阿詩瑪(クロスステッチ) (2O12年6月)
  クロスステッチは女性たちはよく知っている手芸です。わたしは多くの女性は体験したことがあると思います。トルコはクロスステッチの発祥地です。イタリアを経由して、西ヨーロッパに伝えてきました。十数年前から中国にも流行しました。最初の頃、図案は少なかったです。近年、いろいろな図案が出てきまして、そのうち中国民族個性の溢れるデザインもたくさんあります。
  わが家で初めてクロスステッチにチャレンジしたのは当時小学生の娘でした。夏休みの宿題のため、娘の大好きなくまのプーさんでした。図案が簡単で、いろどりが少なかったです。けれど、完成するまで予想以上に時間がかかりました。あれからクロスステッチをしたことがありません。
  今年の春、お仕事や家事が忙しい友人が一年をかけて、まさかの大型の作品を完成しました。あまりの美しさに感動され、自分もこのような作品を作ったらいいなと思いました。その後、友人のすすめで、わたしは『阿詩瑪』というクロスステッチにチャレンジすることを決めました。仕事や家事があまり忙しくない私なら半年があれば完成されるだろうと目標にしました。4月1日日曜日、最初の1針をスタートしました。人間は物事に熱中すると、寝食を忘れるほど熱心に取り込みます。私はそのような人間です。家事や仕事の合間に毎日数時間を縫い続いていました。そして6月中旬ついに50cm×60cmの作品を完成しました。

注)阿詩瑪とは、中国雲南地方の少数民族イ族の民話に出てくる美しい娘です。