★初恋2★



          大好きだった人【再会】(2002.4.7)



        つづきがあったりして・・・



        高校の時、気持ちも伝えないまま卒業して5年が過ぎた秋・・・
        友達から電話がかかってきました。

        「ねぇ〜、お願いがあるんだけど・・・この間、高校の時のクラス会があって
        ○○君がもう一度友達を呼んで欲しいって言うのよ。すぐに帰って良いから、顔だけ
        出してくれない?・・・一度、飲みに行かないと、うるさいのよ。」

        その当時、納期のある仕事をしていた私は結構忙しかったりしたのですが
        まあ、友達の頼みだし、元々、飲みに行くのは嫌いでは無いので・・・あは。
        一応頭数って事で、夕方、四条京阪の改札に向かいました。

        約束の場所に近づいていくと、私を見つけた彼が・・・声を上げました。

        「★★さんですよね。僕、☆☆です。忘れちゃったかなぁ〜」

        そのときの私の顔はきっと固まっていたと思います。
        元々顔覚えるのが苦手な私が珍しく覚えている顔なんですから・・・

        そう、それは間違いなくペペでした。
    
        昔の事を話題にして飲んでいるぺぺ。
        友達が私に振られたとか・・・みんなに言ってます。
        う〜ん。それは違うような気がする。
        どちらかというと、私が振られたと思ってたもので・・・






        別れた後、考えました。
        このまま別れたら、私は先に進めないんじゃないか・・・って。

  
        次の日の夜、家を抜け出して、近くの公衆ボックスから電話をかけました。
        「もう一度会ってくれないかなぁ〜、ちょっと言い忘れた事があって・・・」



        


        「高校の時好きだったのよ。」って言うつもりだったんだけどね。



        結局言ったんだったかなぁ〜・・・言わなかったんだったかなぁ〜

        そこまでの記憶は結構あるのに、それから3年間の記憶はあまり無いのよ。



        勝手に自分で消しちゃってるのかもしれないな。