第２５期第三回講座　『春にして君を離れ』を読む(2024.9.28)

本書を読んだ後（読みながら？）、可能ならば考えてきてほしいこと

1. この作品の評価を星の数（★１〜5）で答えてください。
2. どのような点でこの作品が面白いと思いましたか？
3. 表現や描写、話の展開等で優れていると感じた点、疑問に感じた点等をあげてください。
4. この作品の主人公は誰だと思いますか？　この作品は誰の物語なのでしょう？
5. ジョーン以外で、作品中で最も興味を感じた人物を挙げてください。
6. 夫のロドニーの人物像をどう思いますか。クリスティはロドニーをどういう思いで書いていると思いますか？
7. 帰りの列車の中の侯爵夫人との会話は、どんな意味を持っているのでしょうか。
8. 舞台を砂漠に設定したのはなぜだと思いますか。
9. 自分を見つめなし謙虚に夫に謝るつもりで帰国したジョーンが、その気持ちを捨ててしまったのはなぜだと思いますか。その理由はどう描かれているでしょうか。

書誌的情報

• 原書“Absent in the Spring”のハードカバー版は、米国では1944年にFarrar & Rinehart社から出版され、英国でのハードカバー版は1944年にCollins社から出版された。
  著者名のメアリー・ウェストマコットがクリスティであることは、当初気付かれなかったが、米国で本作を発表後、1946年頃にあるジャーナリストが暴露し、米国国立図書館も認めることになった。
  
• 翻訳書は以下の通り（児童物は除く）
  • 『ある日、ふと』（抄訳、中村妙子訳、雑誌「婦人之友」（1966/1〜6）、婦人之友社、1966)
  • 『春にして君を離れ』（中村妙子訳、ミステリ文庫、早川書房、1973）
  • 『オリエントより愛をこめて』（白鳥さよ訳、日本メール・オーダー、1984）
  • 『春にして君を離れ』（中村妙子訳、クリスティー文庫、早川書房、2004）
    
• 『春にして君を離れ』の公演作品は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）。
  • 劇「春にして君を離れ」（博品館劇場、２００４）
    　　　　　　 演出：大和田伸也
    　　　　　　 出演：多岐川裕美(ジョーン)、東てるみ(ブランチ)、大和田伸也(ロドニー)、勝野雅奈恵、佐倉ゆうみ、大和田悠太、佐野圭亮、田村連
    
  • ミュージカル「SUNDAY」（音楽座、２０２０）
    　　　　　　脚本・演出・振付：ワームホールプロジェクト
    　　　　　　出演：高野菜々、森彩香、井田安寿、平田薫、広田勇二、安中淳也
    
  • ミュージカル「SUNDAY」（音楽座、２０２４）
    　　　　　　脚本・演出：相川タロー、ワームホールプロジェクト
    　　　　　　出演：井田安寿、高野菜々、森彩香、岡崎かのん、酒井紫音、兼崎ひろみ、北村しょう子
  
  

  これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
  質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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