2003年観戦ゲーム

リスト

2003/12/7 天皇杯 2回戦 横浜FC 福岡教育大学
2003/9/28 J2 第36節 横浜FC 川崎フロンターレ
2003/8/23 J2 第29節 横浜FC ヴァンフォーレ甲府
2003/8/10 J2 第27節 横浜FC サガン鳥栖
2003/7/5 J2 第22節 横浜FC 水戸ホーリーホック
2003/6/1 J2 第15節 横浜FC モンテディオ山形
2003/5/5 J2 第10節 横浜FC サガン鳥栖
2003/4/26 J2 第8節 横浜FC 湘南ベルマーレ
2003/3/22 J2 第2節 横浜FC 大宮アルディージャ

先発メンバーは公式発表、途中からのメンバーは目視確認によるものです。

2003/12/7 横浜FC 5-0 福岡教育大学

試合風景

先発
GK:菅野
DF:小野智 山尾 河野 重田
MF:横山 小野信 マシュー 内田 増田
FW:吉武

64分以降
GK:水原
DF:小野智 河野 重田
MF:横山 小野信 マシュー 内田 臼井
FW:増田 レーマン

今日の相手は大学生。1回戦でソニー仙台を倒しての進出。ソニー仙台には2年前まで在籍した高田がいることもあり、対戦を楽しみにしている人も多かったと思うが、そこがトーナメントの難しさ。チームはJ2の第4クールから4-5-1のシステムで固定が図られ、なかなか良く機能しているようであるので、今日はそこを見てみたい。また、ゴール裏応援が少し様子が変わったようなのでそこも確認。

城がケガのため、FWは吉武。ここのところ1トップとしてよく起用されているが、どうも評判は良くない。今日もボールをどうもらいたいのはっきりせず、前半のみで交代。1トップ向きの大型FWをさしおいて先発しているのだから、もっと動かないと!

こういう試合は早く点を取らないと雰囲気がおかしくなりがちであるが、8分に横山が個人技での突破からゴールを決めてくれ、まずは一安心してのスタート。また、マシューの高さを生かしてコーナーキックから2点取るなどしてスコア的には問題ない結果で前半を終了。でも、モチベーションがあがらないのか動きは良くない。吉武もそんな雰囲気に引きずられてた?

後半はFWにレーマンが入り、前線のターゲットとして機能し始めた。でも、すぐにトーナメントを意識した采配となり、なにやら練習試合のような雰囲気が増えていった。まず、GKが菅野から水原に交代。特にケガした様子もなく、通常の交代のようにタッチを交わしていった。普通、GKの交代はケガか退場なので、こんなさわやかな交代は珍しい。たぶん、水原の実戦感覚を保つためのものだろう。さらに、山尾も交代。山尾は1回戦で警告を受けているので、今日もう1枚もらって3回戦に出られなくなるのを未然に防いだのだろう。

ゴール裏応援も確認した感想としてはまだイマイチ。この分は選手にはもう少し我慢してもらって、次は名古屋相手に全力プレーを期待!

2003/9/28 横浜FC 2-5 川崎フロンターレ

試合風景

先発
GK:菅野
DF:山尾 河野 早川
MF:小野智 横山 眞中 重田 臼井
FW:小野信 城

85分以降
GK:菅野
DF:小野智 山尾 河野 臼井
MF:横山 小野信 後藤
FW:レーマン 城

チームとしては1年半ぶりの横浜国際。しかしピッチは一週間前のスーパー陸上のハンマー投げ、さらに昨日のJ1でかなりボコボコ。ワールドカップが終わって芝の管理が厳しくなくなったとはいえ、今までの美しさはどこへ…。

今日は登録上3-5-2だが、実際は4-5-1。なぜわざわざ変えているかはわからないけど。試合内容は2度リードを許すも、それを追いつく粘りの展開。ボールを奪ってからのパス出しも多少良くなった感じで、1トップで城がポストプレーでファウルをもらいながらもけなげに踏ん張ってくれたのも大きい。

川崎も2度追いつかれ、あれ?と感じているのがうかがえ、攻撃もブラジル人頼みになりつつあり、ペースを握れるかと思ったところで、最近お約束?の退場者を出し、さらに早川もバテて全然相手を止められなくなり、立て続けに3失点してしまった。

早川は終了間際に交代したが、ここで入ってきたのが現役復帰した後藤。出場時間が短いのを分かってか、相手のDFラインまで全力でボールを追いまわす張り切りぶり!でも、ここ一番のスピードは若い選手相手にはちょっと苦しかったかな?

