<ボビー・フィッシャーの日本潜伏入門>           大会トップへ      


過去に発表された記事を紹介します。

 2004/07/16 13:43告知「成田にて元世界チャンピオンR.J.フィッシャーが逮捕 ;随時続報」

「チェス「幻の英雄」を成田で収容 入管法違反容疑で」 

チェス界で史上最強ともうたわれ、いっときは「米国の英雄」だった元世界チャンピオン、ボビー・フィッシャーさん(61)が14日、成田空港かフィリピンへ出国しようとして、入管法違反の疑いで東京入管成田空港支局に収容されたことがわかった。米国への退去強制手続きが進められているという。 

 フィッシャーさんは14歳からチェスの全米選手権で8連覇し、旧ソ連が独占していたチェス世界選手権の王座に72年、29歳で就いた。その後、75年のタイトル防衛戦で対局を放棄し、行方がわからなくなった。数年前から日本を生活の拠点にしていたとみられる。 

 92年にユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)で開かれた72年の再現対局に勝ち、300万ドルを超す賞金を得た。当時、米国はユーゴを経済制裁の対象にしていたことから、フィッシャーさんを制裁違反の罪で起訴、事実上の国外追放処分(*)となっていた。 

 成田空港支局は、入国の経緯も含め、事情を聴いている。

(07/16 07:11) 
 http://www.asahi.com/national/update/0716/008.html


 2004/07/16 13:52告知「R.J.Fischerの逮捕 続報」
R.J.Fischerの履歴については以下のサイトを参照してください。
http://www.aritearu.com/Life/Chess/Fischer.htm

ICCで噂に成っていたフィッシャーの日本滞在は本当であった。
 カルポフとの防衛戦を前に世界から姿を消したR.J.フィッシャーは20年振りとなった。
 1992年のスパスキーとの再戦後、再び姿を消した。
 その後は、アラブの大富豪の下で暮している。亡命した。いや日本に住んでいる。

と様々な憶測が流れていた。今回、フィッシャーが現れたのは10年振りと言えよう。

 以下のように、日本の滞在を以前より指摘しているサイトもあった。

ロバート・ジェームス・フィッシャー 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC 
 

 ニュースリソースとしては先程お送りした朝日のニュースしかありませんが既にTVではフジTV、読売の朝のニュースで流されていた模様です。
 おそらく、近いうちに全局で放映するのではと思います。

2004/07/16 14:47告知「R.J.Fischerの逮捕 続々報」
成田空港からフィリピンへ出国しようとして、入管法違反の疑いで東京入管成田
空港支局に収容されたことがわかった。米国への退去強制手続きが進められているという。 
 
 との事なので、USAへの引渡しは確定的であると思われます。
現在、話題になっているジェンキンスさんのケースと同じく、引渡し後は厳しい措置が待ち構えているのではないかと思われます。ィッシャーには1992年のユーゴスラビアでのマッチに対して、制裁金数億円と逮捕状が出ていた記憶があります。 

 処で、事、此処に至るとやはり気になるのは、5W 1Hの残りにあたる「なぜ」そして「どうやって」だと思います。

1.何故、滞在地が日本なのか、日本でなくてはならない理由が有ったのか
2.過去数年に渡り日本を拠点にしていたなら、どの様にして出入国を繰り返していたのか
3.誰がフィッシャーを保護して(匿って)いたのか(生活や連絡の必要性)

 特に最後に関しては、誰かが生活費等を賄っていた場合、その人物はフィッシャーに接触を持とうとするはずである。その誰かはチェスに興味があり、日本に滞在しているか、日本に近しい関係を持っている誰かである可能性が高いと思われる。
 また、フィッシャーが日本語が堪能であるとの話も聞かないので、少なくとも日本人の協力者がいると思われる。
  その誰かを仮にミスターXとする。

 果たして、ミスターXはいるのか、そして、彼(または彼女は)はどのような人間なのであろうか。
 フィッシャーと直接面識があり、英語が堪能で交渉能力に長けた人物、そしてその人物はチェスと関わりのある可能性が高い。のような人物は限られているように思われる。
 
 また、その人物は普段から、フィッシャーを匿っているという責任と黙秘の必要性から、精神的にプレッシャーを感じ、フィッシャーに付いて、何らかの情報を語っているのではないだろうか。

 日本には幾つかチェスの組織があり、様々な可能性が浮かぶが、確定情報が入るまで論議を避けたいと思う。

2004/07/16 15:57告知「R.J.Fischerの逮捕 続々々報」
海外のサイトでの関連情報を紹介します。

http://observer.guardian.co.uk/osm/story/0,6903,871707,00.html 
http://home.att.ne.jp/moon/fischer/

前者は2003.10のニュースでフィッシャーの日本滞在について踏み込んで書かれている。
 未だ、Chess Base,New In Chessではフィッシャーのニュースは無いようです。

 さて、前回の?の疑問、「なぜフィッシャーの滞在先が日本でなくてはならないのか」に上記のサイトは答えを出している。

http://observer.guardian.co.uk/osm/story/0,6903,871707,00.html 
This may explain why Fischer now lives in Tokyo, where chess buffs 
are virtually nonexistent and he can live in complete anonymity. 
He walks into bars unrecognised and converses with women who have 
no idea who he is. 'Bobby has always liked Japan,' says Larry Evans, 
the five-time US chess champion. 'He likes their subservient women.' 
The culture, too, is a draw, according to Harry Sneider. 'Bobby loves 
Japanese food, the great mineral baths, and the electronics.' Others, 
however, insist that Fischer chose Japan for a different reason. ' 
Bobby needs to be in a place away from the Jews,' one woman says

