学校栄養士って、なに?
いったい、どんな仕事してんの?
統一献立なんだから、仕事ないんじゃないの?
献立作る以外に、どんな仕事があるの?
やっぱり夏休みは40日間休んでるの?
きな粉パンはまだあるの?ピロシキは?ソフトめんは?

などなど、いろんなところから寄せられる疑問に、私がお答えしましょう!
ただし、うちの市だけかも、っていうか、私だけかもってこともアリアリです。
あ、愚痴も入っちゃうかも。
私を知っている方は、見て見ぬふり(読まぬふり?)をお願いします!

と、いうことで、まだまだ内容を練っている最中です!
(って、練るほどの内容でもないか・・・(^^ゞ )
ボチボチUPしていきますので、しばしお待ちを・・・m(__)m

…コンテンツ…

・学校栄養士って?
・どうやってなるの?
・採用!
・勤務は?
・給料って?
・ボーナス 
・巡回って?
・4月1日のビックリ!
・献立はいつたてるの?
・献立はどうやってたてるの?
・普段はなにをしているの?
・夏休みは40日間休みなの? 
学校栄養士って?
 正式には、学校栄養職員といいます。
 栄養士・管理栄養士の法的根拠etc.真面目な内容は、得意分野じゃないので(?)給食博士さんのページをどうぞ・・・「きゅうしょくはかせのランチルーム」
どうやってなるの?
 本市の学校栄養職員になるには、秋に行われる採用試験に受かることが必要です。でも、この不景気のご時世(のせいなのか?ほんとに)採用は毎年若干名です。ない年もあります。
 だってね、だってね。児童数何名で、栄養士1名とかいう法律があって、ご存知のとおり児童数が減っているんだから栄養士が増えるわけがない。んでもって、栄養士だって労働者。この不景気にあってなかなか退職する人はいないから、採用もないとこういうワケなんです。
 こうして何年間か採用ゼロという年が続きましたが、平成14年からは新規採用があって、毎年若い(!)栄養士が増えています。まだ正規の栄養士が足りず、臨任の方も何人かいらっしゃいますが・・・。
 まったく、o-157とかいろいろあって、統一献立・共同購入がたたかれたり、センター方式がいろいろ言われたりしたけど、栄養士1校1名っていうのは、大切じゃないのかなぁ?
 栄養教諭になっても全校配置は難しいのか!?
採用!
 こうした難関を見事くぐりぬけ(自分で言うな?)採用が決まると、職場(どこの学校か)が決まるのですが、確か、3月の最後の週あたりだったような・・・それまで「ホントに採用決まったのだろうか?」という不安な日々が続きます。
 んでもって、4月1日に辞令交付となるわけですが、ここで思ってもみなかった事が・・・それは「4月1日のビックリ」をご覧ください。
勤務は?
 学校の先生と一緒。月曜日から金曜日まで、朝出勤して、夕方帰ります。給食がない時(長期休暇前後など)もちゃんと出勤しています。でも、いっしょに働いているはずの先生でも、知らない人がいたりする・・・(ーー;)
 が、しか〜し決定的に違うこと。それは、「巡回って?」をご覧あれ!
給料って?
 公務員の給料は、それぞれの職種に「給料表」というのがあって、その表には細かく号級がわかれて、基本給がのっています。私はあんまりこのことに関して詳しくないのですが、よくわかっていること・・・それは、私が損をしている、ということです。
 というのも、私は、現在の職につく前に4年の空白の時間があるのですが、初任給はそれを計算されずに、20歳の人と全く同じものでした。本来なら、4歳年齢が上なので、少し違うはずなのだそうです。でも、私がよくわかっていなかったせいか、採用が一人で比べる術もなかったせいか、新卒(短大卒程度20歳)の金額だったのです。
 でもまぁ、私のことはおいとくとして、公務員の給料は高いと言われますが、民間の友達と比べるとはっきり言ってそうでもありません。安定はしていますが。あと、生涯賃金(退職金とかも含めて)で考えると、どうなるのかよくわかりません。
 どっちにしても、同じ年に同じ自治体の違う職種(4年制卒扱い)に就職した同い年の友達は、私よりもかなり給料がいいということです。
 あそうそう、はっきり言って栄養士の給料は安いので、先生方とは比べ物になりません。10年近く働いても、新卒の先生よりも給料が安いと知った時のショックといったら・・・
ボーナス
 公務員にもボーナスがあります。年に2回。
 でも、本県はとっても財政状況がやばくって、私たちのような下々の者までボーナスカットの憂き目にあっています。数年前からは、ボーナスも基本給も数パーセントずつカットされています。・・・まぁ、給料がもらえるだけ幸せと思っていますが。公務員もこういうことがあるのですね。
巡回って?
 本市の小学校は全校に給食室があります。んでもって、上記にもあるように栄養士の数は児童数で決まってしまいます。(学校数とは関係ないのだ!)だから、基本的に栄養士は2校に1名。(それでもまだ法律の定数からいうと、多いらしい・・・)
 と、いうことは?そうです。1人の栄養士が2校を担当するのです。1週間に1回、もうひとつの学校(これを巡回校といふ)に行きます。そして、これを俗に(正式か?)巡回といいます。他の都市では「兼務」とか「兼務校」とかいうみたいです。
 でもって、自分の学校は配置校とか、所属校とかいうのかな・・・
4月1日のビックリ!
 4月1日。それは辞令交付の日。エイプリルフールと呼ぶ人もいる。
 社会人として歩み出そうと、期待と不安に胸ふくらませ(ホントか?)緊張の時。教育長(ぢゃないな、多分。とにかく教育委員会の誰かえらい人)から前の週あたりに聞いた自分の学校の名前の入った辞令(ただの紙です。B5サイズくらいの)をいただく。そういう、うやうやしい瞬間!
 が、しか〜し!私の手にはなんと2枚の辞令が手渡されたのです。1枚には、確かに先週明かされたA小学校の名前。そしてもう1枚には、初めて聞くB小学校の名前。「ナニ?このもう1枚の紙は・・・」
そうです。これは、「巡回校」の辞令。なんて書いてあったかは忘れましたが、この時はじめて巡回校の存在を知らされるわけです。募集のときも試験のときも受かったときも、何も言われてなかったのに・・・
 はっきり言って詐欺です。
 4月1日。それはエイプリルフール・・・と思いたい。(ーー;)
献立はいつたてるの?
 本市は統一献立です。市内の全学校栄養士でたてています。夏休みに集中して。
 といっても、約60名が一箇所に集まって初めから作り上げるわけではなく、地区(7地区)に分かれて、1〜2ヶ月ずつ分担して原案を考えます。
 夏休みに次の年度の4月〜3月分を考えるのです。だから、今月(平成16年10月)の献立は、平成15年の夏休みにたてたというワケです。

