韓国南東部の浦項(ポハン)の地震(2017/11/15)M5.4

(2017/11/24 更新)


図1:韓国気象庁(KMA)の2016年から2017年11月15日15時15分までの震源データです。 Mすべて(日本標準時)、韓国気象庁は、深さを発表していないので、深さ10kmは推定です。 茶色線は、地表活断層線。 14時29分にM5.4(韓国気象庁)mb5.4(米国地質調査所)。 日本でも対馬で震度2。去年の9月12日の慶州地震M5.8(その後、深さが14.1kmと発表された)の北側です。
去年の地震の解説は、下記に掲載されています。
韓国慶州マグニチュード5.8地震(地震ジャーナル)



図2:左が防災科技研の自動cmt解。右が、グローバルCMTグループによる解で、Mw5.5。




図3:震源分布図。上から韓国気象庁、気象庁、Hi-net自動震源による。 震源が、観測点から離れている日本の機関の震源はばらついています。 韓国気象庁の震源分布だと、NE-SW走向の断層が推定出来ます。


図4:本震・余震のM-T図。余震活動は徐々におさまってきています(韓国気象庁の震源データ)。


図5:2004年10月23日、中越地震の余震でMw5.5、Mjma5.3の震度分布。最大震度5強。
以下、同じMw5.5の地震の震度分布を並べて見ました。


図6:2011年4月11日、福島県浜通の余震でMw5.5、Mjma5.9の震度分布。最大震度5弱。


図7:2011年4月12日、長野県北部の地震でMw5.5、Mjma5.6の震度分布。最大震度5強。


図8:気象庁で昔、私らが使っていた換算図。


図9:Musson, R., Gruntha, G., Stucch, M.(2010), The comparison of macroseismic inttensity scales. Journal of Seismology,14,2,413-428. に示されている換算表。「EMS」は「European Macroseismic Scale」です。



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