第17期第二回講座 『ひらいたトランプ』を読む (2020.7.25) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品を、★の数(★1〜5)で評価してください。
- ブリッジを知らなくても作品を楽しめましたか?
- クリスティの他の作品にはない、本作の特徴的な点を挙げてください。また逆に、他の作品と似ている点がありましたか?
- 本作は容疑者との会話で捜査が進められていきますが、こうした捜査形態や構成をどう思いましたか? また、殺人の方法についてはどうでしょうか?
- その他、作品中で評価する点、疑問に思う点を挙げてください。
- 序文にあるように、ヘイスティングズはこの事件を「非常に単調な事件」と思ったようですが、あなたの感想は?
- デスパード少佐がどちらの女性にひかれているか、予測できましたか?
★
書誌的情報
- 原書"Cards on the Table"は1936年の出版。英国の出版社はCollinsで、米国の出版社はDodd, Mead。ポアロ物の長編第13作(全長編66冊中の20番目の作品)。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『ひらいたトランプ』 (加島祥造訳、早川ポケット・ミステリ、1957)
- 『ひらいたトランプ』 (加島祥造訳、解説:高木重朗、早川ミステリ文庫、1976)
- 『ひらいたトランプ』 (加島祥造訳、解説:新保博久、クリスティー文庫、2003)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「ひらいたトランプ」("Cards on the Table"、「名探偵ポワロ」
X、
放送:(英ITV):2006/3/19、(NHK)2006/12/13)
監督:セアラ・ハーディング、脚本:ニック・ディア
出演:デビッド・スーシェ(ポアロ)、ゾーイ・ワナメイカー(ミセス・オリヴァー)、
アレクサンダー・シディグ(シェイタナ)、
アレックス・ジェニングス(ドクター・ロバーツ)、
レスリー・マンヴィル(ロリマー夫人)、リンゼイ・マーシャル(メレディス)、
デビッド・ウェストヘッド(ウィーラー警視)、
トリスタン・ゲミル(デスパード少佐)、
ロバート・ピュー(ヒューズ大佐)、 ルーシー・リーマン
- 「ひらいたトランプ」("Cartes sur table"「アガサ・クリスティーのフレンチ・ミステリ」
放送(France2):2014/10/3)
演出:エリック・ウォレット、脚本:シルビー・サイモン
出演:サミュエル・ラバルト、Blandine Bellavoir、Élodie Frenck、Dominique Thomas、
Éric Beauchamp、Saïd Amadis、Anne Canovas、Quentin Baillot、
Alban Lenoir、Ged Marlon、Aurélia Poirier、Éic
Beauchamp、
Florence Masure、Sophie Bourdon、Camille Dupond
- 「Chorabali」(2016年、インド)
これまでの資料は
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
元に戻る