第14期第一回講座 『エッジウェア卿の死』を読む (2018.11.24) |
書誌的情報
- 原書"Lord Edgware Dies"(米版の原題は"Thirteen at Dinner")は1933年の出版。ただし現在では米版の原題も"Lord Edgware Dies"に統一されている。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『エッジウェア卿の死』(福島正実訳、早川ポケット・ミステリ、1955)
- 『E男爵の死』(松本恵子訳、講談社/クリスチー探偵小説集/ポワロ探偵シリーズ05、1956)
- 『晩餐会の13人』(厚木淳訳、創元推理文庫、1975)
- 『エッジウェア卿の死』(福島正実訳、早川ミステリ文庫、1979)
- 『エッジウエア卿殺人事件』(蕗沢忠枝訳、新潮文庫、1990)
- 『エッジウェア卿の死』(実訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り。
- 「エッジウェア卿の死」("Lord Edgware Dies"、英トウッケフィルム・スタジオ製作、1934)
監督:ヘンリー・エドワーズ、脚本:H. ファウラー・ミア、
出演:オースティン・トレバー(ポアロ)、ジェーン・カー(エッジウェア卿夫人)、
リチャード・クーパー(ヘイスティングズ)、ジョン・ターンブル(ジャップ警部)
- 「エッジウェア卿殺人事件」("Thirteen at Dinner"、米CBS放送:1985/9)
監督:ルー・アントニオ、脚本:ロッド・ブラウニング、
出演:ピーター・ユスチノフ(エルキュール・ポアロ)、フェイ・ダナウェイ(ジェーン・ウィルキンスン)、
ジョナサン・セシル(ヘイスティングズ)、デビッド・スーシェ(ジャップ警部)
- 「エッジウェア卿の死」("Lord Edgware Dies"、英ITV放送Agatha Christie's POIROT VII、2000/2、(NHK)2000/12)
監督:ブライアン・ファーナム、脚本:アンソニー・ホロウィッツ、
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、ヘレン・グレイス(ジェーン・ウィルキンスン)、
ヒュー・フレイザー(ヘイスティングズ)、フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)
- 「エッジウェア卿の死」("Le Couteau sur la nuque"、Les Petits Meurtres d'Agatha Christie放送(France2)、
2012/9)
監督:Renaud Bertrand、脚本:Thierry Debroux、
出演:アントワーヌ・デュレリ(ラロジエール警視)、マリウス・コルッチ(ランピオン刑事)、
Maruschka Detmers、Jean-Marie Winling
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数(1〜5)で答えてください。
- この作品の魅力や、不満な点を挙げてください。
- トリックの説得力はどうでしょうか? 特に変装のトリックについて、どう思いましたか? ドラマ版を見た方は、感想を聞かせてください。
- この作品には、クリスティーの最も得意とするトリック、プロットが使われています。それはどのようなものでしょうか?
- ポアロとヘイスティングズの関係はどうでしょうか? 他の作品との違いが感じられましたか?
- 英題"Lord Edgware Dies"と米題"Thirteen at Dinner"のどちらがいいと思いますか?
次回の資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
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