福島県の城



        「相馬中村城」

        2023年11月に攻めました。
        中村氏、相馬氏の城です。相馬駅から徒歩で、現在は馬陵公園となっています。
        まず、北の外堀、東二の丸の堀、東三の丸の堀と見ていきます。外大手一の門(写真)は
        現存の門です。次に、中の門跡があります。そして、本丸の鉢巻石垣を見ます。
        東二の丸は野球場ですが、土塁上を歩けます。「丸土張」という馬出が本丸の東側にあり
        そこから本丸へは堀切を赤い橋で渡ります。本丸には相馬神社があり、天守跡はこんもり
        盛り上がっていました。


相馬中村城
搦手から本丸を降りて、妙見郭にある中村神社を参拝します。西二の丸からも、本丸側面 の鉢巻石垣が見られます。 それから、西門跡、籾蔵門跡、西三の丸北側の枡形を見ます。西門、籾蔵門は少し埋もれ ていますが是非見に行ってください。 最後に、蓮池北側の北三の丸(岡田館)と北蓮池門跡の枡形を見て散策を終えました。
「寺山館」 2022年4月に訪城しました。 白河結城氏、佐竹氏の城です。水郡線の中豊駅からも行けますが、私は新白河駅からバス で行きました。東中居で降り徒歩です。 登り口の橋まで3回も迷いました。「案内の矢印」が欲しいところです。 山道を登ると城に到着します。まず枡形虎口と2重竪堀をみてから、主郭に向かいます。 主郭には、3つの祠と説明板(写真)があり、西、東、南側が土塁に囲まれていました。
寺山館
東の枡形虎口を抜けると、まず1つ堀切があります。そして、2重堀切に進みます。 降りるのも大変な大きさの素晴らしい2重堀切でした。さらに、その先の堀切まで行き 引き返しました。 そのあと、南の郭に行こうとしましたが、2重竪堀などで何度も行く手を阻まれ、堅固な 城だと実感します。迂回しながら、なんとか南郭の土塁と虎口をみて、散策を終えました。
「棚倉城」 2022年4月に訪城しました。 丹羽長重が築城し、その後、城主は次々に変わったそうです。 水郡線の磐城棚倉駅からも行けますが、私は新白河駅からバスで行きました。バス停は 棚倉郵便局前が近いです。 本丸は方形で、ぐるりと水堀と土塁(写真)で囲まれています。まずは、南東の大手枡形 から入ります。「亀ヶ城址」石碑、説明板があります。近くに、大ケヤキも残っています。
棚倉城
次に、土塁上を歩き、4つの櫓跡をみました。土塁の上の幅が6メートルほどもあり ずいぶん幅広い土塁です。北の虎口も枡形のように折れていました。 それから、水堀の周りをぐるっとまわりながら写真を撮って、2の丸石垣を見に行きます。 中学校の敷地から見上げると、折れを伴った石垣がみられました。 最後に、2の丸南門の移築門を見に行きました。およそ1キロ離れた所に「長久寺山門」 として残っています。
「赤館」 2022年4月に訪城しました。 赤館氏が築城、その後、白河結城氏、佐竹氏、立花宗茂、丹羽長重が入りましたが、棚倉 城が出来たために廃城となりました。 水郡線の磐城棚倉駅からも行けますが、私は新白河駅からバスで行きました。バス停は 公園下です。 本丸が赤館公園になっているので、家族連れが多く訪れていました。説明板が本丸南西の 駐車場の所にあり、南に虎口があります。本丸の北の方には、赤館の歴史が刻まれた石碑 もありました。
赤館
それから、北西にある空堀を見に行きました。期待以上のなかなか良い空堀(写真)で、 綺麗にカーブしていました。 最後に、北東にある空堀も見たいと思いましたが、上から覗くと急斜面なので諦めかけ ました。しかし、下の道路からの直登を試みると、なんとか辿り着け、所々に土塁を伴う 空堀が見られました。登り易そうな所にピンクリボンを付けて下さっていた先人の方々に 感謝です。