 ↓ つづきは、「献立はどうやってたてるの?」で ↓
献立はどうやってたてるの?
 と、いうことでスタートしました今年度の「献立作成」。(平成12年7月24日現在)
 ちなみに、私は来年度(13年度)の「献立当番(市内7地区それぞれから1名ずつ出て、全市の献立を最終的に調整・決定する。任期1年)」なので、この夏は中心になって「献立作成」を進めていかなければいけません。
 で、市内7地区で11ヶ月分を分担するので、各地区1〜2か月分の献立を作成します。ちなみに、うちの地区は2か月分です。
 献立の立て方としては、(私はうちの地区しか経験がないので、これが普通なのかどうかはよくわかりませんが・・・)まず、「抜き出し」といって、過去の献立などを参考に、新献立(毎年7月に各地区が新献立を持ち寄って、試作・試食します。次年度の献立のためです)を取り上げつつ、その月の回数分の献立を考えます。
 と、言葉で書けば簡単そうなのですが、当然のことながら、エネルギーやたんぱく質などの栄養価の上限・下限があり、米飯の回数(本市は週に1度なので、1ヶ月2回〜4回です)や揚げ物・焼き物の回数、味つけに偏りはないか、組み合わせはミスマッチになっていないか、作業量はどうか、また、緑黄色野菜が毎日使われているかとか、季節の食品が使われているかとか、魚の献立は少なくないかとか、いもは何グラムとれているかとか、細かいきまりが色々とあるのです。
 で、これらをクリアーして完成かと思えば、そう簡単ではなく、最後の砦「価格」があるのです。1食分いくらという予算があって、その予算に限りなく近づくように献立も調整します。
 この「価格」がくせもので、オーバーしてはもちろんいけませんが、あんまり余ってもいけない。ということで、今どきめったに聞かない「銭」の単位まで細かく計算します。
 こうしてだいたい出来上がった献立を持ちよるのが「調整日」です。
 だいたいどの地区も7月の休みに入るやいなや「献立作成」を始め、8月の上旬にある「調整日」に地区の代表(各2名ずつ)が集まって、全体の調整をします。
 この日は、月ごとバラバラに立てた献立を、全体を通して見るのがメイン。また、不思議と「地区カラー(?)」というのがあって、他の人の目で見ると、色々と意見が出てきたりするのです。
 この「調整日」を経て、他地区の意見を取り入れて手直しして、夏休みの「献立作成」の仕事はできあがりです。その他、食品構成を分けたり、家庭配布と言って、毎月配布する献立表にのせる記事を考えたり、こまごまとしたことはありますが、これら「献立作成」に費やされる日数は、5日です。長いと思いますか?短いと思いますか?
普段はなにをしているの?
 献立が決まっているのに、他に仕事あるの?よく聞かれます。
 私はいつも「午前中は現場で給食作って、午後は事務仕事」と答えます。基本ラインはこれでしょう。あ、でも現場に全く入らない栄養士もいるらしい・・・最近は授業とかもあったりするから、ホント、人それぞれだと思います。
 で、で、で。他に仕事・・・なんだっけ。
 つづく・・・
夏休みは40日間休みなの?
 んなわけあるかい!(ーー;)
 上記のとおり、まず献立作成があります。でもって、栄養研究会の出張もあるし。もちろん学期中もあるのですが、なかなか普段は時間がとれずじっくりできないので、給食のない夏休みに朝から晩まで頑張ります。それから、研修会やら検討会やらがあります。学校の出勤日もあるし、日直もあったりします。
 夏休みとして決められている日数以上に休む場合は、当然ながら年休をとるわけですが、はっきり言って年休などとれる日はありません。
 そんなこんなで、けっこう出勤しています。あ、ほとんどが出張なので、自分の学校でなく人の学校が会場だと、自分の学校にはそんなに行かないので職場ではずっと休みだと思われているフシがあります。動静表には書いてあるのにぃ〜。
 ということで、40日間休みということはありません!ま、給食がないだけ気分的にはラクですが・・・。(^^ゞ