第16期第一回講座 『メソポタミアの殺人』を読む (2019.11.23) |
書誌的情報
- 原書"Murder in Mesopotamia"は1936年の出版。例によって英国の出版社は"William
Collins & Sons"で、米国の出版社は"Dodd,Mead"である。ただし英国では前年に"No
Other Love"という題で、短縮版が8回にわたって"Woman's Pictorial
Magazine"に連載された。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『メソポタミヤの殺人』(高橋豊訳、早川ポケット・ミステリ、1957)
- 『メソポタミヤの殺人』(高橋豊訳、早川ミステリ文庫、1976)
- 『殺人は癖になる』(厚木淳訳、創元推理文庫、1978)
- 『メソポタミア殺人事件』(蕗沢忠枝訳、新潮文庫、1986)
- 『メソポタミヤの殺人』(石田善彦訳、早川クリスティー文庫、2003)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「メソポタミア殺人事件」("Murder in Mesopotamia"、
「名探偵ポワロ」Agatha Christie's POIROT VIII、
放送:(英ITV):2001/6/2、(NHK)2002/1/1)
監督:トム・クレッグ、脚本:クライブ・エクストン
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)、
Ron Berglas(レイドナー博士)、バーバラ・バーンズ(レイドナー夫人)、
Dinah Stabb(アン・ジョンソン)、Georgina Sowerby(エィミー・レザラン)、
Jeremy Turner-Welch(ビル・コールマン)、
パンドラ・クリフォード(シェイラ・メイトランド)、
Christopher Hunter(ラヴィニ神父)、
クリストファー・ボウウェン(リチャード・ケアリー)、
イエイン・ミッチェル(メイトランド警察署長)、
Alexi Kaye Campbell(ジョーゼフ・マーカド)、
Deborah Poplett(マーカド夫人)、Kamel Touati(Squat man)、
Hichem Rostom(Hotel Receptionist)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数で答えてください。(★1〜5)
- この作品で、面白いと思った点、評価できないと思った点を挙げてください。
- 密室殺人としての出来はどうでしょうか?
- 動機や殺害方法についての感想は?
- 作品に、クリスティ本人の体験はどのように反映しているでしょうか?
- ヘイスティングスを登場させず、新たな語り手を登場させた点をどう思いますか?
- 中近東を舞台にした作品で、一番好きな書名を答えてください。
これまでの資料は
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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