「桑折西山城」 2020年10月に訪城しました。 桑折駅から徒歩30分で大手門跡です。伊達氏が米沢城(舘山城)に入る前の城です。 大手門跡石碑、砲台場跡の土塁をみてから、本丸に登りました。本丸の表門跡、主殿跡、 横堀跡、裏門跡を見学しました。このあたりは綺麗に整備されています。石碑(写真) もあり、パンフレットも置いてありました。東曲輪は藪なので断念しまして、2の丸へ。 本丸と2の丸の間の堀もなかなかです。
桑折西山城
唐沢を経て、中館へ登ります。中館の南側には、枡形虎口のような土塁があります。 そして、中館と西館の間の土塁と堀は巨大です。 最後に西館へ。ここは整備されていないので、藪と急斜面で散策は大変ですが、石積が 凄いです。西側と北側に見られた石塁は、いつまででも見ていたい感じでした。 しかし、後から聞いたのですが、昭和に積まれた所が多いようで、たしかに言われて みると、古そうな所と新しそうな所がありました。 西館の南西には枡形虎口があり、また、西側の切岸の下にはコの字型に石塁で囲んだ 堀状の部分がありました。(ここも昭和の可能性大です)帰り際に、西館の北側の横堀 を楽しんで、散策を終えました。 ※今回は時間の都合で行けませんでしたが、桑折寺に門が移築現存しています。
「三春城」 2018年10月に行きました。 田村氏が築城、秋田氏が大きく改築したそうです。郡山駅からバスで三春町役場 下車、又は、磐越東線の三春駅から徒歩30分です。(駅からコミュニティバス もあり) まずは、藩校・明徳堂の表門を見学。そして、二の門跡、揚土門跡、三の門跡、 大門跡と登っていくと、本丸下の段(写真)に出ます。ここには、御三階櫓跡、 スタンプとパンフレットの入った箱があります。
三春城
本丸上段には、大広間跡と奥跡があり、北東隅の石垣もちらっとですが見ました。 裏門付近には標柱と説明板があり、裏門外の石垣は結構広範囲に残っていました。 山を降りて、二の丸跡を見学して、最後に、パンフレットの縄張図に出ていた 本丸南側の竪堀を見に行くと、どでかい竪堀がありました。
「会津若松城(鶴ヶ城)」 蘆名氏が築城し、蒲生氏郷が改修しています。幕末には、戊辰戦争の舞台になり ました。会津若松駅からは観光用の周遊バス(ハイカラさん、あかべぇ)が出て います。また、郡山駅から直接鶴ヶ城のそばまで行ける高速バスもあります。 1回目は、1995年に訪れました。別名を鶴ヶ城といいますが、別名通りの 白くて綺麗な城で、その外観をいつまでも見ていたい気持ちになりました。 当時は、天守の瓦がまだ灰色でした。そして、お城以外に、酒蔵見学をしたり、 猪苗代湖で遊覧船にも乗りました。
会津若松城
2回目は、2018年10月に行きました。 まずは北出丸を見学。そして、桝形(太鼓門跡)を抜けると真っ赤な瓦の復元 天守が見えてきます。この辺りの石垣に「武者走り」があるのでお見逃しなく。 天守の中は、1階が塩蔵で、2〜5階が展示、6階の展望室からは飯盛山や 向羽黒城も見えました。 天守には走り長屋が繋がり、その途中に鉄門、 先端に干飯櫓があります。 スタンプは、走り長屋の中にある売店の出口にありました。 そのあと、本丸の土塁の上を歩き、月見櫓跡、茶壺櫓跡を見学。さらに馬洗石 茶室麟閣、井戸、御三階跡を見学。 次に、駐車場になっている西出丸の土塁の上を歩き、内讃岐門を見学。そして 廊下橋から本丸東側の高石垣をみました。 帰りに、阿弥陀寺に移築されている御三階、そして、甲賀町口門跡の石垣を 見学し散策を終えました。 (追伸) 翌日、たまたま、天寧寺町土塁の前を車で通り、見学できました。また、 白虎隊自刃の地のそばにある「さざえ堂」もオススメの建物です。ご一緒に どうぞ。お土産は「ままどおる」を買いました。
「神指城」 上杉氏が築城したものの未完成だったと言われる城。 2018年10月に、ツイッターのフォロワーさん(じゅんこモンさん、小栗 さん)と車で行きましたが、会津若松駅からバス、あるいは七日町駅から徒歩 でも行けます。 「回」という字のように土塁と堀が巡りますが、残っている箇所はわずかです。 まずは、2の丸南東の土塁を見学。続いて、2の丸南西の土塁上にある如来堂 と新選組殉難の地を見学。 次に、本丸南東にある説明板をみてから、本丸南の土塁に登ります。この辺り には石積もあり、また、いろいろと手作りの説明が書いてありました。 続いて、本丸西側の虎口を見学。天守台予定地は本丸北西にありますが、立入 禁止でした。
