第26期第一回講座 『クリスマス・プディングの冒険』を読む(2024.11.23)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- 「料理長のお得意料理」(本短編集)は如何でしたか? 星の数(★1〜5)で答えてください。
- どの短編が一番気に入りましたか?
- 短編集としてのまとまり、出来はどうでしょうか? 作品中の3作が「変装(なりすまし)トリック」である点は、どう思いましたか?
- 『クリスマス・プディングの冒険』について、どういうところが面白かったですか?
- またクリスティらしさ、特徴がよく表れた叙述やプロットがありましたか?
- さらにポアロが「幸福が待つ」と予言したセーラの将来を、あなたはどう予想しますか?
- その他の短編で、面白いと思ったアイディアや興味深かった点を挙げてください。またトリックや設定で評価できないものは?
- 中編二作には、短編の先行作(『クリスマスの冒険』と『バクダットの大櫃の謎』)があります。出来れば読み比べてみてください。
書誌的情報
- 原書”The Adventure of the Christmas Pudding“は、1960年10月に英国のCollins社からのみ出版された短編集(米国では未出版)。
3本の中編(「クリスマス・プディングの冒険」「スペイン櫃の秘密」「負け犬」)と3本の短編(「二十四羽の黒つぐみ」「夢」「グリーンショウ氏の阿房宮」)からなる。最初の5本はポアロ物で、最後の一編がミス・マープル物。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)
- 『クリスマス・プディングの冒険』(橋本福夫・他訳、早川ポケット・ミステリ、1961)
- 『クリスマス・プディングの冒険』(橋本福夫・他訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1985)
- 『クリスマス・プディングの冒険』(橋本福夫・他訳、クリスティー文庫、2004)
- 『クリスマス・プディングの冒険』に入っている中・短編の映像作品は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより)。
- 「盗まれたロイヤル・ルビー」1991/2, NHK,1992/4)
- TVアニメ「クリスマス・プディングの冒険」2回 (NHK,2004/12)
- 「スペイン櫃の秘密」(英ITV、1991/2, NHK,1992/4)
- 「負け犬」(英ITV,1993/1, NHK,1994/5)
- 「24羽の黒つぐみ」(英ITV,1989/1, NHK,1990/2)
- TVアニメ「二十四羽の黒つぐみ」(NHK,2005/4)
- 「夢」(英ITV,1989/3, NHK,1990/7)
- 「グリーンショウ氏の阿房宮」(英ITV,2013/6)
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
元に戻る