第22期第一回講座 『ホロー荘の殺人』を読む(2022.11.26)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数(1〜5)で答えてください。
- 登場人物の中で一番好きな人、または興味深く感じた人は?
- 優れていると思う点、面白く感じた点を答えてください。また評価を下げた点は? 謎解き部分の出来はどうでしょうか?
- クリスティは「ポアロを登場させたのは失敗だった」と言っていますが、あなたはどう思いますか?
- 当初考えていた題名『悲劇の週末』や『過去への旅』が、”The Hollow”(窪み、空洞、虚ろな)に変更されました。この題名はどういう意味を持っていると思いますか?
- プロットや伏線で、上手いなあと思った箇所がありましたか?
- 医者のジョン・クリストウが死に際に、ガーダのことをヘンリエッタに頼んだのは、なぜだと考えますか? またジョンの描き方はどうでしょうか?
【参考】作中には深い意味の込められた文言がいくつもあります。これらをどう解釈するか、考えてみましょう。
- 「疲れた、家に帰りたい」というジョンの思い。(3章)
- 事件現場を見たポアロの抱いた「ここにいる人々の中に、本当に生きているのは一人しかいない」という印象。(11章)
- 自分達アンカテル一族は皆「エインズウィックの木霊だ」、ジョンだけが「現実の人だった」というヘンリエッタの言葉。(18章)
- 拳銃を持っていた理由を聞かれたルーシーの「何となく事故が起きそうな気がした」という返事。(21章)
書誌的情報