日本で公演されたクリスティ劇(2024.12月現在) |
戦後の日本で上演されたクリスティ劇リストです。手元に残っていた資料とインターネットで調べたデータを基にして作っています。
公演は原則としてプロやセミプロ劇団のものに限定しています。つまり各地のアマチュア劇団の公演や学校演劇は無視しています。また英語劇もカットしました。なお東京中心のリストになっていて、関西圏での公演などには抜けがあると思います。抜けている公演がありましたら、ご教示頂ければ幸いです。
またリストの項目のうち、装置や音楽担当者については、セミプロ劇団の場合はっきり書いていないことが多いため、美術や効果などの担当者を代わりに記入している場合もあります。
題名 | 企画・制作 | 公演劇場 | 日程 | 演出 | 翻訳 | 装置(美術) | 音楽(効果) | 主な出演者 | |
1 | 「ナイル河上の殺人」(「ナイルに死す」) | 劇団未来劇場 | 砂防会館(東京永田町) | 1958/6/2-5 | 山村正夫 | 長沼弘毅 | 江戸川乱歩(ゲスト?) | ||
2 | 「アクロイド殺害事件」 | 劇団象牙座 | ガスホール(東京銀座) | 1958/10/17 | 江戸川乱歩(ゲスト?) | ||||
3 | 「そして誰もいなくなった」 | 劇団未来劇場 | 1958/7/16-19 | 吉武みどり | 長沼弘毅 | ||||
4 | 「十羽の烏」(「そして誰もいなくなった」) | 佐藤プロダクション | 東横ホール(東京渋谷) | 1963 | 大木靖 | 長沼弘毅 (翻案:内村直也) |
富田勲 | 扇千景(秘書)、小山田宗徳(元警官)、尾上九朗右衛門(判事)、藤間紫(老婦人) | |
5 | 「ねずみ罠」(「ねずみとり」) | 東宝現代劇 | 東京芸術座(東京日比谷) | 1966 | 中村哮夫 | 西尾恵美子 | |||
6 | 「そして誰もいなくなった」 | 未来座 | 名鉄ホール | 1967/3/4-6 | 藤城健太郎 | 大村一平 | |||
7 | 「雷鳴とともに」(「招かれざる客」) | NHK放送劇団 | 1969 | 飯沢匡 | 三和元 | ||||
8 | 「稲妻とともに」(「招かれざる客」) | NHK放送劇団 | 第一生命ホール(東京日比谷) | 1970/12/ | 飯沢匡 | 三和元 | |||
9 | 「そして誰もいなくなった」 | 劇団昴 | 三百人劇場(東京千石) その他、9ヶ所(略) |
1977/2/3-16 | 宮田勝房 | scエ | 皿田圭作 | 岡部公甫 | 北島マヤ(ヴェラ)、簗正昭(ロンバート)、内田稔(ウォーグレイブ) |
10 | 「そして誰もいなくなった」 | 大阪放送劇団 | 大阪普門館(大阪肥後橋) | 1978/3/10-11 | 岩田直二 | 翻案:内村直也 | 板矢真紀 | 吉田秋男 | 小森節子(秘書)、藤田亮吉(ジャーナリスト)、宇野木柾雄(判事) |
11 | 「招かれざる客」 | 大阪放送劇団 | 大阪普門館(大阪肥後橋) | 1979/12/1-2 | 岩田直二 | 深町眞理子 | 板板矢真紀 | 吉田秋男 | 別所亜子(ローラ)、西山辰夫(マイクル) |
12 | 「情婦」(「検察側の証人」) | パルコ/スタジオ・ターボ | PARCO西武劇場(東京渋谷) | 1980/10/13-11/4 | 市川崑 | 加藤恭平 | 朝倉摂 | 大橋鉄矢 | 岸恵子(ローマイン)、細川俊之(レナード)、小池朝雄(ロバーツ卿) |
13 | 「情婦」(検察側の証人」) | 大阪放送劇団 | 大阪普門館(大阪肥後橋) | 1980/12/6-7 | 岩田直二 | 加藤恭平 | 板矢真紀 | 吉田秋男 | 西尾美栄子(ローマイン)、田中昌也(レナード)、西山辰夫(ロバーツ卿) |
14 | 「蜘蛛の巣」 | 大阪放送劇団 | 阪急ファイブ(大阪梅田) | 1982/3/12-14 | 岩田直二 | 加藤恭平 | 板矢真紀 | 吉田秋男 | 西尾美栄子(クラリサ)、西山辰夫(ヘンリー)、米村嘉洋(ジェレミー) |
