SL-C700 ターミナルのカスタマイズ
私はDOSを使いこなす事はできますが、LINUXは素人です。
そこで、C700にDOSライクな環境を構築してみました。
りな茶さんのターミナル大作戦を参照させていただいています。
1 embeddedkonsole-ja & embeddedkonsole-c700 インストール
embeddedkonsole-ja & embeddedkonsole-c700 をインストールする事により
・Qtopiaで使用しいるIMで日本語入力が可能
(ただし、ターミナルでは下記のzshを使用する必要があります)
・複数のWindowを開く事が可能
1 embeddedkonsole-jaをダウンロードしメインメモリにインストール
2 embeddedkonsole-c700をダウンロード
3 embeddedkonsole-ja.binをc700版に置き換えます
りな茶さんの記載手順どおり実施します。
su
mv embeddedkonsole-c700.bin /home/QtPalmtop/bin
cd /home/QtPalmtop/bin
mv embeddedkonsole-ja embeddedkonsole-ja.dist
mv embeddedkonsole-c700.bin embeddedkonsole-ja
chmod +x embeddedkonsole-ja
4 端末ウィンドウをクリックするとembeddedkonsoleが起動します
* ターミナルでの日本語入力はFeteやpofep等を試しましたが
この環境が一番使いやすいです
2 FD clone インストール
ファイラーFDのcloneです
1 fdcloneをダウンロードしインストール
2 ターミナルで fd と入力すると起動します
3 ne インストール
VZエディタのcloneです
ターミナル用のエディタにはviやemacsがありますが、使いにくいので(覚えろって)
DOS時代に愛用していたVZエディタと同じ感覚で使えるneを使用しています
1 neをダウンロードしインストール
2 キー設定を実施する
/usr/local/etc/ne 以下のファイルを /home/zaurus/.ne にコピーして
キー設定ファイル key.vzを編集します。(.neディレクトリは隠しディレクトリになって
いますので、ls -a としないと表示されません。fdcloneでは表示されます)
ちなみに、作者のエンジニア様がZAURUS用の設定ファイルを作成されています>key.za
fdcloneにて設定ファイルをコピーして、key.zaをkey.vzにリネームして使用するのが簡単です
* 下記のQtのキーコード書き換えを実施すれば、キー設定は必要無いかも
* Mifes使いの人にはれていた Mifes ライクな設定とVZ版Mifesライクな設定ファイルがあります
3 ターミナルで ne と入力すると起動します
4 Qtのキーコード書き換え
C700にはCtrlキーが無い為、ソフトによってneの様にキー設定を書き換えたりする必要がありますが、
Qtのキーコードを書き換える事により、特定のキーに割り当てる事ができます
ただし、キーに割り当てられていたソフトの起動ができなくなりますので注意が必要です
(ターミナル以外でも変わってしまいます)
CtrlキーをHome,Menuに割り当てようを参照させていただいています
1 qpe.confをバックアップし、編集する為に他のディレクトリにコピーします
su
cd /home/zaurus/Settings
cp qpe.conf /home/zaurus :適当なディレクトリにコピー
mv qpe.conf qpe.conf.org :バックアップ
2 ne等で編集します(下記はエンジニア様推奨設定です)
CenterTop = @1021 : Home -> Ctrl キー
Left2nd = @1023 : Menu -> Ctrl キー
LeftEnd = Home : Calendar -> Home
Right2nd = @1021 : Address -> Alt キー
RightEnd = Menu : Mail -> Menu
3 編集したqpe.confを戻します
cd /home/zaurus
cp qpe.conf /home/zaurus/Settings
4 C700をリセットします
5 zsh インストール
zshをインストールする事により
・ターミナルで日本語入力が可能
・サスペンド対応
1 zshをインストールしメインメモリにインストール
2 qpe.shをバックアップし、編集する為に他のディレクトリにコピーします
su
cd /home/QtPalmtop
cp qpe.sh /home/zaurus :適当なディレクトリにコピー
mv qpe.sh qpe.org :バックアップ
3 ne等でqpe.shを編集しbashをzshに置き換えます
# export SHELL=/bin/bash :コメントアウト
export SHELL=/home/QtPalmtop/bin/zsh :追加
4 編集したqpe.shを戻します
cd /home/zaurus
cp qpe.sh /home/QtPalmtop
5 C700をリセットします
6 alias 設定
aliasを設定する事により慣れたDOSコマンドで操作することができます
ターミナルで入力してもOKですが、毎回ターミナル起動時に入力する必要があります
そこで、ターミナル起動時に読み込む設定ファイルを作成し書き込みます
bashでもzshでも可能です。
1 ne等のエディタで下記のように記述します。
alias dir="ls -al" :dirに ls -al を割り当てます
alias cls="clear" :clsに clearを割り当てます
alias rd="rm" :rdに rmを割り当てます
以上のようにdosコマンドに該当するコマンドを割り当てればコマンドを覚える必要はありません。
しかし、LINUXのコマンドを覚えたほうが後々良いでしょう
また、長いコマンドを自分用に短くして設定するのも良いかもしれません
2 /home/zaurusディレクトリに設定ファイルを保存します
zshの場合 .zshrc
bashの場合 .bashrc
というファイル名で保存します
ちなみに、先頭の”.”は隠しファイルを意味しています
3 C700をリセットします