第２５期第二回講座　『ＮかＭか』を読む(2024.7.27)

本書を読んだ後（読みながら？）、可能ならば考えてきてほしいこと

1. この作品の評価を星の数（★1〜５）で答えてください。
2. この作品の魅力はどういうところにあると思いますか？
3. あなたはトミーとタペンスのどちらにより魅力を感じますか？
4. ポアロやミス・マープルと本シリーズ・キャラクターとの大きな違いは？
5. 冒険物に謎解きミステリの要素を加えたプロットの作り方をどう思いましたか？
6. プロットや伏線、ミスディレクションで上手いと思ったところを指摘してください。
7. 真相が分かって読み直すと、ある登場人物のセリフの中に当然出てくるべき言葉が一度も使われていないのに気づきます。さて、何でしょう？（大矢博子『クリスティを読む！』より）
8. 題名について、何か意見がありますか？

書誌的情報

• 原書“N or M ?”は、米国ではその凝縮版（condensed version）が雑誌“Redbook”（1941年3月号）に掲載され、英国では同じく短縮版（abridged version）が”Woman’s Pictorial”誌に1941年4月から6月にかけて“Secret Adventure”という別題で連載された。“N or M ?”の完全版（ハード・カバー版）は米国では1941年の後半にDodd, Mead社から出版され、英国での完全版は1941年11月にCollins社から出版された。
  
• 翻訳書は以下の通り（児童物は除く）。
  • 『ＮかＭか』（赤嶺弥生訳、ポケット・ミステリ、早川書房、1957）
  • 『ＮかＭか』（深町眞理子訳、ミステリ文庫、早川書房、1978）
  • 『ＮかＭか』（深町眞理子訳、クリスティー文庫、早川書房、2004）
    
• 映像作品は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）。
  • TVドラマ「ＮかＭか」（“N or M ?”）
    　　　　　　 放送：（英BBC：2015）(全３回）　「トミーとタペンス -２人で探偵を-」
    　　　　　　 監督：エドワード・ホール　脚本：クレア・ウィルソン
    　　　　　　 日本発売：NHKエンタープライズ
    　　　　　　 日本での放送：2015年10，11月　NHK総合
    　　　　　　 出演：ジェシカ・レイン(タペンス)、
    　　　　　　　　　デヴィッド・ウォリアムス(トミー)、
    　　　　　　　　　ジェームズ・フリート(カーター)、
    　　　　　　　　　マシュー・スティア(アルバート)、
    　　　　　　　　　ハンナ・ワディンガム、
    　　　　　　　　　クリスティーナ・コール(スプロット夫人)、
    　　　　　　　　　イーファ・マクマホン(シーラ・ペレナ)、
    　　　　　　　　　ロイ・マースデン(ヘイドック中佐)、
    　　　　　　　　　エドワード・スペリーアス(カール・ダイニム)、
    　　　　　　　　　ピナー・オガン、ダニー・リー・ウィンター、
    　　　　　　　　　マイルズ・ラフリー(ジョージ)、
    　　　　　　　　　アリー・カーン、ロバート・ハンズ、
    　　　　　　　　　アイシー・ヴァン・ランドウィック、
    　　　　　　　　　タム・ウィリアムズ
  
  

  これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
  質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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