15 | 「ねずみとり」 | パルコ/スタジオ・ターボ | PARCO西武劇場(東京渋谷) | 1982/6/10-29 | 宮島春彦 | 鳴海四郎 | 朝倉摂 | 渋谷森久 | 神崎愛(モリー)、草野大悟(ジャイルズ)、細川俊之(トロッター刑事) |
16 | 「ブラック・コーヒー」 | 神戸レ雌ー・劇団神戸 | レ雌ーホール(神戸) | 1982/9/22-26 | 夏目俊二 | 麻田実 | 夏目俊二 | 鎌田圭司 | 夏目俊二(ポアロ)、友藤秀幸(ヘイスティングズ)、高橋正夫(エイモリー卿) |
17 | 「霧山荘殺人事件」(「招かれざる客」) | シアターアプル | シアターアプル(東京新宿) | 1983/4/1-27 | 宮島春彦 | 深町眞理子 | 高田一郎 | 八幡泰彦 | 有馬稲子(ローラ)、津嘉山正種(マイクル) |
18 | 「蜘蛛の巣」 | ザ・サード・ステージ | 三百人劇場(東京千石) | 1983/6/14-16 | 樋口昌弘 | 加藤恭平 | 皿田圭作 | 久保田民絵(クラリサ)、伊藤信(ヘンリー)、江原正士(ジェレミー) | |
19 | 「蜘蛛の巣」 | 神戸レ雌ー・劇団神戸 | レ雌ーホール(神戸) | 1983/7/13-17 | 夏目俊二 | 加藤恭平 | 瀬戸圭 | 高橋真名子 | 小倉啓子(クラリサ)、小林哲郎(ヘンリー)、大野伸二(ジェレミー) |
20 | 「検察側の証人」 | 俳優座劇場プロデュース | 俳優座劇場(東京六本木) 大阪労演(その他4ヶ所) |
1983/7/23-8/7 1983/8/31-9/3 |
末木利文 | 加藤恭平 | 石井みつる | 服部二郎 | 岩崎加根子(ローマイン)、立川光貴(レナード)、中谷昇(ロバーツ卿) |
21 | 「そして誰もいなくなった」 | 劇団夢人島 | 新宿文化センター・小ホール(東京新宿) | 1986/12/24-26 | 金子宏 | 関口恵美 | 佐瀬佳明 | 川崎恵子(ヴェラ)注1)、平野恒雄(ロンバート)、神林哲哉(ウォーグレイヴ) | |
22 | 「ねずみとり」 | 劇団蒼生樹 | 横浜市教育文化ホール(横浜関内) | 1988/6/17-18 | 梨地四郎 | 鳴海四郎 | 大類賢悦 | 浜田絹子 | 清水泰子(モリー)、三瓶俊一(ジャイルズ)、岡たかし(トロッター刑事) |
23 | 「招かれざる客」 | 劇団神戸劇場 | |||||||
24 | 「ブラック・コーヒー」 | 劇団神戸劇場 | シーガルホール(神戸) | 1989/1/7-8 | 今泉おさむ | 麻田実 | 東山三六(ポアロ)、安田晶三(ヘイスティングス)、新山亮一(エイモリー卿) | ||
25 | 「検察側の証人」 | 俳優座劇場プロデュース | 俳優座劇場(東京六本木) |
1989/3/23?-26 |
末木利文 | 加藤恭平 | 石井みつる | 服部二郎 | 岩崎加根子(ローマイン)、生井健夫(レナード?)、中谷昇(ロバーツ卿) |
26 | 「検察側の証人」 | 名古屋放送芸能家協議会 | 1989 | 藤城健太郎 | 岡部雅郎 | ||||
27 | 「BLACK COFFEE(ブラックコーヒー)」 | 劇団往来 | 近鉄小劇場(大阪上六) | 1991/12/20-22 | 今泉おさむ | 麻田実 | 松岡道雄 | 十六針刃太郎(ポワロ)、谷内幸司(ヘイスティング)、要冷蔵(リチャー)、鈴木健之亮(エイモリー卿) | |
28 | 「そして誰もいなくなった」 | フジテレビジョン・平井事務所 | サンシャイン劇場(東京池袋) | 1993/1/14-27 | 青井陽治 | 青井陽治 | 石井強司 | 高橋巌 | かとうかずこ(ヴェラ)、荻原流行(ロンバート)、滝田裕介(ウォーグレイヴ) |
