第18期第三回講座 『バートラム・ホテルにて』を読む (2021.3.27) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を、★の数(1〜5)で答えてください。
- この作品は冒険物的なストーリーで、ミス・マープルはあまり活躍しないとも言えます。ミス・マープルを登場させる意味があったでしょうか? 彼女を登場させることで、どんな効果があったと思いますか?
- この作品を読んで面白く思った点を挙げてください。また。不満なところは?
- 騙しのテクニックの評価は?
- もう一人の主役ともいえるデイビー警部の描き方はどうでしょうか? 他の作品に登場する刑事たち(ジャップ、バトル、クラドック、スラックなど)と比べて、印象はどうですか?
- 1960年代後半以降のマープル作品(『カリブ海の秘密』、本作、『復讐の女神』)において、クリスティはマープルの描き方をどう工夫しているか考えてみましょう。
★
書誌的情報
- 原書"At Bertram's Hotel"は、英国では1965年にCollins社から出版。米国では1966年にDodd, Mead社より出版された。マープル物の長編第10作。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『バートラム・ホテルにて』(乾信一郎訳、早川ポケット・ミステリ、1969)
- 『バートラム・ホテルにて』(乾信一郎訳、早川ミステリ文庫、1976)
- 『バートラム・ホテルにて』(乾信一郎訳、早川クリスティー文庫、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 「バートラム・ホテルにて」
放送(BBC):1987年1月25日、2月1日、(NHK):?
監督:メアリ・マクマレイ、脚本:ジル・ハイエム
出演:ジョーン・ヒクソン(マープル)、
キャロライン・ブラキストン(ベス・セジウィック)、
ヘレナ・ミッチェル(エルヴァイラ)、ジェームス・コッシンズ(ラスコム大佐)、
プレストン・ロックウッド(ペニファザー)、
ロバート・レイノルズ(マリノフスキー)
- 「バートラム・ホテルにて」
放送(英ITV):2007年9月23日、(NHK):?
演出:ダン・ゼフ 脚本:トム・マクレイ
出演:ジェラルディン・マクイーワン(マープル)、ポリー・ウォーカー(ベス)、
エミリー・ビーチャム(エルヴァイラ)、ビンセント・レーガン(ミッキー)、
チャールズ・ケイ(ペニファザー)、 エド・ストッパード(マリノフスキー)、
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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