この事は、フィッシャーが何故、チェスマニアが事実上皆無で完全に匿名で生きて行くことのできる東京で今フィッシャーが暮らしているのかの説明になるかもしれません。
 彼は気付かれる事なく、バーに行き彼の事を全く知らない女性と話します。
「ボビーは日本が常に好きでした。」ラリー・エヴァンス(5回の米国チェス・チャンピオン)は言います。「彼は彼らの(?)貢献する女性が好きです。」ハリースナイダーによれば、文化も彼を惹きつけているという。「ボビーは日本の食物、温泉そして電気製品が好きです。」しかしながら、フィッシャーが全く異なる理由のために日本を選んだと主張するものもいます。ある女性は「ボビーはユダヤ人から場所に離れた場所に住む事を望んでいる。」と言っています。
 
 フィッシャーは彼自身、ユダヤ人であるにも拘わらず、ユダヤ人の迫害や女性に対する蔑視などの極論の持ち主である事がラジオのインタビューで明らかになり、チェスファンを大いに落胆させたことがあります。

 「女性は弱すぎる、やってられない。」という彼の発言は、比較的大人しい方の発言だといえましょう。


参考までに
http://homepage2.nifty.com/zatsudai/oz_047.htm

 2004/07/22 04:21告知「Bobby Fischerを探して 4」

フィッシャーの続報をご報告します。
 メールによる情報を期待していたのですが、反響こそ大きかった物の新しい情報が入ってこないので手持ちの情報を公開します。
何かご存知の方は、此方にお知らせください。 
 
 前回、メールを致しました夜、大手チェスサイトChess Baseにてフィッシャーの日本での拘束が報じられました。
http://www.chessbase.com/newsdetail.asp?newsid=1792
 
 此方には大した新情報はないのですが、アメリカ大使館で公式に認めた事に成っています。
更に、ChessBaseでFischer's websiteとして紹介されているサイト(http://home.att.ne.jp/moon/fischer)に面白い情報が載っています。

 頭には、私たちはTakashi Okamoto氏に即時と無条件のリリースを要求しますと書いていますが、岡本氏がどのような人物なのかは未調査です。

 此方の記事の最後で、第三国への亡命の募集を行っているのですが、この連絡先が、実にJCAなんですね。何ででしょう。

(抜粋)
He urgently requests at immediate offer of political asylum from a friendly third country. Any country wishing to 
offer Bobby Fischer political asylum should do so immediately at the following address: Miyoko Watai Japan Chess 
Association, Nishikamata 8-2-1-220, Tokyo 144-0051, Japan Tel & Fax: 81-3-3735-3675 E-mail: info@...
This is a matter of life and death for Bobby. Thank you! 

彼は、至急親しみのある第三国から政治亡命の即時の提示で要求します。ボビー・フィッシャーの政治亡命を提示したいどんな国
も、次のアドレスでそのように行うべきです:Miyoko Watai日本チェス協会、Nishikamata 8-2-1-220、東京144-0051、日本電話番号
&ファックス:81-3-3735-3675の電子メール:情報@jca-chess.comこれはボビーのための生および死の問題です。ありがとう!

亡命先の募集の連絡先が何でJCAやねん

 因みに、2004/07/16の昼にお電話した所、朝からフィッシャー関連の問い合わせが殺到していると
事務の友崎さんが仰っておりました。また、渡井さんはそれに伴い、外出していた模様です。

2004/07/22 04:21告知「 Bobby Fischerを探して 5 Rumors」

未確認情報です。ネット上の風説ですが最後の情報として3例、挙げて於きます。
確認は、各個人でおとり下さい。一応之で最後です。

(1) 調べたところ米国政府は1992年12月15日連邦コロンビア地方裁判所が出 した逮捕状(ユーゴスラビアに対する経済制裁措置違反)を理由に2003 年12月11日付けでフィッシャー氏が所有している米国政府発行のパスポー トを失効させている。フィッシャー氏は米国籍なので、今後は米国へ 強制送還された後、拘束、訴追の手続きが行われるのではないかと思う。 

フィッシャー氏のパスポートは昨年末で失効しているが、米国への帰国 を制限するものではなく、また、日本国への入国の事実もパスポートの 失効により無効となるものではない。つまり、失効してから初めて税関 を通ったのが今回と思われ、今回の拘束そのものには特に深い意味はな いかと思われ。 

そもそも1992年当時のユーゴスラビアは国連の経済制裁決議下に置 かれていた。当時、国連を遵守していた米国(!!)はユーゴスラ ビア国内での米国企業、米国市民の一切の商業活動を禁止していた のにも関わらず、チェス世界マッチがユーゴスラビアで開催された 際にフィッシャー氏は米国政府からの警告を無視してユーゴスラビ ア国内で試合を行った。世界的な有名人があからさまに国連決議に 反する行為を行ったことを重視した米財務省はフィッシャー氏を連 邦政府命令違反で訴追した。というのが経緯となっている。この件 で有罪が立証された場合の最高刑は25万ドルの罰金と最大10年の禁 固刑となっている。 

