牛乳プリンって?
出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より

牛乳プリン(ぎゅうにゅうプリン)は、牛乳、鶏卵、砂糖などを原料とする洋生菓子の一種。ミルクプリン(英語 milk pudding)とも呼ばれる。
牛乳プリンは、カスタードプディングの変種で、主に、色が牛乳の持つ白いものであり、通常カラメルシロップをかけないという特徴がある。
原料の違いとして、カスタードプディングには全卵もしくは卵黄だけを用いるため、卵黄の黄色い色素が入り、黄色い色になるが、牛乳プリンには卵白だけを用いて、白く仕上げるのが普通。新鮮な牛乳、鶏卵、砂糖があれば、家庭でも簡単に作れるが、滑らかで、均一なものを作るには、ある程度のコツがいる。
また、カスタードプディングにおけるケミカルプリンと同様に、市販の製品には、加工性を良くしたり、コストを抑える目的で、寒天やゼラチンなどの凝固剤を用いるものもあるが、本来の姿ではない。
日本では、牛乳瓶風のガラス容器で加熱した、全卵使用のカスタードプリンを「牛乳プリン」と称している場合もある。北海道や福岡県などにメーカーがあるが、原料や製法の違いによる名称ではなく、容器によるものと思われる。

三省堂「大辞林」より

プリン:「一般にはカスタード・プティングをいう。 米・小麦粉・肉などに牛乳・卵・果物や調味料を加えて煮たり 蒸したりして固めた、柔らかい食品の総称。」
カスタード:「牛乳・卵・砂糖を混ぜ、香料を加えてクリーム状に したもの。」
カスタード・プティング:「底にカラメルソースを入れた型に カスタードを注いで蒸した菓子。」
牛乳:「牛の乳汁。白色で脂肪・たんぱく質・カルシウム・ビタミン が豊富に含まれ、栄養価が高い。」
ミルク:「乳牛からしぼった乳。」
ミルク色:「わずかに黄味をおびた白色。」
カフェオレ:「コーヒーにほぼ等量の温めた牛乳を入れた飲物。」

ちなみに牛乳プリンの原材料の牛乳の定義は
生乳:乳牛から搾ったそのままの乳のこと。
牛乳:乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上のもの。
原料は乳牛から搾ったままの新鮮な生乳だけ。 脱脂粉乳:生乳から乳脂肪分だけ取り除いたもの。

nonaの定義
・牛乳を使用しているので、色が白いこと。
・原料に牛乳もしくは乳製品を使用していること。 (ただしチーズが主体となっていてはダメ)
・原料に卵黄が入っていないこと。 (入っているとカスタードになってしまう)

さらに厳密に区分すると、
牛乳かん:牛乳を寒天で固めたもの。
牛乳ゼリー:牛乳をゼラチンで固めたもの。ソースをかけたりいろいろと加えることもある。
パンナコッタ:イタリアのお菓子で、牛乳と生クリームをゼラチンで固めたもの。
牛乳プリン:牛乳をゼラチンで固めたもので、コーンスターチや卵を使うこともある。