29 | 「ねずみとり」 | フジテレビジョン・平井事務所 | サンシャイン劇場(東京池袋) | 1993/1/30-2/12 | 鵜山仁 | 鳴海四郎 | 石井強司 | 深川定次 | 平栗あつみ(モリー)、浅野和之(ジャイルズ)、羽場裕一(トロッター刑事) |
30 | 「ホロー荘の殺人」 | フジテレビジョン・平井事務所 | サンシャイン劇場(東京池袋) | 1993/2/16-28 | 栗山民也 | 小田島雄志・小田島恒志 | 石井強司 | 深川定次 | 久野綾希子(ヘンリエッタ)、江原真二郎(アンカテル卿)、中原ひとみ(アンカテル夫人)、野口五郎(コフーン警部) |
31 | 「蜘蛛の巣」 | フジテレビジョン・平井事務所 | サンシャイン劇場(東京池袋) | 1993/3/3-16 | 壌晴彦 | 加藤恭平 | 石井強司 | 本間明 | 剣幸(クラリサ)、土屋嘉男(ヘンリー)、大谷美智浩(ジェレミー) |
32 | 「蜘蛛の巣」 | 平井事務所 | アートスフィア(東京品川) 神奈川県立青少年センター |
1994/5/10-22 1994/5/24-27 |
鵜山仁 | 加藤恭平 | 石井強司 | 深川定次 | 藤田朋子(クラリサ)、内山森彦(ヘンリー)、堀込聰(ジェレミー) |
33 | 「そして誰もいなくなった」 | 東宝・平岡企画 | 近鉄劇場(大阪上六) | 1994/7/14-31 | 釜紹人 | 瀬戸川猛資 | 堀尾幸男 | 高都幸男 | 涼風真世(ヴェラ)、市村正親(ロンバート)、金田龍之介(ウォーグレイヴ) |
34 | 「ホロー荘の殺人」 | 東宝・平岡企画 | 近鉄劇場(大阪上六) | 1995/9/6-23 | 井上恩 | 瀬戸川猛資 | 徳舛浩美 | 甲斐正人 | 中村玉緒(ヘンリエッタ)、入川保則(アンカテル卿)、季麗仙(アンカテル夫人)、名高達男(コフーン警部) |
35 | 「招かれざる客」 | 名古屋放送芸能家協議会 | 名古屋市芸術創造センター(新栄町) | 1995/10/5-8 | 藤城健太郎 | 深町眞理子 | 伊藤三朗 | 藤田赤目 | 藤沢理子・北村千谷(ローラ)、小澤寛・和田浩一(マイクル)(ダブルキャスト) |
36 | 「検察側の証人」 | 東宝・平岡企画 | 近鉄劇場(大阪上六) | 1996/9/7-25 | 釜紹人 | 瀬戸川猛資 | 堀尾幸男 | 高都幸男 | 安寿ミラ(ローマイン)、大沢健(レナード)、斎藤晴彦(ロバーツ卿) |
37 | 「ナイル殺人事件」(「ナイルに死す」) | 劇団往来 | 近鉄小劇場(大阪上六) | 1998/10/1-4 | 鈴木健之亮 | 伊藤麻里子 | 阪本雅信 | 大谷知子 | 中島桃太郎(ペネファーザー牧師)、要冷蔵(サイモン)、有希晃(ジャクリーン) |
38 | 「検察側の証人」 | 自転車キンクリートSTORE | 紀伊国屋ホール(東京新宿) 近鉄小劇場(大阪上六) |
1999・3・13-24 1999/3/27-28 |
鈴木裕美 | 飯島早苗 | 川口夏江 | 井上正弘 | 芳本美代子、橋本さとし、佐藤二朗 |
39 | 「そして誰もいなくなった」 | 大東新社・ポイント東京 | 東京グローブ座(東京新大久保) | 1999/6/22-7/11 | 山田和也 | 小沢由佳子 | 伊藤保恵 | 増原健市 | 藤谷美紀(ヴェラ)、三浦洋一(ロンバート)、佐野浅夫(ウォーグレイヴ) |
40 | 「鼠たち」 | 劇団フーダニット | 1999/12 | 松坂晴恵 | |||||
41 | 「そして誰もいなくなった」 | テレビ東京・ポイント東京 | アートスフィア(東京品川) その他2ヶ所 |
2000/6/24-7/2 | 山田和也 | 小沢由佳子 | 伊藤保恵 | 久富昭範 | 藤谷美紀(ヴェラ)、天宮良(ロンバート)、筒井康隆(ウォーグレイヴ) |
42 | 「蜘蛛の巣」 | テレビ東京・ポイント東京 | 東京グローブ座(東京新大久保) | 2001/11/30-12/9 | 山田和也 | 小沢由佳子 | 伊藤保恵 | 川崎晴美 | 久世星佳(クラリサ)、増沢望(ヘンリー)、戸井勝海(ジェレミー) |
