第２６期第三回講座　『杉の柩』を読む(2025.3.22)

本書を読んだ後（読みながら？）、可能ならば考えてきてほしいこと

1. この作品の評価を星の数で答えてください。（★１〜５）
2. 高く評価した点は、どういうところでしょうか？
3. 評価を下げた理由は？
4. トリックやプロットには瑕疵がありますが、その点をどう評価しますか？
5. クリスティはポアロを登場させたのは失敗だったと述べていますが、どう思いますか？
6. 全体の構成やポアロの描き方への感想を述べてください。

書誌的情報

• 原書"Sad Sypress"は、英国では1940年3月から4月にかけて”Daily Express”に連載されたが、その連載が終わる前の同年3月にハード・カバー（完全）版は同年6月にCollins社から出版された。米国では週刊誌” Colliers”に1939年11月から翌年1月にかけて連載され、完全版は英国より少し遅れてDodd, Mead社から出版された。
  
• 翻訳書は以下の通り（児童物は除く）
  • 『杉の柩』（恩地三保子訳、早川ポケット・ミステリ、1957）
  • 『杉の柩』（恩地三保子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1976）
  • 『杉の柩』（恩地三保子訳、クリスティー文庫、2004）
• 映像作品（海外制作）は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）。
  • TVドラマ「杉の棺」（“Sad Sypress”）
    　　　　　　放送：（英ITV：2003年）
    　　　　　　監督：デビッド・ムーア　脚本：デビッド・ピリ
    　　　　　　出演：デビッド・スーシェ(ポワロ)、エリザベス・ダーモット・ウォルシュ(エリノア)、
    　　　　　　　　　 ルパート・ペンリー・ジョーンズ(ロディ)、 ケリー・ライリー(メアリ)、
    　　　　　　　　 　ポール・マクガン(ドクター・ロード)、 フィリス・ローガン(ホプキンス)、
    　　　　　　　　 　マリオン･オドワイヤー(オブライエン)、 ダイアナ・クイック(ウェルマン夫人)、
    　　　　　　　　　 スチュアート・ラング(テッド)、 ジャック・ギャロウェイ(マーズデン警部)、
    　　　　　　　　　ジェフリー・ビーバーズ(セドン)、 アリスター・フィンドレー、
    　　　　　　　　　リンダ・スパリアー(ビショップ)、 ティモシー・カールトン(判事)
  • TVドラマ「杉の柩」（“Je ne suis pas coupable”）
    　　　　　放送：（仏France2：2010年）
    　　　　　監督：エリック・ウォレット　脚本：ティエリー･ドブルー
    　　　　　出演：アントワーヌ・デュレリ(ラロジエール警視)、 マリウス・コルッチ(ランピオン刑事)、
    　　　　　　　　 フレデリック・ティルモン、 Lena Breban、 ギレーヌ・ロンデス、
    　　　　　　　　 ノエミ・デ・ラトル、 ルー・ドゥ・ラージュ、 ラニック・ゴートリー、

  これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
  質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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