〜 ローターが溶けた!? 〜

毎日の通勤に大活躍の黄コンブ。今日も仕事が終わり「さぁ、帰りますか」とエンジンをかけたところ
エンジンはかかるんだけど、アイドリングが怪しい。寒いせいかな?と走り出してみるも良くなる気配無し。
それどころか、家に近づくにつれて加速中にカクンと息継ぎしたり、信号待ちでエンジン止まりそうになったり、
どんどんと悪化しているみたい。こりゃアカン、エンジン切れたら再始動できなくなる(根拠の無い判断)と
思い、ヒール・アンド・トゥを繰り返して何とか帰宅。ビートルに乗り出して8年。今までビートルで家に帰れなかった
事は無い!というジンクスを破らないため、冷や汗もんのドライブでした。

家に帰って冷静に考えてみると、こんな症状って以前にポイントギャップが小さくなったときとよく似ています。
ということは点火系が怪しそうですね。とりあえずデスビをチェックしてみましょう、とデスビキャップを
空けてみると....


げぇ!?!?



ガァァーーン!(*o*)

をいをい、なんだこりゃ???見事にローター導体部が溶けて今にも断線しそうです。
これが原因で失火して上手く走れなかったのですね。しなし、何故こんなところが溶けたのでしょう?

いろいろ考えているとこんな事を思い出しました。

その昔、カルマンギアに乗っている友人がアメリカから30000Vなんちゃらとかいう高電圧コイルを
輸入し取り付けたところ、一時的に調子が良くなったのですが、すぐにポイントが溶けてしまったそうです。
つまり、ポイントが高電圧に耐え切れずに発熱&溶解してしまったというわけですね。

これと同じ事が起こったのではないかな?

下記していますが、私の車はポイントレスになっています。で、コイルは見たことの無い大きな黒いコイルが
取り付けられています。もし、仮にこの謎の黒コイルが高電圧タイプであったとすれば、ポイントの次に
配線抵抗の高そうなロータネック部分が溶け出すことも考えられそうです。

どうでしょ?私の推理 (ワリと自信アリ...笑)



ということで、怪しいコイルを手持ちのボッシュブルーコイルに変更。
溶けたローターを新品に、ついでにペアってことでデスビキャップも新品に交換しました。
このデスビキャップ、本当は見た目の問題で黒いやつが欲しかったのですが、ショップの薦めで
このスペインメイドのレンガ色ボッシュにしました。こっちの方が品質が安定しているんだって。




さっそく、組みつけていきます。といってもはめるだけですけどねー(笑)




出来上がりの図、赤矢印が今回変えたボッシュブルーコイルね。

あたりまえだけど、この仕様で問題なくエンジンかかりました。試走したところ、特に問題も無さそうです。
しばらくはこの組み合わせで乗ってきたいと思います。



さてさて、最後に今後の課題...



私の車、以前のオーナーによってCOMPFIREを用いたポイントレス仕様に改造されています。
これはこれで、今のところ特に問題ないのですが、別に高回転まで回すわけでもないし、
ノーマルのコイルに戻してしまったので、特にこいつでいるメリットって無いんですよね。
COMPFIREが悪いってわけではありませんが、原理が解らないものを使いつづけているってのは
なんだか気持ち悪い。。。やっぱ、ビートルはシンプル・イズ・ベストでしょー。

ということで、これ外してポイント式に戻したい(デチューン?)。
単純に外して、ポイントとコンデンサーを入れればいいものなんだろうか???
ちょっと調査が必要のようです。

COMPFIREに詳しい方、情報よろしくおねがいします。

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