43 | 「患者」 | 劇団フーダニット | 2001/12 | 松坂晴恵 | |||||
44 | 「ねずみとり」 | 竹内塾 | 武蔵野芸能劇場(東京三鷹) | 2002/4/26-28 | 竹内正男 | 石塚奈津美、門倉学、片桐祥子 | |||
45 | 「殺人現場へもう一度」 | 劇団フーダニット | 江戸川区総合区民ホール | 2002/9/21-23 | 松坂晴恵 | 深町眞理子 | 島明日香 | 先崎望紀子 | 酒句ゆりか、妹尾光徳、縄倉賢一郎、奥恭子、松坂晴恵 |
46 | 「検察側の証人」 | テレビ東京・ポイント東京 | ルテアトル銀座(東京銀座) 近鉄劇場(大阪上六) |
2002/9/20-10/6 2002/10/12-13 |
山田和也 | 小沢由佳子 | 伊藤保恵 | 林アキラ | 麻美れい(ローマイン)、河原雅彦(レナード)、古谷一行(ロバーツ卿) |
47 | 「マウストラップ」 | ピュアーマリーコーポレーション | 三百人劇場(東京千石) 新神戸オリエンタル劇場(神戸) その他3ヶ所 |
2003/3/5-16 2003/3/22-23 |
大和田伸也 | 鳴海四郎 | 小池あけみ | 実吉英一 | 勝野雅奈恵(モリー)、内海光司(ジャイルズ)、戸井勝海(トロッター刑事) |
48 | 「ねずみとり」 | たつのおとしご会 | 日本橋劇場(東京水天宮前) | 2003/5/28-31 | 佐藤修 | 鳴海四郎 | 神谷喜三 | まどかまるこ・磯村由紀子 | 松田宣子・花輪和枝(モリー)、宮崎精一・金川博(ジャイルズ)、大居義明(トロッター刑事) |
49 | 「そして誰もいなくなった」 | 東宝 | シアーターアプル(東京新宿) シアター・ドラマシティ(大阪北区) 中日劇場(名古屋) |
2003/10/31-11/16 2003/11/20-26 2003/11/27-28 |
小島靖 | 丹野郁弓 | 横田あつみ | 佐藤誠一 | 匠ひびき(ヴェラ)、山口祐一郎(ロンバート)、天田俊明(ウォーグレイヴ) |
50 | 「春にして君を離れ」 | 博品館劇場・鈴木アートオフィス | 博品館劇場(東京銀座) 新神戸オリエンタル劇場(神戸) その他数ヶ所 |
2004/11/17-21 2004/11/27-28 |
大和田伸也 | 高橋知伽江 | 斎藤浩樹 | 是安房雄 | 多岐川裕美(ジョーン)、大和田伸也(ロドニー)、東てる美(ブランチ) |
51 | 「ナイル殺人事件」(ナイルに死す」) | ポイント東京 | ルテアトル銀座(東京銀座) | 2004/11/18-28 | 山田和也 | 鴇澤麻由子 | 伊藤保恵 | 林アキラ | 北大路欣也(ペンネファーダー)、岩崎良美(ジャクリーン)、小林高鹿(サイモン)、森ほさち(ケイ) |
52 | 「そして誰もいなくなった」 | 東宝 | ルテアトル銀座(東京銀座) シアター・ドラマシティ(大阪北区) ももちパレス(福岡早良区) |
2005/2/2-15 2005/2/17-21 2005/2/23-25 |
小島靖 | 丹野郁弓 | 横田あつみ | 佐藤誠一 | 匠ひびき(ヴェラ)、山口祐一郎(ロンバート)、天田俊明(ウォーグレイヴ) |
53 | 「招かれざる客」 | たつのおとしご会 | 日本橋劇場(東京水天宮前) | 2005/5/26-28 | 佐藤修 | 深町眞理子 | 神谷喜三 | 杉沢守男 | 森秋子(ローラ)、水野順右(マイケル) |
54 | 「マウストラップ」 | ピュアーマリーコーポレーション | 三百人劇場(東京千石) 新神戸オリエンタル劇場(神戸) |
2005/7/12−20 2005/7/23-24 |
大和田伸也 | 鳴海四郎 | 小池あけみ | 実吉英一 | 芳本美代子(モリー)、内海光司(ジャイルズ)、戸井勝海(トロッター刑事) |