ただし、フィッシャー氏がユーゴスラビアでの試合に応じたのは金 銭目的ではなく、当時、恋人がユーゴスラビアに居たのが動機とな ったとする伝記作家もおり、さすがに伝説上の人物だけに錯綜とし ている。 
(2)
フィッシャー氏のパスポートの失効手続きは2003年12月11日付けで在 フィリピン米国大使館が行い、当時フィリピンに居たフィッシャー氏 に通告された。その後、60日間は猶予期間が置かれていたため、猶予 期間内にフィッシャー氏は日本に再入国を行った。その後は日本に居た が7月15日付けで再び成田で出国手続きを行ったところ、パスポート の失効を理由に東京入国管理局によって拘束された。 

2003年12月11日付けでフィッシャー氏のパスポートを失効させて、身柄 の確保に動いた動機付けは明らかでないが、昨年末から米国は入出国 管理を厳格化させる方向で法制度、運用の見直しを行っており、おそら くその影響で、長年、放置されていた手続きが改めて執行されることと なったのではないかと思う。 

(3) ヤフーの記事では渡井談として、フィッシャーはしょっちゅう パスポートを利用して海外に渡航していたらしく、それが何故 今年になって突然無効とされたのか分からない。(その記事は見つかりませんでした。)


2004/07/24 18:27告知「Bobby Fischerを探して 6 夏開での発表」
日本チェス協会の会長代行の渡井美代子氏が、先日のサマーオープン閉会式にて、フィッシャー氏に付いての説明を行ったそうで
す。(2003.7.19)

 参加者に拠りますと、以下の様な説明であったらしい。(ほぼ引用)

渡井さん曰く、フィリピンの大使館宛てにパスポート失効の書類だかが届いた頃には、すでにフィッシャーは日本に戻ってて、今ま
でそのことを知らなかったのだとか。フィリピンに届いた書類の中には、その決定に不服がある場合は90日だか以内に反論する権利
があったらしく、フィッシャーは何も知らなかったのだから、これからそれを行使できる可能性があるとか…
 
 JCAには相当な数のメールが来て、多忙なそうで、今回のTDは岩崎・ケイキンだったそうです。

 閑話休題、サマーオープンでの棋譜で気になった試合がありました。
頂いた棋譜の最終局面(55手目)で白の時間落ちとなった様なのですが、この時、黒からドローにする手がありました。局面は以
下。

白:Kf3 Rh7
黒:Kh3 h4 Rg2

 ここで、白のR*h4+が好手。
 規約では、タイムアウト後、勝ち手順やドローの手順(物理的に相手が勝てないという証明)を行う事が出来れば、時間負けではな
く局面を優先させる事になっています。この場合、強制でK*h4,K*g2と進み、Kしか残らず引き分けとなると思われます。
 試合後に、この事を指摘した場合TDとしては、ドロー裁定をすべきだと思うのですが、どうでしょうね。

2004/08/18 22:37告知「渡井さんとフィッシャー結婚」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040817k0000m040114000c.html 
元チェス王者: 日本協会の渡井さんと婚姻手続き
 無効の米国旅券を所持していたとして、出入国管理法違反容疑で東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されているチェ
スの元世界王者、ロバート・ジェームス・フィッシャーさん(61)が、日本チェス協会の渡井(わたい)美代子事務局長(59)
と婚姻手続きを進めていることが16日、分かった。

 フィッシャーさんの代理人の弁護士が明らかにしたもので、フィッシャーさんは00年から渡井事務局長と同居しており、すでに
婚姻届に署名済みという。渡井さんは過去4回、チェスの「全日本女子チャンピオン」に輝いた腕前という。

 フィッシャーさんは92年、米国が経済制裁中のユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)でチェス対局をし、米国の通商禁
止法令違反に問われ、現在は同国への強制送還手続きが進んでいる。

 フィッシャーさんはこれまで、プライバシーを一切明らかにしておらず、日本人女性との結婚を明らかにすることで米国への送還
を避ける意図があるとみられる。

 これまでの報道では、フィッシャーさんは独身だが、90年代はハンガリーの女性チェス棋士が恋人だった。また、フィリピンか
らの報道では、フィリピン人棋士が15日、「フィッシャーさんにはフィリピンに妻と子どもがいる」と発言、フィリピンへの亡命
を認めるよう、アロヨ大統領に要請した。【田嶌徳弘】

毎日新聞 2004年8月16日 23時02分


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2004/08/19 00:38告知「ボビーフィッシャーの日本潜伏入門 (8)」
Fischer, Robert J
http://www.fide.com/ratings/card.phtml?event=2000016
http://www.aritearu.com/Life/Chess/Fischer.htm

 現在、FIDEレート2780となっていますが、World Rankingでは、
There is no player with such ID numberとでるので、FIDEではアクティブプレーヤーとして扱っていない模様です。

2004/7/17以降のニュースでは

17日AP電。 
ジェンキンス氏の日本での治療に米国側が理解を示したという記事のなかで、奇妙なことに金曜日の入国管理局のフィッシャー拘束発表後、ジェンキンス氏が自由になるチャンスに弾みがついた。 

AP電。成田発 

匿名を条件にAPの取材に応じた入管当局者は、 日本政府がフィッシャーの強制送還を準備中であることを明かした。 
フィッシャーの身柄は成田にあるが、記者の面会の申し入れは拒絶された。 

