第17期第三回講座 『書斎の死体』を読む (2020.9.26) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数(1〜5)で答えてください。
- 長編第1作『牧師館の殺人』から12年後に出版された2作目のマープル物ですが、違いが感じられるでしょうか? 可能なら比べて読んでみてください。
- 評価した点、不満な点を答えてください。
- クリスティは、"書斎の死体"というミステリの定型をどうずらしていっているでしょうか?
- 使われているトリックは、可能と思か? また、伏線や小道具等ていると思ったものを上げてください。
- ミス・マープルの捜査方法(?)の特徴を上げてください。また、警察官との絡み方はどうでしょうか?
★
書誌的情報
- 原書"The Body in the Library"は1942年の出版。英国の出版社はCollinsで、米国の出版社はDodd, Mead。マープル物の長編第2作。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『書斎の死体』(高橋豊訳、早川ポケット・ミステリ、1956)
- 『書斎の死体』(高橋豊訳、早川ミステリ文庫、1976)
- 『書斎の死体』(山本やよい訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「書斎の死体」("The Body in the Library")
放送:(BBC):1984/12/26,27,28 (NHK):?
監督:シルビオ・ナリッツァーノ、脚本:T.R.ボウエン
出演:ジョーン・ヒクソン(マープル)、グエン・ワットフォード(ドリー・バントリー)
モーリー・ワトソン(アーサー・バントリー大佐)
フレデリック・イエガー(メルチェット大佐)
デビッド・ホロビッチ(スラック警部)
アンソニー・スメー(ベイジル・ブレイク)
- 「書斎の死体」("Un cadavre sur l'oreiller")
「アガサ・クリスティーのフレンチ・ミステリ」
放送:(France2):2011/10/2
演出:エリック・ウォレット、脚本:シルビー・サイモン
出演:アントワーヌ・デュレリ(ラロジエール警視)、マリウス・コルッチ(ランピオン刑事)
Valérie Sibilia、Juliet Lemonnier、Nicolas Abraham
Charles Templon、ヴァーノン・ドブチェフ
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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