55 | 「予告殺人」 | 劇団往来 | 大阪ビジネスパーク円形ホール | 2005/12/21-25 | 要冷蔵 | 大江麻里子 | 阪本雅信 | 山本誠一 | 谷村真弓(マープル)、要冷蔵・乃木貴寛(クラドック警部)、里吉萌亜(レティシア)、具志堅まり(ドラ) |
56 | 「そして誰もいなくなった」 | T.H.E(Theater Harmony East) | 吉祥寺シアター(武蔵野吉祥寺) | 2006/1/6-9 | グレッグ・デール | 福田逸 | 石井みつる | 恩田哲寛 | 荒井みのり、平松慎吾、平岳大、岡田真善 |
57 | 「ゼロ時間へ」 | T.H.E(Theater Harmony East) | 吉祥寺シアター(武蔵野吉祥寺) | 2006/5/11-14 | グレッグ・デール | 平川大作 | 石井みつる | 伊東尚司・山下菜美子 | 若尾哲平(バトル警視)、岩田翼(ネヴィル)、小林萌子(オードリー)、林智恵(ケイ) |
58 | 「ホロー館の人びと」 | たつのおとしご会 | 日本橋劇場(東京水天宮前) | 2007/5/24-26 | 佐藤修 | 荒井良雄 | 神谷喜三 | 吉田穣覚・杉沢守男 | 森秋子(ヘンリエッタ)、桜井ひろ子(ガーダ)、佐藤せつお(カフーン警部) |
59 | 「マウストラップ〜ねずみとり〜」 | ピュアーマリー | 博品館劇場(東京銀座) その他 |
2007/11/1-11/4 | 大和田伸也 | 鳴海四郎 | 小池あけみ | 実吉英一 | 戸井勝海(トロッター刑事)、内海光司(ジャイルズ)、芳本美代子(モリー)、野沢聡、淡路恵子 |
60 | 「ホロー荘の殺人」 | T.H.E(Theater Harmony East) | 俳優座劇場(東京六本木) |
2008/8/20-8/24 | グレッグ・デール | 鈴木小百合 | 石井みつる | 石山理 | 宮本裕子(ヘンリエッタ)、小山萌子(ガーダ)、三浦丘美子(ルーシー)、白井圭太(コルクーン警部) |
61 | 「ナイル殺人事件」 | 劇団フーダニット | タワーホール船堀(東京船堀) | 2008/8/22-8/24 | 松坂晴恵 | 大江麻里子 | 島明日香 | 飯田博茂 | 円城寺ソラ(サイモン)、橘沙織(ジャクリーン)、川崎拓己(ペネファーザー司祭) |
62 | 「名探偵ポワロ ブラックコーヒー」 | ピュアーマリー | 博品館劇場(東京銀座) | 2009/1/27-2/1 | 佐竹修 | 保坂磨理子 | 三波豊和(ポワロ)、内海光司、片岡暁孝、山崎美貴、大嶋守立 | ||
63 | 「蜘蛛の巣」 | (株)コマスタジアム/読売新聞東京本社 | ルテアトル銀座(東京銀座)他12ヶ所 | 2009/5/22-30 | 大谷亮介 | 加藤恭平 | 島川とおる | 野田晴彦 | 浅丘ルリ子(クラリサ)、田村亮(ヘンリー)、花王おさむ、瑳川哲朗、小此木麻里、池谷のぶえ |
64 | 「ゼロ時間への殺意」 | たつのおとしご会 | 日本橋劇場(東京水天宮前) | 2009/6/11-13 | 佐藤修 | 三間由紀子 | 神谷喜三 | 三間早苗 | 花輪和枝(ケイ)、佐藤せつお(ネヴィル)、松田宣子(オードリー)、金川博(バトル警視) |
65 | 「ナイルの死神」 | 花組芝居 | 俳優座劇場(東京六本木) 新神戸オリエンタル劇場 |
2009/10/23-11/1 11/7-8 |
加納幸和 | 青井陽治 | 川口夏江 | 清水吉郎 | 加納幸和 水下きよし 原川浩明 桂憲一 大井靖彦 八代進一 |
66 | 「マウストラップ〜ねずみとり〜」 | ピュアーマリー | 俳優座劇場(東京六本木) サンケイホールブリーゼ(大阪) |
2010/4/29-5//5 2010/5/8-5/9 |
大和田伸也 |
鳴海四郎 | 小池あけみ | 実吉英一 | 綱島郷太郎 内海光司 舞風りら 倉石功 こぐれ修 北嶋麻実 照井裕隆 榛名由梨 |