当局者はこれ以上のコメントを拒否したが、 
フィッシャーが送還の決定に異議を唱えることは可能だという。 

「フィッシャーは選挙向け政治ゲームのポーンにされている」 
昨日、フィッシャーの義兄はメディアに対しそう語り、 今回の日本でのフィッシャー拘束についてブッシュ政権を非難した。 

http://munaguruma.blogs.com/jp/2004/07/post_8.html 
アメリカ在住の人文系研究者のリポート
「要するに、日本は、ジェンキンス氏のケースは特例であって、他の場合はアメリカの指名手配犯の捜査に協力しますよ、という姿
勢を示した、ということになる。これだけでは、実際にこの二つの事件に関連があったかどうかはわからない。しかし、米国メディ
アがこの二つの事件を関連づけて報じているということは同じくらい重要である。結論だけ言うと、フィッシャー氏の第三国亡命、
あるいは日本への釈放はなくなった。ジェンキンス氏のケースが進行中の今、日本がもう一人アメリカの指名手配犯を逃がしたら、
日本はアメリカ当局に協力しない亡命天国というイメージを与えてしまう。メディアはそう報ずるだろう。こうなったらアメリカ当
局はフィッシャー氏、ジェンキンス氏の両方の身柄を求めてくるだろう。ジェンキンス氏のゲームを続けなければならない日本政府
(ジェンキンス氏の身分についてはっきりした法的保証がまだないということは、CSMの記事にも書いてある)としては、このよう
なリスクは取り得ない。フィッシャー氏は、本当に不運というか、悪い場所に悪いタイミングで居合わせたとしか言いようがない
が、仕方ない。最初の拘束の動機やいきさつがどうであれ、こういう展開になってしまった以上、私は日本政府がフィッシャー氏を
米国政府に引き渡しすることを支持せざるを得ない。」 


ニュース拾い読み。 

在日アメリカ大使館は今週早々(7/19)、複数のメディアが推測しているような、 ジェンキンスとの件とのかかわりは一切ないとコメント。 

フィッシャーは日本の法相に異議の申し立てを行っている。 
「自分はなにも悪いことはしていない」 法相がこれを認めれば彼は釈放されるが、そうでなければ強制送還の正式命令がくだされるだろう。 こうした場合、処置は数日で決まることが多いが、数週間にわたる場合もある。 

渡井氏が水曜日にフィッシャーに面会。 
フィッシャーが苦々しく語ったところでは、 拘留の際には頭部をバッグでおおわれ、手荒な扱いをうけた。 
入菅職員ともみ合いになったとも。 

入菅側はこれについて、規定を理由にノーコメント。 
また、フィッシャーの送還手続きは進行中だが、どの段階かは答えられないとした。 

今回の拘束は晴天の霹靂であり、日本をとても愛するフィッシャーとしては、 空港でなぜ突然このようなことが起こったのか理解できないでいる。 
4月には日本に入国できたそのパスポートは期限がまだ3年残っている。 
フィッシャーはいつもパスポート期限に十分注意していた。 


2004/08/19 00:58告知「ボビーフィッシャーの日本潜伏入門 (9) 私の見解」
今回の件は、日米共にインドネシアで曽我さんと面会を果たし、日本に来たジェンキンスさんとの関連で進んでいることが見え隠れしている。
 ジェンキンスさんは北の内部情報も握っており、司法取引が上手く行った場合、小泉内閣としては、支持率以外にも大きな国益があると思われる。
 合衆国としても、そうそう特例を出すわけにも行かない訳で、日米で関心の差のあるFischer問題はお互いバーターにするには之以上ない素材であり、私はフィリピンでパスポートが無効にされた問題は、合衆国側の仕掛けた事件ではないかと感じている。
  日本で報道が少ない点に付いても、その方が好都合だからという理由で積極的にニュースとして流していないのではないかとすら思う。そういう意味でも、Fischerサイドに都合の良い展開になるかどうかは難しいところだと言えよう。

 とはいえ、日本がもし、フィッシャーを自由に使える状態になった場合、チェス界としては様々なプランが可能になる。
 いずれ、JCAには提言するつもりではあるが、例えば、現在の著名GMはFischerに憧れている世代が多い。
 東京でGMトーナメント、もしくはIMトーナメントを行った場合、フィッシャーが出場する条件で、海外のスポンサーが必ず付いてくれると思う。
 また、著名GMが賞金、招待など度外視で出場してくれる可能性も高い。
 私ならば、ここに一人以上、日本人プレーヤーに参加させて、海外のメディアを呼ぶ。
 その場合、日本のメディアに問い合わせが殺到し、結果的に日本のメディアも付いてくるので、一石五鳥位の効果がある。

 もっとも、Fischer自身は高いFIDEレートでの対戦を望んでいないかもしれない。注目されるイベントは、バーターで参加するとしても、気乗りはしないかもしれない。その場合には、もっとJCAにメリットのある、ウルトラCも考えている。
 ヒントは、今回、神戸で行った方式と似ている。
 時期は、オリンピック終了後の、年末などが良いのではないだろうか。
 Ficsherが送還されるようなら、絵に描いたもちに過ぎないのではあるが。
 


2004/08/19 00:59告知「ボビーフィッシャーの日本潜伏入門 (10) Japan Times 7/30」
Japan Times 7/30
  http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nn20040730a3.htm
 (機械翻訳)
支持者は、ドイツの中にチェス伝説フィッシャーを求めて保護施設へ行く アケミ中村のそばで スタッフライター 

逃げたチェス伝説ボビー・フィッシャーの支持者は、ドイツを含んで、彼らがいくつかの国にアメリカの政治的な保護施設を提供するよう頼んでいると東京で木曜日に言った。 
彼の父がドイツの市民であったので、ドイツがフィッシャー市民権を与えて、彼を出すことができるかもしれない在日外国特派員クラブで、ジョンBosnitch(Free Bobby Fischerへの委員会の頭)は記者会見にパスポートを話した。 

