イラク・イラン国境付近の地震(2017/11/13)M7.3

(2017/11/15 更新)


図1:米国地質調査所(USGS)の1964年から2017年11月12日までの震源データです。深さ60km以浅、M4以上(世界標準時)。 ×印が本震の位置です。本震は、12日18:18(日本時間13日03:18)で、深さ23.2kmと浅いプレート境界地震です。 この北西ー南東のプレート境界の地震帯では、トルコ南東部で2011年にM7.3の地震が起きています。


図2:米国地質調査所(USGS)の2017年11月12日から14日24時までの震源データです。 深さ60km以浅、Mすべて(世界標準時)。 拡大して見ると震源断層は、イラン側の方が広そうです。 本震の位置が、余震群から少しズレているのは震源決定精度の問題かも知れません。


図3:下記のテクトニック図の一部を借用。アラビアプレートが北上して、ユーラシアプレートにぶつかっている境界です。 緑色線は、トランスフォーム断層、紫色線は沈み込みか衝突境界。 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bf/Tectonic_plates_boundaries_detailed-en.svg


図4:グロ-バルCMTグループによるCMT解のP軸水平投影図です。


図5:グロ-バルCMTグループによるCMT解のT軸水平投影図です。


図6:グロ-バルCMTグループによる今回の地震のCMT解。 北東ー南西方向の圧縮軸の低角逆断層です。



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