以下は「asahi.com MY TOWN 秋田」というサイトで紹介された盗難カエル像の身の上とその後についての記事です 彼の冬眠している姿もご覧下さいませ (情報及び冬眠画像提供:けろ美さん) |
[秋田の不思議] |
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海岸にカエルの銅像? |
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日本海を望む秋田市新屋の新屋海浜公園。浜の入り口にカエルの銅像が立っている。名前は「ももさだカエル」。左足を浮かせてバンザイをする奇妙なポーズが笑いを誘う。でも、海にカエルはないだろう。謎のカエルの銅像について、秋田市公園課の保坂孝彦課長補佐(50)に聞いた。(滝沢隆史) 保坂孝彦・秋田市公園課課長補佐に聞く −−なぜ、海岸にカエルの銅像なのでしょう。 公園の整備を進める中で、地元から要望がありました。「公園のシンボルになるものがほしい」と。かつて、公園周辺は「百三段(ももさだ)」と呼ばれ、海水浴場として大変にぎやかだった場所でした。そこで地元と協議した結果、「昔のにぎわいにカエル」ことを願い、「ごみを持ちカエル」という環境美化への思いを込め、「訪れた人たちが事故やけががなく無事カエル」ことを祈って、カエルの銅像を作ることになりました。 名前はかつての地名にちなんで名付けられました。像の高さは台座も含めて2メートル70センチぐらいあります。93年3月、約140万円かけて制作しました。 −−それにしても妙なポーズです。 種明かしをすると、あのポーズは赤ちゃんの「はいはい」がモデルだといわれています。 当初は、置物などでよく見かける座ったままのカエルのデザインに決まりかけました。ところが、ありがちだったため、なにか別のデザインがいいとなり、当時、像の制作をお願いしていた作家さんが、自分の幼い子どもが「はいはい」している姿を見ていて決めたようです。 −−市内の隠れた名所になっているとか。 銅像が完成した当時は「あのカエルはなんだ?」と、市役所にもよく問い合わせがあったそうです。ですが、思いがけず、脚光を浴びる出来事がありました。 像が立った翌年の94年。何者かに像を持ち去られてしまったんです。数日後、市内のパチンコ店に放置されているのが見つかって無事に戻りましたが、マスコミに大々的に取り上げられて一躍、話題になりました。いまでは、地元で愛着をもって受け入れられています。 ただ、例年11〜3月は風雪被害から守るため、像は冬囲いで覆われてしまい、見ることができません。春になったら、ぜひ多くの人たちに訪れてほしいですね。 |
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冬眠中のももさだカエルの姿↓