1999年観戦ゲーム

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1999/12/12 天皇杯 3回戦 ヴェルディ川崎 横浜FC
1999/11/28 天皇杯 1回戦 横浜FC 新潟大学
1999/5/30 JFL 第1S 第7節 横浜FC ソニー仙台
1999/5/3 JFL 第1S 第3節 横浜FC 水戸ホーリーホック
1999/4/25 JFL 第1S 第2節 横浜FC ジャトコ

1999/12/12 等々力陸上競技場 ヴェルディ川崎 3−2 横浜FC

初めて迎えるJとの公式戦。当然、サポーターの意気込みもいつもと違う感じで、横浜から近い等々力にたくさん集まったが、反対側のゴール裏はなんともさみしく、いわゆるサポーターらしいのは、せいぜい数十人。こちらは数百人規模だから、はてどこのホームかなと思いたくなる光景。東京への移転が決定的だから少ないのか、この様子だから移転するのか…。

開始前

キックオフ。立ち上がりは押されたが、ある程度そうなるのは承知の上。粘り強くいくだけだ。前半途中に退場を出した川崎に対し、後半は横浜FCの攻勢。今日はつまらない横パスのミスなどがほとんどなく、Jを相手に集中の度合いが違うのが分かる。

特に目立ったのは元ヴェルディの高木(たかき)。重田の故障で交代で出場。これまではボランチで起用されていたが、パスの精度もよくなく、いい働きとは見えなかった。しかし、トップ下のポジションに入った今日は、まるで動きが違った。2列目からの飛び出し、前に出ていたキーパーをついてのロングシュートと、古巣相手にとても動きがよかった。

徹底したサイドからの崩しで揺さぶりをかけ、ファウルで止めるシーンも多く見られ、かなり川崎も苦しそう。パベルの2ゴールで逆転し、勝利が見えかけてきた。

しかし、あと10分ほどというところで同点にされ、延長に。最後はVゴールを決められ3回戦で敗退となった。3失点はいずれもロングパス1本でのカウンターからの失点。決めるところで決めた川崎のJ1らしさといったところだろうか。

この試合は、CS以外では初の横浜FCの中継試合。ビデオ録画してあとから見たのだが、Vゴールの時はかなり足が止まっていた。でも、それだけなり振りかまわず戦った姿は、充分来年以降に期待をもてるものだったと思う。

しかし、試合後の後藤へのインタビューの第一声が、「ナイスゲーム」。確かにいいゲームではあったけど、負けたチームのキャプテンに向かってそれはないだろうと思ったのだが…。

1999/11/28 平塚競技場 横浜FC 8−0 新潟大学

久しぶりの観戦。まず大ボケかましてくれたのは、先発メンバー発表時のアナウンス。「黄色のユニホーム、横浜FC…」なに?黄色って、…それ、ゴールキーパー用の色じゃないの?(ちなみに新潟大学は赤です)

試合中

さて試合は立ち上がり1分に先制し、2点目もその後すぐに奪ういいスタート。でも、そこからちょっとイマイチな展開に。点を取られても引いている新潟大に対し、まわりでボールを回すプレーが続く。ボールを回して相手を引き出すというやり方なのだろうが、その割にクロスを入れたり、シュートが打てそうなタイミングでも後ろへパスするシーンがあったりして、スタンドはかなり不満。リトバルスキー監督も、スタンドに向かってお手上げのポーズを見せるシーンもあり、思い通りではなさそう。

それでも4点を取って後半に入ったが、パスの不正確さも目立ち始める始末。だらだらとこのままいくのか、という感じだったが、それが変わったのが、5点目の稲垣のミドルシュート。

ここから、どういう訳かダイレクトの壁パス、サイドの深い切れ込みのドリブルやクロスが出はじめ、後半も4点。最後のほうはサポーターもある程度納得の展開となった。

ちなみにこの試合、もう一つ珍事が。それは新潟大の選手が一旦交代したのにそれが取り消されるというシーンが。途中で中断してかなりもめていたが、その場ではよく分からなかったので野球みたいに場内説明があるといいなあ。原因は登録ミスらしい(横浜FCホームページより)けど。

