第19期第三回講座 『葬儀を終えて』を読む (2021.9.25)
本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を、★の数(1〜5)で答えてください。
- この作品の魅力は、どういう所にあるでしょうか? また、興味深く感じた点はありましたか?
- このトリック(なりすまし等)は可能だと思いますか?
- 伏線やプロット等の出来はどうでしょうか?
- 前年に書かれた『魔術の殺人』と作品の出来を比較してみてください。
- 何組もの夫婦が登場しますが、興味をひかれたカップルはありましたか?
- 新旧の訳をお読みになった方は、新訳の感想を述べてください。
- 献辞にある「アブニーでの愉しい日々」は、内容と関連があるでしょうか?
書誌的情報
- 原書"After the Funeral"は、英国では1953年5月にCollins社から出版。米国では"Funerals Are Fatal"という別題で1953年にDodd, Mead社より出版された。ポアロ物。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『葬儀を終えて』(加島祥造訳、早川ポケット・ミステリ、1956)
- 『葬儀を終えて』(加島祥造訳、早川ミステリ文庫、1976)
- 『葬儀を終えて』(加島祥造訳、早川クリスティー文庫、2003)
- 『葬儀を終えて〔新訳版〕』(加賀山卓朗訳、早川クリスティー文庫、2020)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.cexj.htmlより)。
- 「寄宿舎の殺人」
映画公開(英国1963年、日本未公開、ただしDVDは発売された)
監督:ジョージ・ポロック、脚本:ジェームズ・キャベノー
出演:マーガレット・ラザフォード(ミス・マープル)、
ロバート・モーレイ(ヘクター・エンダビー)、フローラ・ロブソン、
チャールズ・ティングウェル(クラドック警部)、
ストリンガー・デイヴィス(ストリンガー)、ダンカン・ラモント(ヒルマン)、
カーチャ・ダグラス(ロザムンド・シェーン)、
ジュームズ・ウィリアーズ(マイクル・シェーン)、
ロバート・アーカート(ジョージ・クロスフィールド)、
ゴードン・ハリス(ベーコン警部)
- 「葬儀を終えて」
放送:(英ITV、2006年3月26日 NHK、2006年12月14日)
監督:モーリス・フィリップス、脚本:フィロミーナ・マクドナー
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、ロバート・バサースト(ギルバート)、
ジェラルディン・ジェイムズ(ヘレン)、モニカ・ドーラン(ギルクリスト)、
マイケル・ファスベンダー(ジョージ)、フィオナ・グラスコット(ロザムンド)、
ルーシー・パンチ(スザンナ)、ジョン・カーソン(リチャード・アバネシー)、
アンナ・カルダー・マーシャル(モード)、
アントニー・バレンタイン(ジョバンニ・ガラチオ)
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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