フィッシャー(61)は、成田国際空港でフィリピンに便に乗り込もうとした後に7月13日に拘留された。彼は、無効にされたアメリカ・パスポートとともに旅行していた。 

彼は旧ユーゴスラヴィア(ボスニアHerzegovinaで対立について押しつけられる)に対して、NATO経済制裁を冒涜するためにアメリカ合衆国に欲しくされる。そのとき、彼は当局に挑んで、ボリスSpasskyでチェス試合をするために1992年にそこに行った。 

しかし、Bosnitch(日本に住んでいて、何度か引き留めにおいてフィッシャーに会ったカナダのコミュニケーション・コンサルタント)は元世界チェス・チャンピオンが彼が日本を去ろうとしたとき、彼のパスポートが有効だったと主張すると言った。 

彼はフィッシャーが追加のページを彼のパスポートで受けると付け加えた。そして、それがいっぱいになったあと、11月のベルン(スイス)のアメリカ大使館から、1997年に公的に与えられた。 

それに加えて、フィッシャーは彼が彼のパスポートが無効にされたと述べているアメリカ政府から、少しの手紙も受け取らないと言ったと、Bosnitchが言った。 

支援グループはそれが法務省のImmigration Bureauに対する訴訟を起こす予定であると言った。そして、フィッシャーのパスポートのそのconfiscationが無効であると主張した。 

Ichijiイシイ、元参議院メンバーと保証人の働きをしている友人と一緒の水曜日(暫定的なリリースのためにファイルに入れられるフィッシャー)の上で彼が保釈を与えられる。 

Miyoko Watai(日本Chess協会長)によれば、フィッシャー(1972年のその人は世界チェス・チャンピオンシップに勝つような最初のアメリカ人になった)が2000年以後日本にいた。 Wataiは、最初に1973年にフィッシャーを知っているようになった。 

日本で、彼は時計メーカーへのアドバイスに関連のために新しいチェス時計を開発することのセイコー社を与えて、Wataiとイシイによれば、新しいチェス戦術を開発していた。 

彼が認められることなくのまわりに歩くことができたので、フィッシャーは日本にあるのが好きだったと、チェスがここでそれほど人気がないので、Wataiが言った。 

Bosnitchは、グループが彼の追放プロセスの中のフィッシャーの人間で法律の権利を守って、「ここまで明らかに不当で不法な追放処理であること」に挑戦する法廷闘争に備えて、チェス・マスターのために対する世界的な支持を手に入れるために働くと言った。 

「我々がここに出発したこの戦いは、ここで終わらない。ボビー・フィッシャーが法的にパスポートとともに自由に歩いて、彼の人生を楽しみ続けるまで、それは続く」と、彼が言った。 

ジャパン・タイムズ: 2004年7月30日 


2004/08/19 01:35告知「窮地に陥ったチェス名人(Checkmate for grandmaster)」
少々古い記事ですが、オーストリアの記者がフィッシャーを捜してチェス協会(アパート)を訪ねています。
日本のリンクにありました。

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/07/200311.html

「窮地に陥ったチェス名人(Checkmate for grandmaster)」
(シドニー・モーニング・ヘラルド紙2003/11/27)

ボビー・フィッシャーは、そのアメリカ合衆国に対する攻撃と反ユダヤ主義的発言により、社会の除け者にされてしまった。シェーン・グリーン記者は、世界一のチェス名人と言われる男を見つけ出し、なぜ彼がそんな賭けに出てしまったのかを探った。


東京の中心から西に8つ駅を過ぎれば、スーツ族が活動するビジネスエリアから遠く離れた労働者の町、蒲田へとたどり着く。駅を出て、靴磨きが商売を伺う前を通り過ぎ、スーパー前に陳列されたプラスティック雑貨に引き寄せられる買物客の流れに身を任せる。

そこからちょっと歩くと、ようやく目的地に着いた。日本チェス協会の本拠地は、住居を兼ねたオフィスの立ち並ぶ地域にある。建物の2階に上がり、220号室と記されたグレーのドアを目指す。ノックをして待っていると、中年の男性が廊下の突き当たりで携帯電話に怒鳴っていて、その声が古ぼけたリノリウム材に反響している。

チェス協会にはふさわしくない場所のように見えるが、特別な捜索活動に従事する者にとっては、珍しいことに出会うのは慣れている。史上最も偉大なプレイヤーと称されることもあるアメリカのチェス名人、ボビー・フィッシャーを探しに来たのだ。

話によれば、60才のフィッシャーは日本に住んでいて、チェス協会に連絡先を教えているということだった。ドア越しに応えた協会の若い事務員は、丁寧に名刺を受け取り、ボビー・フィッシャーとの対面について責任者に連絡をとる約束をしてくれた。

しかし、もしフィッシャーがドアから姿を現して、話をしたとしても、チェスの話に及ぶことはほとんど期待できないだろう。最近では、フィッシャーは、もうひとつのゲーム---妄想、敵意、反ユダヤ主義と評される類のゲームを闘っている。合衆国当局から追われて、フィッシャーは隠遁者となっていた。

