たわごと その2
「宇都宮宝石店強盗放火殺人事件初公判」
(平成12年10月11日)
宇都宮市で起きた宝石店強盗放火殺人事件の初公判が、10月10日宇都宮地裁で開かれました。 蛇足ながら説明しますと、この事件は平成12年6月11日、篠沢一男被告が客を装って宇都宮市の宝石店に入り、店内にいた6人の女性従業員を縛り上げて店の奥の休憩室に押し込めた挙句、ガソリンを撒いて火をつけて焼き殺すという、大変惨たらしい事件であります。 さて、話は戻りますが、公判において篠沢被告は「決して殺すつもりはなかった。脅すためにライターをすったら火がついてしまった」と殺意を否定したのです。 いかがなものでしょうか?彼はその時点ですでに宝石類を自分のバッグに入れ、女性従業員たちを全員縛って身動きとれない状態にしておいて、さらに奥の部屋に押し込めていたのです。何故そこで殊更に「脅す」必要があったのでしょうか。目的を達成したのだから、早々に立ち去ればよかったのです。従業員たちの自由を奪ってあるのだから、十分に逃げおおせる時間はあったはずです。 おそらく大方の人々の見方と一致するでしょうが、彼は証拠を隠滅する狙いで火を放ったのでしょう。定石といえば定石。わざわざガソリンを隠し持って店を訪れたわけだから、すべて計画どおりであったに違いありません。 それにしても、あまりに見苦しい言い訳ではありませんか。もちろん、こんなフザけた言い分が通る訳はないと思いますが・・・。 ともかく、篠沢一男被告の如き人間には正義の鉄槌の下されんことを願うばかりです。極刑?当然でしょう。 なんだか、2回目にして少々固いことを書いてしまった・・・。 |