第15期第一回講座 『愛国殺人』を読む (2019.6.22) |
書誌的情報
- 原書"One, Two, Buckle My Shoe"(米版の原題は"The Patriotic Murder"と"An Overdose of Death")は1940年の出版。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『愛国殺人』(加島祥造訳、早川ポケット・ミステリ、1955)
なお1957年1月には表紙絵を変更した早川ポケット・ミステリが、再版と明記されないで出版されている。理由はよくわからない。
- 『愛国殺人』(加島祥造訳、世界ミステリ全集 1、早川書房、1972)
- 『愛国殺人』(加島祥造訳、早川ミステリ文庫、1977)
- 『愛国殺人』(加島祥造訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「愛国殺人」("One, Two, Buckle My Shoe"、英ITVで「名探偵ポワロ」Agatha Christie's
POIROT IVとして放送:1992/1、日本ではNHKが1992/10に放送)
監督:ロス・デベニッシュ 脚本:クライブ・エクストン
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、 フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)
キャロリン・コルキュホーン(メーベル)、ジナ・フィリップ=レーン(ガーダ)
ピーター・ブライス(アリステア・ブラント)
カレン・グレッドヒル(グラディス・ネビル)
ローレンス・ハリントン(ヘンリー・モーリイ)
セーラ・スチュワート(ジェーン・オリヴェイラ)
ロザリンド・ナイト(ジョージナ・モーリイ)
クリストファー・エクルストン(フランク・カーター)
メアリー・ヒーリー(チャップマン夫人)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数(1〜5)で答えてください。
- 面白く感じたのは、どういう点ですか? 不満な点は?
- いくつかのトリックが使われていますが、評価できるトリック、評価できないトリックを挙げてください。
- 童謡の使い方はどうでしょうか? 童謡をモチーフにしたクリスティ作品で、一番好きな作品を挙げてください。
- 英題・米題を比べてみましょう。『愛国殺人』という題名について、どう思いますか?
- クリスティ自身の体験が書き込まれたところがあるでしょうか?
- 前後に書かれた作品と、作風の違いを比べてみましょう。
これまでの資料は
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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