67 | 「ホロー荘の殺人」 | 劇団フーダニット | 東部フレンドホール(東京瑞江) | 2010/7/17-19 | 松坂晴恵 | 瀬戸川猛資 | 加藤友実 | 飯田博茂 | 円城寺ソラ、思井奈都子、甲斐あやか、松坂晴恵 |
68 | 「名探偵ポワロ ブラックコーヒー」 | ピュアーマリー | シアター1010(東京北千住) サンケイホールブリーゼ(大阪) |
010/10/12・13 |
佐竹修 | 保坂磨理子 | 斎藤浩樹 | 是安房雄 | 三波豊和(ポワロ)、貴城けい、内海光司、榛名由梨、倉石 功 |
69 | 「検察側の証人」 | (株)コマスタジアム | ルテアトル銀座(東京銀座) | 2010/11/17-25 | 星田良子 | 中島アニータ・さくら | 荒川淳彦 | 窪田ミナ | 浅丘ルリ子、風間トオル、松金よね子、渡辺徹、鶴田忍、菅野菜保之 |
70 | 「殺人をふたたび」 | 演劇集団たつのおとしご会 | 日本橋劇場(東京水天宮前) | 2011/5/26-28 | 佐藤修 | 三間由紀子 | 神谷喜三 | 粕谷裕 | 佐藤せつお(アミアス)、森秋子(カロライン、カーラ)、花輪和枝(エルサ)、高橋正彦(ジャスティン) |
71 | 「検察側の証人〜麻布広尾町殺人事件〜」 | ネルケプランニング | 青山劇場(表参道駅) イオン化粧品シアターBRAVA! (大阪城公園) |
2011/10/15-23 2011/11/3-6 |
鈴木裕美 | 鈴木哲也 飯島早苗 | 瀬戸康史、五十嵐隼士、柳下大、荒木宏文、橋本汰斗、堀井新太,馬渕英俚可 | ||
72 | 「招かれざる客」 | (株)コマスタジアム/読売新聞 | ルテアトル銀座(東京銀座) 兵庫県立芸術文化センター 他 |
2012/11/10-18 2012/10/17-18 |
星田良子 | 中島アニータ・さくら | 荒川淳彦 | 窪田ミナ | 浅丘ルリ子、古谷一行、安奈淳、川崎麻世、不破万作、石井一孝、斉藤暁、原田優一 |
73 | 「名探偵ポワロ ブラックコーヒー」 | ピュアーマリー | 日本橋 三越劇場(東京) | 2013/2/6-2/13 | 佐竹修 | 保坂磨理子 | 斎藤浩樹 | 是安房雄 | 三波豊和(ポワロ)、桜乃彩音、合田雅吏、加藤頼、内田直哉、三谷悦代 |
74 | 「マウストラップ」 | ピュアーマリー/トリックスターエンターテインメント | 六本木ブルーシアター | 2013/3/6-3/17 | ジェイスン・アーカリ | 鳴海四郎 | 森宮隆、石井麗子、辻本祐樹、田野聖子、渡部将之、小松政夫、夏樹陽子、横内正 | ||
75 | アガサ・クリスティーサスペンスオムニバス 「最後のディナー」「フェイからの電話」 |
ピュアーマリー | 三越劇場 | 2013/7/2-3 | ジェイスン・アーカリ | 保坂磨理子 | 多岐川裕美、竜小太郎、加納竜、夕貴まお | ||
76 | 「検察側の証人」 | 劇団神戸 | ABC Hall(大阪市中之島) | 2014/6/7-8 | 夏目俊二 | 加藤恭平 | 國嶋芳子 | 甲斐卓雄 | 小倉啓子、いこまみちお、山本克己、木田博喜、柄本紀子、高柳裕太 |
77 | アガサ・クリスティーサスペンスオムニバス 「最後のディナー」「フェイからの電話」 |
ピュアーマリー | 博品館劇場(銀座) | 2014/7/23-24 | ジェイスン・アーカリ | 保坂磨理子 | 汐巴、加納竜、丹羽貞仁、夕貴まお | ||
78 | 「殺人お知らせ申し上げます」 | 劇団フーダニット | 東京タワーホール船堀 | 2015/3/6-8 | 松阪晴恵 | 大江麻里子 | 阿部一喜(エドマンド・スウェッテナム)、榎本弥侑果(ドラ・バナー)、甲斐あやか(ミッチ)、川口伸一郎(クラドック警部)、橘沙織(レティシア・ブラックロック)、松坂晴恵(ミス・マープル) | ||
79 | 「ねずみとり」 | 劇団神戸コメディ・ド・フウゲツ | 神戸レ雌ーホール | 2017/5/18-21 | 小倉啓子 | 鳴海四郎 | 未沙のえる、山本克己、キングムニエル | ||
