第19期第二回講座 『魔術の殺人』を読む (2021.7.24) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を、★の数(1〜5)で答えてください。
- マープル物の中ではあまり評価の高い作品ではないのですが、なぜだと思いますか?
- 興味を惹かれた点はありますか?
- この作品でクリスティは何を描こうとしたと思いますか?
- 不良少年の矯正施設という舞台設定は、効果的に使われているでしょうか?
- トリックに対する感想は?
- マープル物の長編全12作の中で、
- ミステリとして最も優れていると思う作品は?
- 一番好きな作品は? また、どの作品のミス・マープルが一番好きですか?
- TVドラマ版のベスト作品は?
- 本作では演劇がテーマの一つになっていますが、この時期にクリスティが手掛けていた戯曲は何でしょうか?
書誌的情報
- 原書"They Do It with Mirrors"は、英国では1952年11月にCollins社から出版。米国では"Murder with Mirrors"という別題で1952年にDodd, Mead社より出版された。マープル物の長編第5作。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『魔術の殺人』(田村隆一訳、早川ポケット・ミステリ、1958)
- 『魔術の殺人』(田村隆一訳、早川ミステリ文庫、1982)
- 『魔術の殺人』(田村隆一訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.cexj.htmlより)。
- 「魔術の殺人」
放送(米国(放送局は不明)、1985年2月20日)
監督:ディック・ロウリィ、脚本:ジョージ・エクスタイン
出演:ヘレン・ヘイズ(ミス・マープル)、 ベティ・デイヴィス(キャリイ・ルイズ・セロコールド)
ジョン・ミルズ(ルイス・セロコールド)、レオ・マッカーン(カリイ警部)、ライアン・ラングランド(ジーナ)
- 「魔術の殺人」
放送:(英BBC、1991年12月29日)
監督:ノーマン・ストーン、脚本:T・R・ボウエン
出演:ジョーン・ヒクソン(ミス・マープル)、ジーン・シモンズ(キャリイ・ルイズ・セロコールド)
デビッド・ホロビッチ(スラック警部)、ジョス・アックランド(ルイス・セロコールド)
- 「魔術の殺人」Agatha Christie's MARPLE Series 4
放送:(英ITV、2010年1月1日)
演出:アンディ・ウィルソン、脚本:ポール・ラトマン
出演:ジュリア・マッケンジー(ミス・マープル)、アレックス・ジェニングス(カリイ警部)
ペネロープ・ウィルトン(キャリイ・ルイズ・セロコールド)、ブライアン・コックス(ルイス・セロコールド)
- 「魔術の殺人」Les Petits Meurtres d'Agatha Christie
放送:(仏France2、2013年3月29日)
演出:エリック・ウォレット、脚本:シルビー・サイモン
出演:サミュエル・ラバルト、ブランディーヌ・ベラヴォア
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
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