2003/8/23 横浜FC 1-2 ヴァンフォーレ甲府

後半試合風景

先発
GK:菅野
DF:山尾 ルディ 河野
MF:臼井 眞中 小野信 マシュー 小野智
FW:大久保 城

66分以降
GK:水原
DF:山尾 ルディ 眞中
MF:臼井 マシュー 小野信 小野智 横山
FW:大久保 増田

今日は開始前、最近改めて話題に上がっている練習場問題でサポーターから「練習場!」コール。すると甲府サポーターからもそれにあわせて「練習場!」。純粋に賛同しているのかと思ったが、甲府もいろんな場所を借りて練習をしているようで、自分達の分も含めてのコールだったらしい。

今日はまた3-5-2のフォーメーションに戻しての一戦。前回観戦の鳥栖戦では4バックに戻していたが、前節の広島戦の途中から再び3バックに。25節から本格採用された3バックでは比較的いい内容が続いているので、期待したいところ。最近特に失点の多い前半立ち上がりを難なく乗り越え、序盤からいいリズムで攻撃が展開された。

が、またもやここで悲劇が。まず前半に城が足に後方からタックルされ、続行不能となり交代。さらに後半は菅野がシュートに飛びついた際にゴールポストに頭から激突。一旦は立ち上がってプレーを再開したものの、1分と持たず倒れこみ、交代。今日はちゃんと控えにGKを置いていたので(!)大ダメージは避けられたが、それでも交代枠2つをケガで使ってしまったのは痛手。

失点後、攻撃の切り札となっている横山を入れ、1点を返し、さらに終了間際に攻め込んだが結局は追いつけず。まだまだ我慢の日々は続く…。

2003/8/10 横浜FC 3-1 サガン鳥栖

試合風景

先発
GK:菅野
DF:小野智 山尾 河野 重田
MF:横山 マシュー 小野信 臼井
FW:レーマン 城

85分以降
GK:菅野
DF:小野智 山尾 河野 重田
MF:吉武 マシュー 小野信 増田
FW:大久保 城

悲しいかな11位と12位の対戦。でも勝ち点差は8あり、すぐ最下位になるわけではないが、でも勝っておきたい試合。

しかし、またも前半立上りセットプレーからいきなり失点。いやな雰囲気でまた戦い始めることになった。前半は結局、FWがほとんどボールにさわれぬまま終了。

後半になると、なぜか前半はサイドバックの位置にいることの多かった横山がやっと前よりのポジションを取り、サイド突破を図る。…ってここまでは、まるで前回観戦の水戸戦とほとんど同じだな。

しかし、今日はここからが違った。まず、臼井がスルーパスを受け、同点ゴール!そしてマシューがミドルシュートで逆転!だめ押し点は増田からのクロスを城が合わせるという、バリエーションに富んだ得点パターンを展開した。これで、ようやく4月以来の三ツ沢での勝利となった。

そんな中、大ボケかましたのは電光掲示板。臼井のゴールのあと「ごーる」と表示し、通常のスコア表示に戻るはずが「HALF TIME」の文字。まさか、水戸戦のように同点で攻撃は一休みか!?と心配したが、幸いマシューがすぐ決めてくれた。しかし電光掲示板は「ごーる」のあと、今度は「ロスタイム5分」の表示。まだ後半30分前だったのに…。そのあと訂正の表示がされたが、それは「ロスタイム表示はあやりでした」。…あやまりでした、でしょ!!