80 | 「ナイル殺人事件」 | 劇団往来 | 大阪ビジネスパーク円形ホール | 2019/6/20-23 | 鈴木健之亮 | 大江麻里子 | 竹内志朗 | 大谷知子 | 桜花昇ぼる(ジャッキー)、要冷蔵(ベネファーザー牧師)、井路端健一・吉田佳(サイモン)、河合美智子・谷村真弓(フークス) |
81 | 「オリエント急行殺人事件」 | エイベックス・エンタテイメント | 大阪市森ノ宮ピロティホール 名古屋市ウインクあいち大ホール 東京都サンシャイン劇場 |
2019/7/26-28 2019/8/1-2 2019/8/9-18 |
河原雅彦 | ケン・ルドウィック | 小西遼生(ポアロ)、室龍太、春風ひとみ、伊藤純奈、宍戸美和公、松村武、伊藤梨沙子、田鍋謙一郎、マルシア、田口トモロフ | ||
82 | 「オリエント急行殺人事件」 | エイベックス・エンタテイメント | Bunkamuraシアターコクーン | 2020/12/8-27 | 河原雅彦 | ケン・ルドウィック | 美術:石原敬 | 音響:藤本純子 | 椎名桔平(ポアロ)、松井玲奈、松尾諭、室龍太、本仮屋ユイカ、粟根まこと、宍戸美和公、中村まこと、マルシア、高橋惠子 |
83 | 「SUNDAY」(『春にして君を離れ』のミュージカル) | 音楽座ミュージカル | 草月ホール | 2020/12/19-20 | |||||
84 | 「検察側の証人」 | シーエイティプロデュース | 世田谷パブリックシアター 兵庫県立芸術文化センター 枚方市総合文化芸術センター |
2021/8/28-9/12 2021/9/16-20 2021/9/23-2 |
小川絵梨子 | 小川絵梨子 | 美術:大島広子 | 音響:加藤温 | 小瀧望(レナード)、瀬奈じゅん(ローマイン)、成河(検察マイアーズ) |
85 | 「新☆名探偵ポワロ」 | ピュアーマリー | こくみん共済coopホール | 2022/4/8-10 | 佐竹修 | 保坂磨理子 | 美術:太田創 | 米川美月 | もりかゆみ、杉本ヒロ子、山崎修一、生田克正、森優子、中佐和葉、阿部達雄、五馬さとし、寺川昌宏、谷屋俊輔、倉増哲州 |
86 | 「そして誰もいなくなった」 | G-フォレスタ | 神戸アートビレッジセンター KAVCホール | 2022/6/25-26 | 丸尾拓 | 福田逸 | 辻本祐樹(ポワロ)、高橋由美子、五東由衣、大至、岩田翼、佐倉花怜、由地慶伍、瀬下尚人 | ||
87 | 「ホロー荘の殺人」 | ノサカラボ | 日本橋三越本館6階三越劇場 | 2023/5/3-8 | 野坂実 | 小田島雄志、小田島恒志 | 美術:仁平裕也< | 音響:竹下亮 | 凰稀かなめ(ヘンリエッタ)、紅ゆずる(ガーダ)、林翔太(エドワード)、高柳明音(ミッジ)、旺なつき(ルーシー)、綾凰華(ヴェロニカ)、佐々木梅治、河相我聞、細見大輔、松村優、中尾隆聖 |
88 | 「Murder on the Nile 〜ナイル河上の殺人〜」 | G-フォレスタ | 兵庫県 新開地アートひろば | 2023/6/24-25 | 丸尾拓 | 長沼弘毅 | 生田克正、中佐和葉、もりかゆみ、森優子、山崎修一、泉希衣子、五馬さとし、沢竜、高田恵輔、伶原彩夏、谷屋俊輔、渡部友実 | ||
89 | 「検察側の証人」 | 俳優座劇場プロデュース | 俳優座劇場(東京都) | 2023/10/22-28 | 高橋正徳 | 小田島恒志・小田島則子 | 原康義、金子由之、釆澤靖起、永宝千晶、志村史人、斉藤淳、井口恭子、岩崎正寛、木下藤次郎、齋藤隆介、斉藤祐一 | ||
90 | 「そして誰もいなくなった」 | ピュアーマリー | 江東区文化センター | 2024/4/5-7 | 鈴木孝宏 | 保坂磨理子 | 美術:太田創 | 米川美月 | 野村宏伸、伶美うらら、小野了、川原洋一郎、田口守、水野江莉花、吉良達也、石山雄大、側見民雄、夏樹陽子 |
