第19期第一回講座 『もの言えぬ証人』を読む (2021.5.22) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を、★の数(1〜5)で答えてください。
- 面白いと思った点を挙げてください。
- 犯人について、読者の目をどのように逸らしているでしょうか?
- トリックや伏線の出来、ポアロの推理等の感想を述べてください。
- 魅力的なキャラクターはいましたか?
- 作中で自作の犯人をネタバレしていますが、なぜこのようなことを書いたのでしょうか?
- 作中の外国人差別について、どう思いますか? トリックとして役立っているでしょうか?
- 本作の犯人像は、後の傑作でより洗練した形で使われますので、比較してみてください。
書誌的情報
- 原書"Dumb Witness"は、英国では1937年7月にCollins社から出版。米国では"Poirot Loses a Client"という別題で1937年にDodd, Mead社より出版された。ポアロ物の長編第14作。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『もの言えぬ証人』(加島祥造訳、早川ポケット・ミステリ、1957)
- 『もの言えぬ証人』(加島祥造訳、早川ミステリ文庫、1977)
- 『もの言えぬ証人』(加島祥造訳、早川クリスティー文庫、2003)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.cexj.htmlより)。
- 「もの言えぬ証人」
放送(英ITV):1997年3月16日、(NHK):1997年12月30日
監督:エドワード・ベネット、脚本:ダグラス・ワトキンソン
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)、
パトリック・ライカート(チャールス・アランデル)、
ケイト・バファリー(テリーザ・アランデル)、
ノーマ・ウェスト(ウィルミーナ)、ジュリア・セント・ジョン(ベラ・タニオス)、
ポール・ハーツバーグ(ジェイコブ・タニオス)、
アン・モリッシュ(エミリー・アランデル)、
ポーリン・ジェームソン(イザベル・トリップ)、
ミュリエル・パブロー(ジュリア・トリップ)
- 「もの言えぬ証人」 「アガサ・クリスティのフレンチ・ミステリー」
放送:(France2):2013年11月22日
演出:Marc Angelo、脚本:Thierry Debroux
出演:サミュエル・ラバルト、ブランディーヌ・ベラヴォア、
Èlodie Frenck、Dominique Thomas、Èric Beauchamp、
Francoise Fabian、Nathalie Richard、
Isabelle de Hertogh、Vincent Schmitt
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
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