神指城
2の丸北西の土塁に上がってから、最後に、高瀬の大木(けやき)のある 2の丸北東の土塁(写真)を見にいきました。けやきは凄い大きさで、石垣の 基礎石も展示してありました。 神指城は広い範囲に遺構が点在しており、散策に2時間近くもかかりますが、 なかなかの城でした。
「向羽黒山城」 蘆名氏が築城しました。 2018年10月に、ツイッターフォロワーさん(じゅんこモンさん、小栗 さん)と車で行きましたが、会津若松駅からバス(バス停は登山口の目の前) あるいは只見線の会津本郷駅から徒歩でも行けます。 まずは、資料館の前にある続100名城スタンプを押しました。ここには 2種類のパンフレットがありますよ。 ここから、車で羽黒山を越え、一気に一の曲輪そばの駐車場に着きました。 まずは一の曲輪群!竪堀が2本、礎石建物跡が2ヵ所。横堀は大きく、桝形 もあります。 3郭周りの横堀、3郭、2郭、主郭と登ります。主郭には標柱がありました。 (写真)そこから、西側に降りていくと、どでかい2つの堀切があり、少し 行くとさらにもう1つの堀切。
向羽黒山城
続いて2の曲輪群。曲輪の南の虎口から入り、北側の三日町口虎口へ。 これが大きくてびっくり。さらに、この辺りには、土橋、馬出、横堀、竪堀、 土塁などが複雑に入り組み、ダイナミックに展開しており、あまりの凄さに 興奮状態でした。 一旦、2曲輪の北東の桝形とその下の石積を見学してから戻り、水の手曲輪 を探しましたら、地面が湿っている所を発見できました。 車で移動しながら、弁天曲輪、お茶屋場、げんぺ沼、3の曲輪を見学。 最後に行った伝盛氏屋敷、北曲輪の堀、土塁がこれまたダイナミックで感動! 案内も何もない曲輪なのに、もの凄い遺構が眠っています。 3時間かけ、広い城域の半分位しか見られなかったのですが、素晴らしい オススメの城であることは間違いありません。
「白河小峰城」 2015年8月に訪城しました。白河駅から歩いてすぐです。 2011年の東日本大震災の被害が大きく、いまだに石垣修復中で見学範囲が 狭いです。清水門前の「鷹の目」と言われる石垣は、既に修復されていました。 同心円状に積まれた面白い石垣です。そして、桜門を経由して本丸へ。 三重櫓(天守)と前御門が並んでいます。(写真)
白河小峰城
三重櫓は下見板張りで、平成3年に木造で忠実に復元されました。急な階段 (ロープ有)を2回上がると一番上の階はこじんまりした部屋になっています。 入場は無料です。パンフレットは、係りの方にお願いすれば出して貰えます。 その後、お城の周りの水堀をぐるっと回りました。釣りをしている人が何人も いて、市民の憩いの場なのでしょうか。 最後に、裁判所の傍に現存する太鼓櫓を見学しに行き、駅に戻りました。 早く修復が終わって全面的に見学可能になって欲しいお城ですね!
「二本松城」 2015年8月に訪城しました。霞ヶ城公園になっています。 二本松駅から徒歩で行けますが、雨が激しかったこともあり、タクシーで 山頂の天守台まで登りました。1140円でした。 復元の天守台、古い時代の大石垣、二段石垣をみてから、山を下りながら 日影の井戸、搦手門跡などをみていきます。そして、一番の見所である 復元した箕輪門(写真)を見学。周囲に松の木もあり、なかなか格好いい! 絵になります。
二本松城
二本松少年隊像をみたあと、駅に戻る途中、歴史資料館で箕輪門の瓦 搦手門の柱の一部、武具などを見学。最後に石垣の残る大手門跡を 通りました。スタンプは駅の観光案内所か歴史資料館にありますよ。

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