「隠遁者」とは正確な表現ではないかもしれない。彼のために時間を割いてくれるラジオ局があればどこでも、自身の持ち味である辛らつな言葉で世間に登場するからだ。1999年から、アイスランド、ハンガリー、フィリピンのラジオ局による一連のインタビューで、フィッシャーは自身のテーマをしゃべりまくった---「アメリカ合衆国は“おぞましき”ユダヤ人たちによって支配されており、自分は世界中のユダヤ民族から迫害を受けている」

フィッシャーはまた、カリフォルニアにある貯蔵庫に収蔵していた合法的な個人財産が騙し取られ、違法に売り払われたと主張している。

世界のほとんどの地域で、彼の憎悪に満ちた主張は無視されていた。しかしそれも2001年9月11日までだった。同時多発テロが発生して数時間後、興奮したフィッシャーはフィリピンの バギオにあるラジオ・ボンポ局に急行した。

「素晴らしいニュースだ」フィッシャーは言った。「奴等のクソッタレな頭を蹴り飛ばす時だ。アメリカの息の根を止める時だ。」「(テロ行為を)私は賞賛する。アメリカとイスラエルは何年にもわたりパレスティナ人を虐殺してきたのに、誰も気にもしなかったんだ。そのツケがアメリカにやってきたんだ。クソッタレのアメリカに。アメリカが全滅するのを見てみたいもんだ」

インタビューのニュースは世界中を駆け巡り、必然的ながら反響がやってきた。昨年(2002年)2月、「公共の場での嘆かわしい発言」を理由に、アメリカ合衆国チェス連盟はフィッシャーを除名した。

ラジオ・ボンポ局のパブロ・マルカド氏にとって、問題となった番組はフィッシャーと彼にとって13回目のインタビューであり、それが最後であった。マルカド氏は、フィリピンチェス名人のユージン・トーレ氏からフィッシャーを紹介されていた。フィッシャーがフィリピンに来るときは、夕食を供にした。

「彼は非常に強い個性の持ち主だと思う」マルカド氏はそう言うと、フィッシャーの発言についての道徳的判断については言及を避けた。「フィッシャーは話しやすい人物だが、それは彼が信頼する相手に限ってのことだ。その頃の彼は私を信頼してくれた。彼は気安い男で、独自の観点を持っている。もちろん声も大きいよ。アメリカ人だからな」

かつて、フィッシャーはアメリカンヒーローだった。彼が頭角を現したのは1956年、最年少の13歳で全米チェス王者になった頃からだ。キャリアの頂点は1972年にアイスランドで開催された世界大会で、ソ連のボリス・スパスキーと対局した時だ。その対局はやがて冷戦の象徴となった。フィッシャーは勝利し、国家の英雄となったのである。

その後、フィッシャーはトーナメント出場をしなくなった。その理由については様々な憶測を呼んでいるが、フィッシャー対スパスキー対局のテレビ放映を企画したシェルビー・ライマン氏は、アトランティック・マンスリー紙の記事で語っている:「負けず嫌いなのと、伝説を壊すことが、フィッシャーが二度と対局しない理由の大部分を占めていた」

フィッシャーが再び注目されたのは、1992年、以前とはかなり異なった状況においてだった。ユーゴスラビアで、彼はスパスキーと再度対局したが、それは、当時の合衆国大統領だったブッシュ父の通商禁止令に背く活動だった。フィッシャーは対局に勝利したが、FBIによって告訴される立場に陥ってしまったのである。大統領令に背いた場合の罰則は、10年以上の禁固刑になる。

その時からフィッシャーは亡命者となり、ハンガリー、ホンコン、(妻子が居るとされる)フィリピンに住んでいると伝えられていた。そして今は日本である。なぜ日本なのか?

パブロ・マルカド氏はフィッシャーに理由を聞いたという。「日本は大丈夫だ。日本政府は彼を困らせるようなことはしない」マルカド氏は言った。「(フィッシャーの話では)日本の当局者は他国ほど厳格じゃないということだ」

日本の政府当局者の対応は、無関心といった類のものだ。米国政府からフィッシャーに関して指令があるかどうかについて、警察庁はコメントを避けている。日本の政府当局者の1人は言う。「米国政府に問い合わせるべきだと思いますよ」

東京にある合衆国大使館も、沈黙したままだ。広報官は言う。「進行中の件についてはコメントできない」

最近、フィッシャーに関する記事が日本の新聞に掲載された。1月に、朝日新聞が報じたところによれば、昨年(2002年)12月に、フィッシャーは日本チェス協会に赴き、壁に飾られたチェス対局の絵に目を留めた。「私の対局だ」協会の事務員に告げると、フィッシャーは絵に署名した。後日、その絵は壁から降ろされ、ハリー・ポッターのポスターに交換されたという。

朝日新聞の記事によれば、フィッシャーは「2メートルはあろうかという体で、威嚇的な雰囲気だった。気難しく、怒りっぽい。彼について話す友人もなく、ミステリアスな存在となっている。日本のチェス関係者は彼に関心がない」とのことだ。

しかし、日本チェス協会は、連絡窓口となることで、フィッシャーをサポートしているようだ。「協会はコメントしません。彼はジャーナリストとの接触を嫌っています」同協会の渡井美代子会長代行は言った。

チェスのコミュニティでは、フィッシャーの評価をめぐり挑発的な分裂が生じている。チェスの天才フィッシャーは、「嫌われ者」フィッシャーとは別と見なすべきか?

