西表島付近の地震(2018/3/1 M5.6)

(2018/3/6 更新)


図1:2018年2月26日から3月4日までの気象庁震源データです。 Mすべて、深さ60kmまで(日本標準時)。本震の震源時間は、日本時間1日22:42:26)。 黒色+印は、地震観測点の位置です(2016年当時)。 西表島のIRIOMF観測点が無ければ、他の観測点は直線的に分布しているので、 各観測点での読み取り誤差のためその直線に直交する方向にばらついて分布する。 この異常な分布は、津村建四朗さんが指摘しました。


図2:図1の長方形に切り出した地区内の震源の直線ABに対する時空間図です。 上が北西側。ときどき震源が南東側へ決まり、深くなっている。


図3:図1の長方形に切り出した地区内の震源の直線ABに対するM-T図です。 南東側に震源が決まっているときは、小さな地震は決まっていない=検知能力が落ちている。 防災科技研のHPからデータを入手したので、フォーマット変換時にM未決定の震源を誤ってM0にしてしまっています。
図4:図1の長方形に切り出した地区内の震源の深さー時間図です。


図5:図1の長方形に切り出した地区内の震源の直線ABに対する断面図です。 中央部は、走時を合わせるため震源が深く決まってしまいます。


図6:図1の長方形に切り出した地区内の時間別地震発生回数図です。 横軸は、発生した時刻の時です。 縦軸は回数。昼間に回数が減っているので、人間活動によるノイズのためか、通信回線障害のためか地震波を検知できなくなっているように思われます。


図7:その後、JMAフォーマットの震源データを入手出来たので、震源のフラグ「K」と「k」だけで描くと南東に伸びる分布は消えました。 自動処理による震源(フラグ「A」)が良くないようです。



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