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赤ねこ漢字スキル左ページ・テストの使い方           

富田林市立久野喜台小学校・山村 精一(大阪・かわち教育サークル)


赤ねこ漢字スキルのテストの指導法である。こうすることで、子どもの漢字の力はついていく。
2日で行うが、2日目は、2回漢字テストの時間を取ってもらう必要がある。
全学年応用可能だが、どちらかといえば低学年向けの指導法である。


@左ページ<1日目>

指示1  スキルの左ページをします。まず、@〜Iまでの読み方を書きましょう。分からなければ下の答えを見てもいいですよ。

だいたいの子が終わったのを見て、

指示2  @〜Iまでをいっしょに読みましょう。さんはい!
指示3  では、@〜Iまでの、漢字の練習をします。いつものように、目をつぶって「指書き」を机の上で行い、書けるようになったら、
      ていねいに「なぞり書き」、「うつし書き」をしましょう。

数人が終わったら、

指示4  残りは、休み時間にしておきましょう。今日練習したところは、明日テストするからね。しっかりやっておきましょうね。

※ 全員が終わるまで、待つことはない。ただ、左ページは時間がかかるので、10分はみておいたほうが良い。



Aテスト<2日日@>

指示1  漢字スキルの□番のテストを、ていねいに切り、名前を書きましょう。

 もちろん、全員が終わってなくても、次のように言う。

指示2  では、テストを真ん中の段にします。ていねいに書くようにしましょう。できた人は間違いがないか見直しましょう。
      それではスタート(優しく言う)。

半分ぐらいのの子が終わったら(時間で区切っても良い)、

説明1  今から丸つけをしますが、間違えたものを丸にしてしまうと、その子の力にならず、その子がとても困ってしまいます。
      例えば、入学試験の時に間違って覚えてしまっていたものを書いてしまったらどうなりますか?
      そのためにも、厳しくつけて下さい。
指示3  では、丸つけを、お隣の人と交換してします。スキルを見ながら、厳しくつけましょう。×だけつけて下さい。
      もし、合っているかどうか分からない、2人の意見が違うというときは、2人で先生のところに持ってきて下さい。

終わったグループが出てきたら、

指示4  今日は何点だったかお名前の順に言ってもらいます。もし、言うのが嫌な子がいたら、先生のところに言いに来て下さい。
      100点の子でも言うのが嫌な子もいますしね。

※ 私のクラスでは言うのを嫌がる子はいなかった。「もしいたとしても、2・3回でいなくなる」(向山先生・談)

指示5  点数を言っている間は、100点の人は裏にもう一度、@〜Iまでを、もう1回ずつ書きましょう。
      100点じゃなかった人は、間違えたところを覚えるまで、裏に書いて練習しましょう。では、○○君・・・

※慣れてくると、丸つけが終わり次第、上記のようなことを始めるようになる。

指示6  それでは、できた人は先生のところへ持ってきて下さい。まだの人は休み時間に出して下さい。



Bテストの直し<2日日A>

子どもが丸つけをしたテストを、教師が見直すかどうか?
 向山先生は、見直しはしない。
 師尾先生は、見直しは行うと言っている。
 私は、つけ間違いが見られることもあるため、数分で終わることから、見直しを行うことをすすめる。親からのクレームを避けるためにも、行っておいた方が良い。


●教師が見直さないのなら、2日目@の指示6のあとに間違いなおしのテストをさせて終わればよい。
 

指示1  間違えたところのある人は、テストの下の欄に、間違えた漢字だけ、やり直して先生のところに持ってきなさい

ここは、隣の子に丸をつけさせても良い。間違えた漢字だけをすることが大切である。

指示2  100点だった人は、裏に、念のためにもう一度、@〜Iまで1回ずつ書きましょう。終わったら、赤ねこシールを貼りましょう。
指示3  間違いなおしが終わって100点になった人も、裏に1〜10まで1回ずつ書きましょう。終わったら、赤ねこシールを貼りましょう。

 だいたいの子がシールを貼り始めたら、

指示4  裏に@〜Iまで1回ずつ書けた人は、前へ持ってきましょう。シールは途中でもかまいません。
      まだの人は、休み時間にやっておいてください

※ 集めたテストは、ハンコを押すなどして返してあげてもよい。             


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