「フィッシャーがチェスで成し遂げた功績に対しては、今でも賞賛する人は大勢居ます」かつてフィッシャーが記憶に残る対局をしたことがある、ニューヨークのマーシャル・チェス・クラブ会長、ダグラス・ベリッツィ氏は語る。「チェスに関しては、フィッシャーは偉大な対局者でした。彼の対局は世界を感動させたんですから」ベリッツィ氏はフィッシャー氏の暗部についてはコメントを避けた。「不快な事情に関する議論には巻き込まれたくないんです」

フィッシャーの成功を綴った伝記「Bobby Fischer: Profile of a Prodigy」の著者、フランク・ブレイディ氏は、フィッシャーの世界観について残念に思っているという。「反アメリカ的で思いやりに欠けるし、口外に値しない」

ブレイディ氏は、今でもフィッシャーのことを現存する最高のチェス名人であると信じている。「ゲイリー・カスパロフも含めてね」(カスパロフ氏は前世界チャンピオンで、現在でも世界最高にランクされるチェス名人)

「フィッシャーはチェス界のベートーベンか、ミケランジェロだ。彼の対局は永遠に残るだろう」ブレイディ氏は言う。「ボビーは心の狭いひねくれた人物になってしまったといわれるが、私が知っている若い頃の彼はそんな人物ではなかった。とても魅力的で、広い心の持ち主だった。今では全て失くしてしまったが」

フィッシャーは、彼の言うところの「古いチェス」はやらないという。彼によれば「芯まで腐っている」とのことだ。その代わりに彼は、フィッシャー・ランダム・チェスを開発したという。最後列の駒が無作為にシャッフルされている。従来のセオリーは廃棄されており、良いプレイヤーが勝つとは限らない。

フィッシャーは新聞や雑誌インタビューを30年間行っていない。代わりに、人目につかないラジオ局やインターネットに活躍の場を探している。フィッシャーはラジオ放送の最後にWebサイトのアドレスを伝える。サイトは彼自身の作品のようだが、自身を第三者として言及している内容は、ラジオで行っている非難---それもオンラインで聴くことが可能だ---のインターネット版といったところだ。FBIの告発状他各種書類を掲載している。

インターネットはフィッシャーにとって重要な存在だ。彼に放送時間を与えるラジオ局はだんだん減少しているように見えるからである。近年では、放送は2回きりだった。一つはアイスランドのラジオ局で、最も最近の例では6月、マニラを拠点とするラジオ局の放送だった。

最後のインタビューでも、相変わらずのフィッシャー節に、以前と同じ辛辣な言葉が飛び出した。「アメリカはこれ以上長く存続できないと思う」彼は言う。「米国があまりにも早く崩壊し、過去の遺物へと成り果てるということに皆さんも驚くことになるだろう」

インタビューの終わりに、フィッシャーは聞き手を見つける苦労について打ち明けている。「どこに行ってもうまくいかないんだ」彼は不満を漏らした。「アイスランドでのインタビューの後、世界のどこにも居場所がなくなってしまっている。ただの一箇所もないんだ」

それはおそらく、フィッシャーへの対応をめぐるジレンマの核心をついたものだ。放送時間が過ぎてしまえば、フィッシャーの持ち味である憎悪はどこかへ霧散していくのだろう。

それはまた、フィッシャーを探すうちに膨らんできたジレンマのことでもあった。彼について知れば知るほど、彼を見つけ出したいという気持ちはなくなっていったのだ。


2004/08/19 01:39告知「ボビーフィッシャーの日本潜伏入門 (12)」
AP通信 http://www.ap.org/
CHESSBASE http://www.chessbase.com/
http://www.chessbase.com/newsdetail.asp?newsid=1817
http://www.chessbase.com/newsdetail.asp?newsid=1797 
羽生氏を招いたフランスのNAOチェスクラブのサイトでも、トップ扱いに。 

04/07/17 
AFPの報道によれば、 
バウチャー米国務省報道官が記者会見で「個人情報にかかわるのでコメントできない」 
昨日の東京入管成田空港支局同様のコメント。 

同じくAFPによれば、渡井氏談として、 
パスポートは12月失効、フィッシャーは4月15日に日本入り。(どこから入国したかは不明) 

AP通信(7/16)によると、
 http://www.fortwayne.com/mld/newssentinel/9168588.htm 
北朝鮮でほぼ40年を過ごした被告のアメリカ陸軍遺棄者、即ちチャールズ・ジェンキンズ氏に付いての記事であるが、最後の2割に
は、こう書かれている。
 奇怪なねじれで、日本の出入国管理権威者が金曜日に、彼らが元世界チェス・チャンピオン・ボビー・フィッシャーを拘留したと
言ったあと、自由になるジェンキンズのチャンスは上昇を得るように見えた。 

フィッシャーは、国際的な制裁の違反において旧ユーゴスラヴィアで1992のチェス・マッチに出席することに対するアメリカ権限に
よって捜されていた。彼が日本から無効なアメリカ・パスポートを使っているフィリピンへ向かおうとしたので、彼は今週始め捕え
られた。 

東京は今後のフィッシャーの扱いを明らかにしていないが、 
日本は彼の未決勾留をジェンキンスの案件に有効利用している。

ABCニュースでも
http://abcnews.go.com/wire/World/ap20040716_755.html 

フィッシャーがアメリカに送還されるかどうかは、まだわからない、 
しかしジェンキンス氏のことがあり、日本がアメリカに協力を示す機会ではある、フィッシャーの友人トーレの談話として、フィッ
シャーはスイスへ亡命するつもりだった、そこに今回の拘束という不意打ちがきた、 
「かわいそうなボビー」。 