1999/ 5/30 三ッ沢公園球技場 横浜FC 1−0 ソニー仙台

試合中

無敗(5勝1分、勝点16)という結果を残して今日を迎えた横浜FC。しかしちょっと失点が多いのが気がかり。ということで守りも今日はきちんと見ていこう。

早目に競技場へ着いたが、入ると意表をつく前座試合が行われようとしていた。対戦は旭区選抜と栄区選抜の小学生でした。

さあメインのキックオフ。攻撃は右サイドの突破が中心。しかしクロスをなかなか上げられず、4試合連続4点以上の攻撃は思うようにいかない。注目の守備は相変わらず裏を簡単に取られたり、DFラインの横パスを取られそうになったり。GK大石の好セーブで失点はせずに後半へ。

どうもソニー仙台は引き気味に戦っているらしい。ということでソニーDF陣が近くに見える後半にそのあたりを見てみよう。と思ったが、横浜FCの右サイド突破が徐々に決まり出した。そして先制点も右突破からのシュートのこぼれ玉を有馬がヘッドで押し込んでゴール。このあたりからソニーは疲れてきたか、攻めにも切れ味を欠いてきた。DFもそれなりに守っている。さらにソニー仙台は退場者を出した。その後CKに気を取られている間に監督も退場になったらしいが、気づかなかった。うーんまだまだ見る視野が狭い。

しかし攻撃陣は中盤で比較的フリーでボール持てるせいか、高度なパスをねらうような感じでシュートを打たない。サポーターからも「シュートを打て!」「自分で来い!」という声があちこちから上がっていた。ビハインドのとき、これで大丈夫かなぁ。

1999/ 5/ 3 三ッ沢公園球技場 横浜FC 4−1 水戸ホーリーホック

三ッ沢へ帰ってきた横浜FC。その記念Tシャツも売られるなど、三ッ沢への思い入れはなかなかのもののよう。今日はゴール裏隅に陣取り、マフラーも買って声を出して応援。

試合中

キックオフ。横浜FCはまたも、CKから先制。続けざまにもう1点CKから奪い、今日は前回の二の舞はないか?そんな心配をよそに更に1点を取って前半終了、「いける」というムードがいっぱいに。

水戸の攻撃は多くがロングボールによる単純な攻め。それをことごとくDF渡辺一平がクリアし、まともにチャンスを与えない。渡辺一平は数少ない元フリューゲルス選手ということもあり、クリアだけでも大きな歓声。ちなみにスタメン発表でも最も歓声があがる。

後半途中には、水戸のGKがキャッチしたボールと、その後のゴールキックを続けてサイドへ出すミスキック。後方の横浜サポーターから冷やかされると、開き直ってガッツポーズ。面白かったけど、監督やコーチに見られてたら怒られそうだ。

1点を失ったものの、PKでパベルがハットトリックを決めて完勝。この2試合を見ると、セットプレーの技術は高いみたいだ。

1999/ 4/25 横浜国際総合競技場 横浜FC 2−2 ジャトコ

試合開始1時間ほど前から、サポーターが応援を開始。開始直前には、チームメンバーの紹介、監督らの挨拶などのセレモニーもあり、「いよいよ」という雰囲気が徐々に盛り上がってきた。セレモニーはゴール裏のサポーターによく見えるようにその近くで行ったのだが、それが分かっていればメインスタンドでなくそっちへ行ったのに…。ちなみにジャトコのサポーターはほんの数人。まあ、アマなので仕方はないかな。

終了後

そしてキックオフ。横浜FCは、CKから1点を先制。元Jリーガーばかりのメンバーの力の差を見せるのか、と思われたのもつかの間、DFラインの裏をつかれあっけなく破られるシーンが連発。逆転をあっという間に許してしまった。後半もこう着状態。

そして後半30分過ぎ、センターバックの遠藤と渡辺を前線に上げ、ロングボールの勝負に。ところがまともにパスが出ず、出てもグランダーばかりとちぐはぐ。だめか、と思われた終了直前、FKのこぼれ玉を押し込み同点、延長戦へ。

延長もつながりが悪く、延長後半にはDF重田が退場となり、点を取れそうな雰囲気は無くなってしまった。結局、そのまま終了、勝利で飾るまではできず。結成して間もないためかコンビネーションがよくなかったかなあ。これが直るかどうか注目。

今日は報道陣もたくさんいたのだが、特に延長に入ると横浜FCのVゴールの瞬間をとらえようと、ジャトコのゴール裏に集結。延長前半が終わりエンドが換わると、まさに民族大移動という感じで逆サイドへほぼ全員が動いた。ジャトコの立場は…とかも思ってしまった。