91 | 「SUNDAY」(『春にして君を離れ』のミュージカル) | 音楽座ミュージカル | 東京 草月ホール 名古屋 フォレスト・ホール 広島 アステール・プラザ |
2024/6/13-17 2024/7/10 2024/7/28 |
相川タロー・ワークプロジェクト | 脚本:相川タロー | 美術:伊藤雅子 | 音楽:高田浩・金子浩介 | 井田安寿、岡崎かのん、兼崎ひろみ、北村しょう子、木村弥素子、清田和美、高野菜々、後藤さつき、酒井紫音、塩坂真季、他 |
92 | 「殺人現場へもう一度」 | 劇団フーダニット | 東京タワーホール船堀 | 2024/9/14-16 | 松阪晴恵 | 深町眞理子 | |||
93 | 「ゼロ時間へ」 | ノサカラボ | 東京 三越劇場 大阪 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール |
2024/10/3-9 2024/10/13-14 |
野坂実 | 小田島恒志・小田島則子 | 原嘉孝(ネヴィル)、紅ゆずる(オードリー)、鳳翔大(ケイ)、細見大輔(バトル警視) |
リストに関する細かい注です。
(1)と(2)は、手持ちの講談社版江戸川乱歩全集『探偵小説四十年』にあった「昭和三十三年度」という項目に載っていたものです。
(3)は旧宝石(1959.9月号)に載っていたものです。
(4)は「新劇」1963.8月号を参照しました。
よくわからないのは(7)と(8)です。(7)は『名探偵読本3 ポアロとミス・マープル』に載っているリストに典拠しています。ところが「霧山荘殺人事件」((17)の公演)のパンフレットの中で、演劇評論家の早川清氏は「調べたところ、昭和四十五年十二月、第一生命ホールで「稲妻とともに」というタイトルで、東京放送劇団が上演したことを知った」と書いています。その二つのデータをいずれも信用すると、1969年に「雷鳴とともに」という題でまず試演され、翌年「稲妻とともに」という題で本公演したと考えられます。というわけで、一応(7)と(8)は独立した公演としてリストアップしてみました。もし当時の公演のことをご存知の方がおられましたらご一報ください。
(12)は、主演が岸恵子と細川俊之、演出が市川崑ということで評判になったクリスティ劇です。私が初めて観たクリスティ劇でしたが、補助席が出るほどの大盛況で、確か追加公演があったように記憶しています。
ファンクラブにとっての記念碑的公演は、なんといって(15)の「ねずみとり」でしょう。初日公演の数時間前にファンクラブの「第一回会合」が開かれたからです。渋谷の西武劇場のロビーに集合・雑談した後、「ねずみとり」の初日公演をタダで観劇するというスケジュールだったからか、平日の午後にもかかわらず三十名以上の会員が詰めかけるという大盛況でした。
(41)の「そして誰もいなくなった」は(39)の再演といわれていますが、主役の藤谷美紀を除くとほとんどの俳優が代わっています。また作家の筒井康隆氏が判事役ということで評判になりました。
再演といえば、(52)の「そして誰もいなくなった」も(49)の再演です。こちらは文字通りの再演で、スタッフ・俳優ともほとんど同じでした。
また(54)の「マウストラップ」も(47)の事実上の再演です。モリー役が勝野雅奈恵から芳本美代子に代わっただけだからです。
注1:現在は小山恵子(劇団ふぁんハウスに所属)で、共演の平野恒雄は劇団ふぁんハウスの主宰兼役者として活躍しているそうです。
(59)は(54)の再演と思われます。また仙台、静岡、磐田など日本各地を巡演しているようです。
(66)は(59)、(54)の再演に近いものと思われます。
(71)はクリスティーの傑作法廷ミステリーを大胆に翻案。昭和初期の日本を舞台に、2人の新人弁護士が奮闘する成長ストーリーのようです。
(73)は(68)の再演のようです。
(75)はクリスティのラジオ・ドラマを脚色したもの。日本独自の公演です。
(77)は(75)の再演と思われます。
(83)はクリスティ劇の第一作「ブラック・コーヒー」のことです。