ジャパントゥデイは、ジェンキンス氏の件に付いて日本政府を批判すると共に、日本の若者に、フィッシャーの件をどう思うかに付
いて、ジェンキンス氏に絡めたインタビューを行っている。

http://www.japantoday.com/e/?content=news&id=306988
http://www.japantoday.com/e/?content=popvox&id=502 

フィッシャーの異議申し立ては日本の入管に却下された。(7月末)
 外国人記者クラブでの記者会見では、政治家も登場。
http://www.miami.com/mld/miamiherald/news/breaking_news/9270399.htm?1c 
http://abcnews.go.com/wire/World/reuters20040729_38.html 

・フィッシャーの支援組織(Committee to Free Bobby Fischer)ができた。 
・支援組織は東京在住の有力ジャーナリスト、ボスニッチ氏が代表で、渡井氏、 
元参議院議員 石井一二氏がメンバー、故人の会長の友人だとか 

・会見ではこれまでの経緯説明、人道上の問題点の提起があった。 
・支援組織はフィッシャーの亡命を複数国に働きかけている。 
・亡命先としてドイツが第一候補。フィッシャーの父親がドイツ籍なので、 
パスポートがとれるのではないか。 


 2004/08/19 01:40告知「 元チェス世界王者、日本チェス協会の女性と結婚へ CNNニュース」
元チェス世界王者、日本チェス協会の女性と結婚へ CNNニュース
http://cnn.co.jp/usa/CNN200408170012.html

2004.08.17
Web posted at: 16:23 JST 

  - CNN/REUTERS/AP

東京──無効旅券の利用で東京入管成田空港支局に先月13日収容され、その後、茨城県の東日本入国管理センターに移送されてい
る、元チェス世界王者の米国人、ボビー・フィッシャー氏(61)が、日本チェス協会の渡井美代子会長代行兼事務局長と結婚する
ことになった。 

フィッシャー氏の代理人を務める弁護士が16日、2人は既に婚姻届に署名し、書類は同日中に提出されると述べた。 

東日本入国管理センターは、不法入国などで強制送還が決まった外国人らを収容する施設だが、フィッシャー氏の強制送還などは決
まっていない。 

また、2人の婚姻届が受理されるのかどうか、日本人との結婚によって、強制送還措置を免れるかどうかなどは、現時点では不明。 

弁護士によると、フィッシャー氏と渡井事務局長は2000年から一緒に暮らしていた。 

AP通信によると弁護士は、パウエル米国務長官と在日米国大使館に対し、フィッシャー氏が米国籍を放棄するための手続きで、領
事館員の派遣を要請するファックスを送信したという。 

フィッシャー氏は、14歳でチェスの全米王者、15歳でグランドマスターのタイトルを、それぞれ最年少で獲得した。1972年
に旧ソ連のボリス・スパスキー氏を破って世界王者となり、75年まで世界チャンピオンの座を譲らなかったが、その後、突然消息
を絶った。 

20年近い沈黙の後、92年に米政府が国連の対旧ユーゴスラビア経済制裁決議を受けて米国人の経済活動を禁止する中、突然ユー
ゴスラビアに現れ、スパスキー氏と対局。この対局で勝利したフィッシャー氏は、335万ドルの賞金を獲得したが、この行為が制
裁違反だとして、米当局から連邦大陪審に起訴されている。 

将棋王国
http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/news/
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(08/17)収容のチェス元王者、日本人女性と結婚 
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 成田空港から出国しようとした際、無効の米国旅券を持っていたとして東京入管に収容された米国人のチェス元世界王者ボビー・
フィッシャー氏(61)が、日本チェス協会事務局長の渡井美代子さんと結婚することが分かった。渡井さんが17日、発表した。

 渡井さんは「ボビーの解放を毎日祈っている。(結婚を)発表することが、不当な拘置から幸せな生活に戻る助けになるかもしれ
ない」とコメント。強制送還を回避する狙いもあるという。

 渡井さんやフィッシャー氏の代理人によると、2人は2000年から同居しており、今回正式に法律上の手続きを取ることに決めた。
既に婚姻届に署名しているという。

 同氏は7月13日にマニラに向け出発しようとしたところ身柄を拘束され、現在は東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容
されている。


http://d.hatena.ne.jp/mozuyama/


2004/08/20 15:33告知チェス元王者の支援者会見 (共同通信)(Fischer14)
「何とか元の生活に」 チェス元王者の支援者会見 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/narita.html?d=19kyodo2004081901004356&cat=38&typ=t

 無効な旅券を持っていたとして東京入管に収容されたチェス元世界王者の米国人ボビー・フィッシャー氏(61)と結婚手続きを進めている日本チェス協会事務局長の渡井美代子さん(59)は19日、東京都内で記者会見し「ボビーはチェスの天才。何とか元の生活に戻れるよう支援してほしい」と訴えた。

 渡井さんの説明などによると、フィッシャー氏と渡井さんは2000年2月から同居。既に双方が婚姻届に署名しているが、手続きに必要な書類の一部が米国側から取得できず、受理されていないという。

 渡井さんは「これまでの幸せで静かな生活がすべて破壊されてしまった。私たちの生活を守るため結婚の手続きを取ることにした」
と説明。現在はほぼ毎日、面会のため収容先の東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に通っているという。

[ 2004年8月19日20時41分 ]

現在はほぼ毎日、面会のため収容先の東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に通っているという。
とあるので渡井さんが最近JCAに居ない理由が分かりましたね。

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