第18期第一回講座 『アクロイド殺し』を読む (2020.11.28) |
★ 本書を読んだ後(読みながら?)、可能ならば考えてきてほしいこと
- この作品の評価を★の数で答(★1〜5)えてください。また、作品の評価について、当てはまるものを次の選択肢から選んでください。
- メインのトリック(記述者=犯人)が秀逸で、その他のトリック、だましのテクニック、語り口等も優れている。
- メインのトリックは秀逸だが、その他のトリックやだましのテクニック、語り口等はあまり評価できない。
- メインのトリックは評価しないが、その他のトリック、だましのテクニック、語り口等は秀逸である。
- メインのトリックも評価しないし、その他のトリック、だましのテクニック、語り口等もあまり面白くない。
- 初めてこの作品を読んだ時期と、どの版で読んだのかを聞かせてください。
- 初めて読んだ時と最近再読した時では、印象や評価に違いがありましたか?
- トリックやプロット等で、高く評価した点を具体的に挙げてください。
- 納得できないトリックやプロット等を、検証してみましょう。
★
書誌的情報
- 原書"The Murder of Roger Ackroyd"は1926年の出版。英国の出版社はCollinsで、米国の出版社はDodd, Mead。
- 翻訳書は以下の通り(児童物は除く)。
- 『アクロイド殺し』(松本恵子訳、平凡社/世界探偵小説全集、1929)
- 『限りなき魅惑』(赤木春之訳、紫文閣、1939)
- 『アクロイド殺し』(松本恵子訳、雄鶏社/おんどり・みすてりい、1950)
- 『アクロイドを殺したのは誰か?』(松本恵子訳、講談社/クリスチー探偵小説集、1955)
- 『アクロイド殺し』(松本恵子訳、ハヤカワ・ミステリ、1955)
- 『アクロイド殺害事件』(大久保康雄訳、東京創元社/世界推理小説全集、1956)
- 『アクロイド殺人事件』(中村能三訳、新潮社/探偵小説文庫、1956)
- 『アクロイド殺人事件』(松本恵子訳、角川文庫、1957)
- 『アクロイド殺人事件』(中村能三訳、新潮文庫、1958)
- 『アクロイド殺害事件』(大久保康雄訳、創元推理文庫、1959)
- 『アクロイド殺害事件』(大久保康雄訳、東京創元社/世界名作推理小説大系、1960)
- 『アクロイド殺害事件』(河野一郎訳、中央公論社/世界推理小説名作選、1962)
- 『アクロイド殺害事件』(原百代訳、東都書房/世界推理小説大系、1962)
- 『アクロイド殺害事件』(原百代訳、講談社/世界推理小説大系、1972)
- 『アクロイド殺害事件』(原百代訳、講談社文庫、1974)
- 『アクロイド殺し』(田村隆一訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1979)
- 『アクロイド殺害事件』(雨沢泰訳、集英社文庫/乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBESTl0、1998)
- 『アクロイド殺し』(羽田詩津子訳、クリスティー文庫、2003)
- 『アクロイド殺害事件』(河野一郎訳、嶋中文庫/グレート・ミステリーズ、2004)
- 映像作品は以下の通り(主としてhttp://www.deliciousdeath.com/indexj.htmlより)。
- 映画「Alibi」 イギリスでの公開:1931年、日本では未公開
(マイケル・モートンの戯曲「アリバイ」を元に制作)
監督:レスリー・S・ヒスコット、脚本:H.ファウラー・ミア
出演:オースティン・トレバー(エルキュール・ポアロ)
エリザベス・アラン(アーシュラ・ボーン)
フランクリン・ダイヤル(ロジャー・アクロイド)
J.H. ロバート(シェパード医師)
マーシア・スウィンバーン(シェパード医師の姉)
- 「アクロイド殺人事件」(「名探偵ポワロ」Agatha Christie's POIROT VII)
放送:(英ITV):2000/1/2、(NHK):2000/12/30
演出:アンドリュー・グリーブ、脚本:クライブ・エクストン
出演:デビッド・スーシェ(ポワロ)、フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)
オリバー・フォード・デイビス(シェパード医師)
セリーナ・カデル(キャロライン・シェパード)
ロジャー・フロスト(パーカー)、 マルコム・テリス(ロジャー・アクロイド)
- 「Neudacha Puaro」 放送:2002年、ロシア
演出・脚本:Sergei Ursulyak
出演:Konstantin Rajkin(Hercule Poirot)、Sergei Makovetsky(Dr. Sheppard)
- 「黒井戸殺し」 放送:フジテレビ2018年
脚本:三谷幸喜
出演:野村萬斎(勝呂武尊)、大泉洋(柴平祐)、余貴美子
草刈民代、向井理、佐藤二朗、和田正人、寺脇康文
浅野和之、秋元才加、吉田羊、松岡茉優、藤井隆、今井朋彦
これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。
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