豊島・新宿支部

御挨拶
現在わが日本国は、高齢化という問題に直面しております。
総人口の17%(6人に1人)が65歳以上の高齢者の方々です。
そして、高齢化はそのスピードを緩めることなく、ますます加速して、半世紀の後には3人に1人が65歳以上という
超高齢化社会が到来すると予想されております。
高齢化問題は、私たちにとって、他人事の問題ではなく身に迫った切実な問題になってきております。
又、在宅介護に携わる家族にとっては、大きな負担となり、
ストレスが引き起こす二次的な問題も最近はよくニュースなどで取り上げられております。
在宅ケアには、多くの専門職が関わるので、
何が目的でどのようなケアがなされたのかを本人や家族が把握しにくく、
また、本人の状態や介護の状況を正確に伝えることは大変困難な仕事です。
介護に関するいろいろな情報を共有することができれば、
薬の2重服用といった事故等を未然に防ぐことができるのです。
そのような在宅ケアの不安とリスクを排除すべく、たくさんの方々の御協力を得て、この度
在宅(居宅)介護連絡記録帳(特許第3245593号)が誕生いたしました。
見開き2ページが1日分で、毎日つけていただくことで、
双方の心の通ったコミュニケーションがとれ、相互信頼が生まれます。
また、介護者同士がケアについての情報を共有するための申し送りノートとしての役割も果たします。
厚生労働省老健局長より平成14年5月20日付で、
各都道府県知事及び市長宛に効果的記録を改正実施する旨の通達がなされました。
それを受け、この介護連絡記録帳を全国に普及させるべく、
介護連絡記録帳普及会本部及び各支部を設立、発足いたしました。
本部と各支部の二人三脚で高齢化社会の福祉強化の担い手として一助になりたいと祈念しております。
平成14年8月吉日
在宅(居宅)介護連絡記録帳
豊島・新宿支部 村井 利奈

|