2003/7/5 横浜FC 1-2 水戸ホーリーホック

試合風景

先発
GK:菅野
DF:小野智 山尾 河野 臼井
MF:小野信 高木 眞中 内田
FW:竹中 増田

83分以降
GK:菅野
DF:小野智 眞中 河野 臼井
MF:横山 高木 内田 重田
FW:大久保 増田

一時の守備崩壊から辛うじて立ち直り、ただ得点力も下がっている中、6試合得点をあげていない水戸との対戦で、粘り強く戦いたい一戦。

しかし、前半立上りセットプレーからいきなり失点。いやな雰囲気でまた戦い始めることになった。それでもここ4試合、GKを菅野に代えてからは1失点で切りぬけており、まず追いつけば、というところではあった。

でも、前回の山形戦でのパスのつながりの悪さは今日もまだ続いていた。今日は城が出場停止のため、FWに新加入の竹中が起用されたが、中盤からほとんどFWにボールが供給されず、気の毒にも前半のみで交替となってしまった。フィジカルの強さを感じさせる選手ではあったので、コンビネーションを磨いて再度出場してほしいもの。

この状況を打開すべく、後半開始から横山、さらに大久保を投入。徐々に左サイドから攻められるようになり、そしてこの2人から同点劇が生まれた。まず、センターサークル付近まで下がってきた大久保がポストプレー。フリーの小野信に球を預け、小野信から横山へロングパス。横山からのクロスをゴール前に上がってきた大久保があわせゴール!鮮やかなJ初ゴールを見せてくれた。さあこれから、と思ったが、なぜかここで攻撃の手が緩み、つながりがいきなり悪くなってしまい結局、後半ロスタイムに失点し敗戦。菅野もとうとう2失点を喫してしまった。

リードを許す展開が多いこともあり、DFを代えて攻撃の選手を投入することも多いが、その際交代となるのはどういう訳か山尾であることが多い。今日も大久保の投入時に交代で、ボランチの眞中をわざわざセンターバックに下げていた。こんなに途中交代の多いDFも珍しいのでは?

2003/6/1 横浜FC 0-4 モンテディオ山形

試合風景

先発
GK:水原
DF:小野智 眞中 マシュー 臼井
MF:北村 高木 小野信 吉武
FW:城 佐藤

56分以降
GK:水原
DF:眞中 ルディ 重田
MF:小野智 小野信 臼井 吉武
FW:城 大柴

昨日の台風4号絡みの雨が上がりうす曇の天気。三ツ沢の芝の上は湿気が充満し、スタンドでも風下にいればムワーッと湿気が来るのが分かるほど。今日に限れば晴れてなくて良かった。

メンバーは今季よく見られる控えGK抜き。故障上がりの選手が何人か入っているのが関係しているようだ。

今日は厄日。前半開始早々に成太が負傷退場すると、そのあとすぐにマシューが一発退場。そして、このあおりを食らったのがルディ。故障から復活して、でも今日は様子見でベンチだったと思われるのが、成太に代わって入ったと思ったら、すぐにセンターバックに。移籍してからはボランチばかりしていたのでコンビネーションも微妙にずれるだろうし、結局チームは4失点。

攻撃も一人少なくなって、パス回しがまったくさえない。今日の交代選手は皆怪我から復帰のルディ、重田、大柴だったが、戦力が揃うという意味ではいい方向なので、今日は練習の場とでも思うしかない!?

2003/5/5 横浜FC 1-1 サガン鳥栖

試合風景

先発
GK:水原
DF:小野智 山尾 マシュー 臼井
MF:横山 高木 ルディ 小野信
FW:ファンデルフェン 佐藤

56分以降
GK:水原
DF:小野智 山尾 マシュー 臼井
MF:吉武 高木 ルディ 小野信
FW:ファンデルフェン 神野

今日は小学生が入場料5円。ちなみに市営地下鉄は小児全線100円、バスは50円だったりしてるので、かなり安い観戦ができたようだ。

試合のほうは相変わらずのスロースタートで、前半に失点。しかし全般的にはこぼれ球や密集での奪い合いでは大半を奪っており、悪くはない感じ。後半立上りにファンデルフェンの初ゴールで追いつき、もう一歩で逆転…という感じはあるものの、シュートになかなかいけない。コーナーキックのチャンスも蹴ったボールが緩いせいかキーパーに直接取られるケースが多く、なかなか点につなげられない。

終了間際になると、それまで左サイドのコーナーキックを受け持っていた小野智が守備重視のため上がらなくなると、やむなく本来はターゲットとなるルディやファンデルフェンがキッカーに。しかし!彼らが蹴ったほうが速い、いい球がいき、鳥栖のDFにゴールライン上でクリアされる惜しいシュートも演出した。ハーフタイムの監督コメントで「コーナーの球を速く」というのがあったようなので、これをぜひ修正して点に結びつけよう!

