芸文社プチ・ガラージュ誌の作例作品
THE MOTHER ROADです。

チョロっと画像加工してみて
アメリカ中部っぽい感じに・・・








我ながらに良い雰囲気が出たかと・・・







放置車輌はアリイのトヨペットクラウン







ハーレーはタミヤMMシリーズのMPセットから。
フィギュアはスクラッチでマックウィーンのおっさんに・・・







恒例の時計と一緒のコーナー
今回はセイコースピードタイマー・クロノグラフ
メチャ厚くて重いです。

ライターはペンギン製のオールド。


最後に無編集の作例記事を載せておきます。
誌面上では編集部の方が上手い具合に編集されていて
助かるのですが、100%は伝わらないと思いますので・・
まぁ伝えておくべき重要な内容ってのも無いのですが・・
せっかく書いたんだし成仏させてください。

でわでわ〜



姉妹誌マスターモデラーズが創刊された時、何故に車関係が載って

ないんでっしゃろ・・・と思っていましたが、そおいった事だったのですね。

プチ・ガラージュ創刊おめでとうございます!

っとまずは社交辞令しておいて自己紹介。

みなさま初めまして、最近「綾小路」といえば、キミマロよりもショウが

気になる永遠の17歳、車・車・車、車三つでお馴染みの轟 鉄馬です。

今回は一読者としても非常に気になる「魅惑のジオラマワールド」の作例を

担当させていただく事となり誠に光栄っつかSAIKOH!

研ぎ出しはおろか愛車の洗車もここ半年ほどご無沙汰な男がカーモデル雑誌の

作例っつーのもおかしな話しですが、んまぁジオラマは唯一の得意分野なんで

気持ちよくやらせてもらいまっす。

ってな訳で本題。

ジオラマを実際に作り始める前には、設定をアレやコレやと脳内スケッチする

わけですが、今回はいかした大人の雑誌「Free&Eazy」2月号の表紙が

イメージソース・・・っつーかもろにパクらせてもらってます。

アメリカンカントリーの風景がメチャしぶいので、まんま立体化したろって感じで・・・

スケールはカーモデルにおいては1:24がメジャースケールなわけですが

ジオラマとなると大きくなるし、手慣れた1:32でいくことにしました。

脳内スケッチが描き終わりスケールが決まれば、あとは食材をそろえて

料理していけば良いわけでして、まずはコンロに火をともしてやります。カチッとね。


ダットラ仕様のオールドハーレーはタミヤMMシリーズのMPセット付属のモノ。

もちろん軍用仕様ですので余計な軍装品はとっぱらっちゃってシンプルな状態に・・

ブレーキレバーやら各ホース類等、ちょこっと手を入れてやれば小洒落たアイアンホース

の出来上がり。20台くらい作ってヘルスエンジェルスなんてのもしびれます。

放置車両はアリイオーナーズクラブのトヨペットクラウン。

ルート66にトヨペットクラウン?なんてナンセンスな疑問はダメダメ。

情景は「絵」として作って「絵」として見た方が楽しいもんです。

今回は放置車両なのでディティールアップっつーよりディティールダウンの方向で・・

各ライトレンズやモールがあった場所などに、それらしくピンバイスなどで穴を開けたり

車体をリューターでベコベコにしたりして雰囲気づくり。

ラッカー系のスカイブルーで基本塗装した後、エナメル塗料の焦げ茶で

きつめにウォッシング。

その後、パステルを粉状にしてアクリル溶剤に溶かしたもので

車体に浮き出たサビを表現してやります。

ポイントとしてパステルは赤〜茶系の数種類、味付けにオレンジと白を

少々使うと雰囲気でますよ。

サビ具合とかは実際に放置されてる車両とか写真とかを参考にしましたけど

色調のバランスをみながら、自分のセンスでやっつけたた方が楽しいかもね。

標識類はプラ棒とプラ板にて工作しました。

テキトーな都市名を入れて雰囲気造り。

わざわざ調べて「都市名がおかしいよ」なんてツッコミは

くれぐれもナンセンスなんでおやめください。

ジオラマにおいてはフィギュアは重要なアクターですね。

フィギュア無しでもストーリーを語ってしまうマスターもいますが

まだまだパダワンの身には力の入るところ。

ルート66は親しみを込めて、母なる道「マザーロード」と呼ばれています。

ほなら、人は父でしょってんでスティーブ“ビッグダディ”マックウィーンの

おやっさんにご登場願いました。

真鍮線を芯にタミヤ速乾エポパテにてフルスクラッチ。

スマイルマークのTシャツにLEVI‘S66モデル

ポケットにはウィンストンと・・・ディティールにこだわったものの

肝心要の骨格がどうも・・・ツッコミどころですよ!お客さん!

食材の下ごしらえが、できたところで器にもこだわりたいところ。

今回はアメリカンなジオラマなので木枠を組んでカーフスキンを張り付けてみました。

真鍮板にリューターでタイトルを彫ってタイトルプレートとし

ガーデニング作業に入ります。

地盤面、アスファルト共にドフィックスというメーカーのカベ補修剤(屋外用)。

大きなDIYショップで手に入ります。

通常ひび割れ防止の為、木工ボンドを混入しますが、今回アスファルト面に限っては

わざとソレを狙って水だけでねっています。

半乾きのうちに放置車両等を押しつけてアタリをとっておき

完全硬化してから適当に穴をあけて、各種ドライフラワーを植えていきます。

ジオラマを「箱庭」と称する方もいますが、まさにそのとおりで

ガーデニング感覚で思い切り楽しんじゃいましょう。

食材を皿に盛りつけて完成!ですが

最後にパステル粉で全体の色調を整えてやるとナイスルッキング!

我ながらに、おっされ〜なジオラマが完成しました。

21世紀の模型はお洒落に作っていかなあきまへんで。

今回のBGMはMIZZのアルバム「不死花」。お洒落でジャズィーでノリノリです。

模型製作もはかどるってもんです。

んじゃロケットビーバイ!






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