白馬岳付近(風吹岳)の地震活動

(2016/7/7 更新)


図1:Hi-net自動震源による震央分布図(新潟・長野・富山県境)。 茶色△印は火山。黒色小さい△印は風吹岳の位置。 6月13日以降を調べた。どうもHi-net自動震源は西側の活動を検出できていないようです。


図2a:図1の枠内の震源のM-T図。7月1日にまたやや大きい地震(Mjma4.4)が起きた。


図2b:図1の枠内の震源の時空間図。上が東側。7月1日の地震は東側で起きた。


図3:気象庁震源による6月29日までの震央分布、Mすべて、深さ30kmまで。 風吹大池付近。小さな黒色△印は風吹岳。


図4:図3枠内のM-T図です。この付近の地震の震源が決まり始めたのは1995年頃からのようです。 今回の活動までは、2007年6月27日に起きたM3.5が最大でした。


図5:2007年以降の震央分布図です。


図6:図5の枠内を切り出して時空間図にしました。 上側が東側です。2007年の活動だけ西側だったようです。 2014年11月下旬からの活動は、東側で多発しています。 これは長野県北部の地震M6.7(11月22日)によって誘発されたようです。


図7:気象庁震源による2014年10月以降の震央分布図。△印は火山。 南東側の震源群は、長野県北部の地震M6.7の本震と余震。


図8:図7の枠内のM-T図。


図9:図7の枠内の時空間図。上が北西側。 長野・新潟県境の活動は、長野県北部の地震で一度活発化した後、今年1月から少しづつ起こり始めたようです。 偶然かも知れませんが、熊本地震の最大前震(4月14日)の前の日、13日から本震(4月16日)が起きた日の16日までの間が活発でした。


図10:気象庁震源による2014年10月以降の震央分布図。△印は火山。 南東側の震源群は、長野県北部の地震M6.7の本震と余震。


図11:図10の枠内の時空間図に熊本地震のM6.5、M6.4、M7.3は起きた時間にそれぞれ青色縦線を入れました。 上が北東側。西側の新潟県側の地震が、熊本地震に励起されたようにも見えます。



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