2003/4/26 横浜FC 2-0 湘南ベルマーレ

試合風景

先発
GK:水原
DF:小野智 山尾 マシュー 臼井
MF:横山 高木 ルディ 北村
FW:ファンデルフェン 城

56分以降
GK:水原
DF:小野智 山尾 マシュー 臼井
MF:内田 高木 ルディ 早川
FW:佐藤 城

えらい強風の中でのゲーム。スタンドでも配布物やらが風で飛びまくる中での試合。さて、ユニホームを見ると、前回と異なり背番号が白になっている。今までの水色地に紺は確かに見にくかったのでいいのだけど、せっかく買ったレプリカユニホームが早くも過去のものに!

試合は風下の前半はボールがつながらずチャンスがほとんど作れない。湘南のフラット3はどんなものか見てみたかったのだが、それ以前の内容となってしまった。それでも無失点で前半はしのいだ。ところで今年からゴール裏サポの応援の歌がひとつ増えたのだが、湘南も同じ歌を歌っているのに気づいた。歌詞は湘南は日本語の替え歌、うちは「ロロロ~」と口ずさむだけでわずかに違うのではあるが…。

後半15分あたりから湘南の中盤が早くもへばってきたのか、プレスが弱くなってきた。これでボールをいい位置で持てるようになり、サイドへの展開も徐々に良くなってきた。こういう時間帯に点が欲しい…その願いを城がかなえ、ゴール前のこぼれ球を押しこみゴール!今日の城はキャプテンマークをつけ、特に前半は2列目で守備にも動き回る、まさにチームの中心として活躍。文句無しのMVPということで城に投票。

終了間際に途中出場の早川のJ初ゴールでダメ押し、そのまま試合終了。昨年1度も無かった、2点差での勝利でロスタイムも安心して過ごすことができた。後はここのところずっとチームのエンジンのかかるのが遅いので、前半からどんどんいこう!

2003/3/22 横浜FC 0-1 大宮アルディージャ

試合風景

先発
GK:水原
DF:小野智 早川 マシュー 重田
MF:小野信 高木 ルディ ファンデルフェン
FW:大柴 城

56分以降
GK:水原
DF:小野智 マシュー 重田
MF:横山 臼井 ルディ 小野信
FW:大久保 大柴 城

第1節で札幌に勝って「今年は違うぞ」という雰囲気のある中でのホーム開幕。さて開始1時間強前に球技場に着くと、長い行列が。もしかして開幕勝利効果!?と思ったが、よく見ると開門が開始1時間半前と、去年より遅くなっていた。どうもそのせいだったらしい。

新戦力の出来に期待して見たい試合、しかしどうも前線のボールのつながりが悪い。サイド突破を期待したファンデルフェンに至っては見せ場なく前半のみで交代。それでも他の戦力では、城はポストをたたく惜しいシュートを後半に見せ、トラップからシュートへの流れのうまさはさすがという感じ。マシューも安定した守備を見せていた。途中から早川を下げ、FWの大久保を投入したため3バックとなり、実質中央を1人で守ったがカウンターを慌てず防ぐなどしていた。

フリーキックでは、直接ゴールを狙えるかもという位置でもあえて頭で合わせてゴールを狙うようなボールを出していた。去年まではやりたくても出来なかった高さ勝負ができる顔ぶれが入ったのは新しい攻撃のオプションとしては楽しみ。

試合後のコメントとして、監督が「2つの顔をもつ」と言ったそうだ。第1節との差が激しかったということだろう。開幕から1ヶ月くらいでピークを迎えると開幕前に監督は言っていたので、今後安定してくることに期待!