■Many Legends of
Gou Yuehua■
■郭躍華伝説03■試合■
◆対 前原 正浩 選手(日本) ◆第34回世界選手権大会(1977年 バーミンガム) ◆
郭躍華選手の技術で最も得意な展開である。サービス
→ 3球目攻撃 →
フォアへの飛びつき(フォアドライブ)という展開も、打球後の戻りが良いのでしっかりしている。
バックサイドからもフォアサイドからもドライブは両コースに打てる。それが攻撃力をさらに上げている。威力があればあるだけ、対戦相手に与えるプレッシャーははかりしれない力、オーラとなる。
(右の写真はフォアストレートへ打っているが、ここからフォアクロスへ打つことも出来る。対戦相手としてはコースを読む事が難しく、迷いながらプレイしなくてはならない。)
ドライブのフォームは全体的にみて大きく高く飛んでいる感じがあるが、このような空中姿勢のフォームが、高い打球点をとらえての大振りのドライブを可能にし、かつ打球後のもどりを速め、ショートを使用できる位置(前陣)にす早く動くことを助けている。これは、全身のパワーなくしてはからだのバランスをくずしやすいフォームでもある。むずかしいことをやっているからこそ、人にない"ニュータイプ"も生まれるのだろう。
(画像:手前が前原選手、向こう側が郭躍華選手)
打球後の力溢れるこの体勢、そして鋭い目つき。世界最強のドライブを持ち、あれだけ前陣、高打点で打球しながらも次球に備える勝負師、決して油断をしない。
(左の写真では見辛いが、前原選手はショートをミスし、ボールが足元に落ちていくところがわかる。)
例え対戦相手がミスをせず、ドライブをショート(もしくはブロック)され、空いている(と思われる)バックを狙われたとしても
と(他人から見れば)劣勢(と思われる状態)を十分にカバーし、連続攻撃していくことだろう。だからこそ対戦相手は、甘いボールを返球することが出来ず、ミスを繰り返していく。そう、自ら敗戦・完敗という自滅への道を歩いて行くことになるのだ。
(画像:手前が前原選手、向こう側が郭躍華選手)
◆おまけ◆
冷静に相手のサービスを見つめ、甘いボールには容赦なくドライブで攻撃をする。有利であるサービスでさえ、対戦相手はプレッシャーを感じることになる。
(画像:手前が前原選手、向こう側が郭躍華選手)
■終わり■