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夕立・授業記録・1時間目


富田林市立久野喜台小学校・山村 精一(大阪・かわち教育サークル)

※漢字スキルで新漢をした後、

指・全員起立。2回読んだら座りなさい。座ったら、さらにもう2回読みなさい。                                   

この形はすでに定着しているため、すぐに取り組む。

今回は詩のためにそれほどの差は生まれなかった。

指・ノートを開けなさい。新しいページに、日付を書き、視写しなさい。

普段のノートを横にして行った。

1学期に行っているために、スムーズに取り組む。

指・できた人は、この詩を覚えなさい。あと○分です。

目をつぶりながら覚える子、ひたすら何度も読む子がみられた。

3年生・4年生の頃は一番記憶力がいい時期ですよと伝える。

指(修)・覚えたかどうか読めない子は見ながら、読める子は目をつぶって読んでみましょう。

おおむね暗唱できていた。

指・ノートに@〜Iと書きます。答えをノートにすぐに書きなさい。

@題名は(夕立)A作者は(みずかみ かずよ)B何が起きた(夕立)Cあつい空気がどうなった(けむりになった)Dどんな音(じゅっ)Eれんがべいの上にいるのは(大きなアリ)Fアリはどうしている(うろうろ)Gせみはどこにいる(木の幹)H「びーん」は何の音(せみの羽の音)I「羽をふるう」とはどういうこと(羽を動かすこと)

「びーん」をせみの鳴き声とする子がみられた。

「羽をふるう」は、せみがとぶ音とした子がみられた。

・この詩の季節はいつですか? → 夏                        

秋が3名。

発(修)・季節が分かる言葉を2つみつけて下さい。 → せみ、あつい空気

夕立と答えた子が3名。正解とする。

発・夕立とは、いつごろ降る雨ですか? → 夕方

 

発・「夕立がきた」とありますが、「夕立が降った」と、どう違いますか?

発問が悪く、うまく伝わらず、わかりにくい発問であった。

指・自分の考えをノートに書きなさい。 → 「きた」は急な感じであり、「降った」は前もって分かっていたものが来たという感じ

・「きた」というのは、自分のそばまで来たということで、「降った」は向こうであ

ったことで、自分のところではない。

・「きた」は人のように例え、「降った」はありふれたことだ

・「きた」はこちらに向かっている、「降った」はもう終わったこと

こちらが意図とする答えと違うために辞書で「夕立」を調べる。

「夕方ごろに急に降る雨」とあったと確認。これで変わるかと思ったが様子は変わらないようである。

続いて「くる(来た)」を調べ、「こちらに近づく」ということであった。そのため、自分のところへせまってくるということを解とした。

発・一連で見えるものはなんですか? → けむり・雨・れんがべい・大きなアリ

・けむり

・あつい空気

・アリ

・れんがべい

・夕立

・せみ

夕立と答えられる子が少なかった。

指・おかしいものがあったら、言って下さい。

せみは二連だからおかしい。空気は見えない。

発・一連で聞こえる音は何ですか? → じゅっ・雨の音

・じゅっ

・夕立

だけで終わってしまう子がほとんどであった。

「一連では何が起きている」という説明を加えたら、夕立の音ということがわかった。


                              2時間目  ・  3時間目 ・ 全発問全指示


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