第14期第二回講座 『鏡は横にひび割れて』を読む (2019.1.26) |
書誌的情報
- 原書"The Mirror Crack'd from Side to Side"(米版の原題は"The Mirror Crack'd")は1962年の出版。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『鏡は横にひび割れて』(橋本福夫訳、早川ポケット・ミステリ、1964)
- 『鏡は横にひび割れて』(橋本福夫訳、早川ミステリ文庫、1979)
- 『鏡は横にひび割れて』(橋本福夫訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「クリスタル殺人」("The Mirror Crack'd"、英、1980)
監督:ガイ・ハミルトン、脚本:ジョナサン・ホールズ、バリー・サンドラー
出演:アンジェラ・ランズベリー(ミス・マープル)、エリザベス・テーラー(マリーナ・グレッグ)
ジェラルディン・チャップリン(エラ・ジーリンスキー)、ロック・ハドソン(ジェースン・ラッド)
トニー・カーティス(フェン)、エドワード・フォックス(ダーモット・クラドック警部)
- 「鏡は横にひび割れて」("Mirror Crack'd From Side To Side"、英BBC放送:1992/12)
監督:ノーマン・ストーン、脚本:T.R.ボウエン
出演:ジョーン・ヒクソン(ミス・マープル)、クレア・ブルーム(マリーナ・グレッグ)
バリー・ニューマン(ジェイソン・ラッド)、グエン・ワトフォード(ドリー・バントリー)
ジョン・キャッスル(ダーモット・クラドック警部)
- "Shubho Mahurat"(インド、2003)
監督・脚本:Rituparno Ghosh
出演:Sharmila Tagore、Rakhee Gulzar、Nandita Das、Sumanta Mukherjee)
- 「大女優殺人事件」(日NTV放送:2007/1)
監督:楠田泰之、脚本:寺田敏雄
出演:岸惠子(馬淵淳子)、はしのえみ(漆原ルリ子)、永井大(堂本信吾)、小林隆(紺野刑事)
- 「鏡は横にひび割れて」("The Mirror Crack'd from Side to Side"、英ITV放送、2011/1)
演出:トム・シャンクランド、脚本:ケヴィン・エリオット
出演:ジュリア・マッケンジー(ミス・マープル)、リンゼイ・ダンカン(マリーナ・グレッグ)
ナイジェル・ハーマン(ジェイソン・ラッド)、マーティン・ジャーヴィス(ビンセント・ホグ)
ヒュー・ボネヴィル(ヒューイット警部))
- "Le miroir se brisa"(仏France2放送、2017/9)
演出:Rodolphe Tissot、脚本:Jennifer Have、Zina Modiano
- 「大女優殺人事件 〜鏡は横にひび割れて」(日テレビ朝日放送、2018/3)
監督:和泉聖治、脚本:長坂秀佳
出演:沢村一樹、黒木瞳、財前直見、荒川良々、川口春奈、津川雅彦、古谷一行、八嶋智人)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数(1〜5)で答えてください。
- この作品のどんなところに魅力を感じましたか? 後期のものの中ではとりわけ評価の高い作品ですが、どんなところが評価されていると思いますか?
- この作品のミス・マープルの描き方について、感想を述べてください。
- マープル物の長編第一作『牧師館の殺人』と読み比べて、登場人物や環境の変化、人物の描き方の違い等を味わってみましょう。
- 納得できないプロット等を挙げてください。
- だましのテクニックに注目しましょう。
- 様々なエピソード・テーマ・セリフの中で、気に入ったものを挙げてください。
これまでの資料は
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
元に戻る