プレ講座 『葬儀を終えて』を読む (2014.9.27)

書誌的情報

  • 原書"After the Funeral"(米版の別題"Funerals Are Fatal"と"Murder at the Gallop")は1953年の出版。最初の翻訳は『葬儀を終えて』(加島祥造訳、早川ポケミス、1956/12)。その後同訳者による翻訳がハヤカワ・ミステリ文庫(1976/4)とクリスティー文庫(2003/11)から出ている。
  • TV放映(スーシェ版)は2006/12(NHKBS2)。マープル物(M・ラザフォード主演)に変更した映画は1963年にアメリカで公開。日本ではDVD「寄宿舎の殺人」として2006年に発売された。

作品内容

探偵:エルキュール・ポアロ。ポアロ物長編全33作中の25冊めの作品。
粗筋:富豪アバネシー家の当主リチャードが突然亡くなった。葬儀を終えてからの遺言発表の席で、末妹のコーラが一言。「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」
主な登場人物:アバネシー家の系図

本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと

  1. この作品について、興味深かった点、疑問点などを挙げてください。
  2. この作品から連想される、または対比的なクリスティーの他の作品がありますか?
  3. 最も印象深かった登場人物、またその理由を挙げてください。
  4. 献辞にある「アブニ」とは何のことでしょうか? 内容と関連があるでしょうか?
  5. この作品のトリックや動機について、どう思いますか?
  6. フェルメールの絵が取り上げられているのはなぜだと思いますか?
  7. 5段階で評価するとしたら、あなたの評価はどのくらいでしょうか。

次回の資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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