旧車にありがちなシートのヘタリに
 「シートのあんこ詰め」

着実に改善されつつあるマイライフ。今回は小ネタなのですが、へたったシートを何とかしてみたいと思います。

今まで何台か旧車を乗り継いできましたが70年代くらいの車から多くなったウレタン一体整形の座面を持ったシートってヘタリが早いですよね。どうしてもお尻の形に沈んでしまい、元に戻らなくなってしまいます。このままほっておくとどんどん座面が沈みシートバックと腰の位置が合わなくなり腰痛の元。また、座面に余計な負荷がかかる分、表皮が破れやすくなってしまいます。

修理と言うにははばかれるような作業ですが、沈んだ分のアンコを詰めて沈んだ座面をもとに戻してみましょう。
先ずはシートを取り外します。12mmナット×4箇所だけで止まっているので外すのは簡単なのですが、ライフの小さなドアから抜き出すのに一苦労。知恵の輪状態でシートを室内で回し、なんとか室外に取り出しました。
作業は簡単。へたった分、詰め物をすれば良いだけの話。

では何を詰めるか?ですが、先ずは雑巾10枚を詰めていきます。シート裏ですから使用済みの雑巾でも良いような気がしますが、次世代オーナーに「汚っ!!」なんて言われたくないから新品を使用します(笑)
続いて固めのウレタンでできたパズルマットを2枚(厚み1cm×2)。

ビートルでいろいろ試しましたが、シートの詰め物はこの組み合わせが硬すぎず柔らか過ぎずのちょうどよい乗り心地を作ることができ気に入ってます。

再度、知恵の輪状態でシートを室内に戻して作業終了。座面はパンパンになり、背中とシートバックの位置も合うようになりました。視線も上がって視界良好。気持ちよくドライブできるようになりました。

すごく簡単な作業ですが、常に体に触れる部分ですから対労力効果は絶大です。(^^)
余談ですが、今回シートを外して気づいたのですが、シート裏にこのような日付印が押されていました。「48.8.17」ってことは昭和48年8月17日にこのシートが組まれたってことでしょうね。

車のパーツで日付印が押されるなんて初めて聞きましたが、当時はこうやって管理していたんですね。こんな判りやすい印を付けていたら長期在庫車をナイショで出荷したらバレバレじゃん。(^^;;;

ともあれ、この印により私のライフの誕生日はお盆明け、ということが判りました。
ここを見てくれている360ホンダファミリーの皆様、あなたの車の誕生日はいつですか?

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