郷です。その後、服部氏、古田氏が城主に なりました。近鉄及びJRの松阪駅から歩いていけます。バスも出てはいますが 本数は多くないです。 1回目は、2007年5月に行きました。 高い石垣が数多く残っており、天守跡、また、いくつもの櫓跡がありました。石垣の 上に立つことが出来、眺めは良いのですが、柵が無いため、ちょっと足がすくみます。
松阪城
2回目は、2018年8月に行きました。 スタンプを押した歴史民族資料館には、城のジオラマや瓦がありました。藤見櫓跡、 角櫓跡の石垣を下から見上げ、埋門跡、米蔵跡、中御門跡を経て、本丸に到着。 天守跡から繋がっている敵見櫓跡、金の間櫓跡を歩きました。本丸下段の月見櫓跡には 梶井基次郎の碑があります。「城のある町にて」という小説は読んだことあったけど 松阪のことだったのか! そして、二の丸の徳川陣屋跡もまわり、裏門跡から出て、最後に、唯一の現存建築物で ある「御城番屋敷 土蔵」を見学しました。
「津城」 細野氏が築いた安濃津城が元であり、信長の弟・織田信包(のぶかね)が改修。 さらには、藤堂高虎が大改修したそうです。近鉄の津新町駅から歩いていけます。 また、津駅からバスが出ています。 1回目は、2007年5月に行きました。 現在は公園になっており、復興された三層櫓(写真)、日本庭園の西ノ丸跡、本丸跡 には藤堂高虎の銅像がありました。 2回目は、2010年4月に、娘を連れて津観音に行ったついでに訪れました。 津観音、実は「日本3大観音」です。残り2つは、超メジャーな浅草観音(浅草寺)と 大須観音。津城から約800mなので、津観音も是非訪れてみてください。さらには 津城から約300mには、いちご大福発祥の店「とらや本家」があります。とても 美味しかったです。
津城
3回目は、2018年8月に行きました。 ゲリラ豪雨で、土砂降りの中でした。まず、続100名城スタンプを、高虎を祀る 高山(こうざん)神社の社務所でゲットしました。それから、入徳門(藩校の門) 高虎騎馬像、模擬の三重櫓(これは本当は多門櫓があった細長い敷地に無理やり 建てています)、石垣&水堀(津城の石垣の下には犬走があります)の写真を撮って そそくさと退散しました。 最後に、津のB級グルメといえば「津餃子」。直径15cmの皮を使用した巨大な 揚げ餃子です。たくさんのお店で食べられるので是非!!
「伊勢長島城」 2015年4月に行きました。近鉄長島駅から徒歩です。 現在は小学校の敷地になっており、説明板があります。また、 お城があった時代から残る黒松の大木がありますが、場所が 小学校の中だけに見学しにくいです。 小学校の隣を流れる川は堀の名残であり、大手橋の橋脚の 石垣が現存で残っています。
伊勢長島城
また、少し離れたところにある蓮生寺の門(写真)は、長島城 大手門を移築したものだそうで、こちらも是非訪れて頂きたい です。
「浜田城」 1回目、2007年4月に行きました。 近鉄四日市駅の近くにあります。現在は鵜の森神社と 鵜の森公園になっていて、鵜の森神社の脇に城跡の碑が 立っていました。
浜田城
2回目は、2014年7月に訪れました。 1回目の時は事前調査不足でちゃんと確認しなかった のですが、鵜の森神社を囲うように土塁が残っているのを 今回は確認できました。
「神戸城」 2009年6月に訪れました。 サイクリングで40分かけて行きましたが、電車の場合 近鉄鈴鹿線 鈴鹿市駅が近いです。 神戸と書いて、「かんべ」と読みます。 現在は、神戸公園となっていて、天守台の石垣だけが 残っていました。野面積みでした。
神戸城
また、お堀の跡も残っており、ハナショウブが咲いて いました。
「桑名城」 2008年11月に訪れました。 桑名駅から徒歩15分で、現在は九華公園となって いました。 昔は、櫓が50以上もある大きな城郭だったようですが 遺構はほとんど残っていませんでした。 唯一残っていたのは、三の丸堀跡の石垣です。
桑名城
公園内には、神戸櫓跡、辰巳櫓跡、天守台跡がありました。 また、揖斐川沿いの水門総合管理所は、蟠龍(ばんりゅう)櫓 を外観復元した形で2003年に建てられたものでした。 その2階には簡単な展示がありました。
「亀山城」 2008年3月に訪れました。JRの亀山駅から 徒歩10分でした。 残っているのは、天守台とその上に1640年代に 移築された多聞櫓(細長い長屋形式の櫓)だけで 多聞櫓の内部には入れませんでした。
亀山城
周りに、桜の木が沢山ありましたので、満開の時に 訪れると良いと思います。 また、2007年4月の三重県中部地震で石垣の 一部が崩落した所があったのですが、まだシートが 掛けてありました。 あと、隣の関駅から徒歩10分で、関宿という 旧東海道の宿場町があって昔の街並みが素敵なので 一緒に訪れてみるといいと思います。 ※2015年追記:多聞櫓は2013年に江戸末期の 姿である漆喰壁となりました。
「伊賀上野城」 2007年7月に行きました。 近鉄上野市駅から徒歩、またはJR伊賀上野駅から バスで行けます。
伊賀上野城
天守は昭和初期に再建されたものですが、木造で、 内部には鎧等が展示されていました。また、三階の 天井は、46点の色紙からなる絵天井になっていました。 本丸西側にある高石垣は、大阪城と日本一を争う 高さ約30mの見ごたえのあるもので、上から内堀を 覗き込むと足がすくみます。 このお城の近くにある忍者屋敷にも行ってみました。 ピンクの衣裳の「くノ一」が、どんでん返しや隠し階段 などを実演説明してくれました。 また、忍者ショーでは、本物の手裏剣、刀を使用した 真剣勝負の実演があり、娘は怖がって半泣きでした。

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