〜 サーモスタッド交換の巻 〜



私のビート、買ったときから何故か水温の上がり方が遅いような気がしてました。
11月初頭のポカポカ陽気の頃でも30分くらい走行してやっと水温が上がり始まるような状態。
そして、どんどんと気温が下がっていくにつれ、水温が上がりだす時間が長くなっていき、ついには高速道路を
走行しても水温計はピクリともしない始末...いくらミッドシップでラジエーターまでの道中が長いとはいえ、
これは異常ですよねぇ。こんな症状はサーモスタッドが開きっぱなしになっているに違いありません。

そこで交換なのですが、ビートは現代車。ディーラーまかせにできるメリットを生かさなくちゃね。
さっそく近所のホンダプリモへ行きました。

「サーモ交換の見積もりをお願いします!」

いやぁ、今までディーラーで車を買ったこと無いので、緊張しちゃいますねぇ。
ソファーに座って年始サービスのお汁粉とコーヒーを美味しくいただいていると、
数分で見積もりができあがってきます。何度も言うけど、現代車ってすごいです。

「さて、サーモスタッド交換のお見積もりですが、かのようになります。」
「どれどれ・・・・・・」


ぇえぇ!!?え?
14560円(税込)

サーモって単純にクーラント抜いて交換するだけじゃないの?
サーモスタッド部品代1600円なのに何故???

明細を見てみると、、、工賃7000円、これは良いとして、、、純正クーラントが5600円もするそうです。
そりゃ無いでしょ〜、高すぎ!、抜いたやつを再利用ってのはダメ?、、ダメだそうです。

こんなに払うんだったら工具買って自分でやったほうが楽しいじゃん。

というわけで、サーモスタッド1600円とOリング110円を注文してきました。
でも、
お汁粉とコーヒーをいただいて部品しか買わないって、ちょっと悪い気が、、、、
スミマセン、いつか新車買います。(^^;;;


前置きが長くなってしまいましたが、以下、サーモスタット交換に挑戦の巻です。

尚、このページは交換の様子というか雰囲気をアップしたものですので、正確な作業方法は
サービスマニュアル等を参照ください。


さっそくジャッキアップします。今回、ウマが2つしか無かったので、フロントはブロックです。
注:ホントはウマは4つあった方が良いです!ブロックは危険です。



クーラントはラジエータ下のコックを空けると抜くことができます。サービスマニュアルではココの他にも
ホースの途中とかエンジン側からとかから完全に抜くように指示されていますが、全交換するわけ
ではないので、フロントだけでOKとしちゃいます。
ちなみに、リアをジャッキでフロントより上げておけば、より抜けが良いです。



クーラントが抜けたら、後ろからもぐってエンジン下を除くとこのようなサーモカバーがあります。
「矢印の様にネジが2箇所あって、これを外すとサーモスタットを交換できます。」
と、サービスマニュアルには簡単に書かれていますが、マフラーの付け根(エキマニ?)のカバーが
じゃまをして奥のネジにはラチェットもスパナも入りません。。。。これって、エキマニ外さなくちゃいけないの?

聞いてないよーー!!

でも、なんとか狭い隙間から薄いメガネなら入りそうなので、あわてて近所のホームセンターへ、、


いろいろ見た中で、一番細身のメガネはKTCのこれでした。
祈る気持ちで試してみると、これがバッチリ。計ったかのように隙間に挿入でき、
奥のネジもすんなり外れました。

さすが、ブランド工具KTC、
これくらいの工具は持っていなくちゃいけないんですね。



ようやくの事でサーモをはずしてみると、案の定、開きっぱなしです。
左がいままで付いていた開きっぱなしのサーモ、右が新品ね。



サーモスタッドを取り付けて、あとはクーラントを入れるだけ。
クーラントの使い回しも考えましたが、消耗品ということで、新品を購入。
ちなみにコレ、本田純正の
1/10の価格です。大丈夫、、、、だよね?(^^;;;



クーラントを入れて、アイドリング、エンジン内に回し、減ってくる分を補充して完成です。
この時期(1月中旬)、今まで決して上がることの無かった水温計も上がるようになりました。
めでたしめでたし。(^^)

    〜 サーモスタット交換で改善された点 〜

・ ヒーターが効く様になった。ビートはこんなに暖かかったのか!!!
・ 今まで1500〜2000回転で安定しなかったアイドリングがバッチリ1200回転に。
・ アイドリングが下がったにも関わらず発進が楽になった。
  (ラフにクラッチつないでもエンストしない)
・ 多分、燃費だってよくなっているはずだ!

ということで、多少の苦労はありましたが、初のサーモ交換、上手くいきました。
ビートも早10年選手になろうとしています。
こんなマイナートラブルもけっこうあるんじゃないかな?
水温が上がりにくい方、アイドリングが高めで安定しない方、サーモも疑ってみてはいかがでしょ?


最後に、このサーモ交換を行うにあたり、資料やアドバイスを下さった
浜松ビート乗りの皆さん、皆様のおかげで何とか交換することができました!!


本当にありがとうございました!!

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