熊本県 M6.5 (2016/4/14) M7.3(4/16)

(2016/6/13 更新)


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図0a:4月14日以降5月末までは気象庁震源。6月1日以降は防災科技研のHi-netの自動震源によります。 黒線は市の境界。茶色線は確実度1,2の地表活断層線。淡青色は、確実度3の地表活断層線。 ×印が、22時08分M4.3(気象庁)の地震の震央(Hi-netの自動)。 Hi-netではM4.4、米国地質調査所はM4,5。位置は八代市。 この位置が正しいとすると別の活断層での活動に見えます。


図0b:6月12日22時08分以降の震源分布。防災科技研のHi-netの自動震源による。 パラメータを示した震源の所に余震が続発しています。


図1:4月14日以降の震源分布。防災科技研のHi-netの自動震源による。 陰の入った長方形は震源断層モデルです。 本震は国土地理院の暫定モデルです(赤震源で上書きされ見えませんが)。 大分県西部の震源断層は、1975年大分県西部地震M6.4です。 紫色△印は活火山の位置です。ほとんど火山を避けているように見えます。 黒線は阿蘇の外輪山です(京大火山研究センターによります)。 16日01時25分のM6.7(Hi-net自動震源)震源が、14日の震源の西側です。 気象庁暫定Mj7.3、米国地質調査所M7.0です。 南西側延長部で地震が起きてしまいました。 八代海の水俣市沖でも微小地震が起きています。 八代海には小生が昔、地震活動空白域があると指摘した場所もあり気になります。
以下、メモ
18日の阿蘇の地震は、Hi-netはM5.7、気象庁はM5.8。
19日17時52分の地震は、Hi-netはM5.3、気象庁はM5.5。
19日20時47分の地震は、Hi-netはM5.1、気象庁はM4.9。



図1b:図1の枠の中の震源の時空間分布。上側(B)が北東側。


図1c:図1の枠の中の震源のM-T図。 大きな地震が起きると検知能力が落ちてMの小さな地震は震源が決められなくなります。


図1d:図1の枠の中の震源の断面図。上部の△は火山の位置です。 縦横比は、縦が横の2倊です。


図2:震源分布は図1と同じ。本震の領域だけに限定し、切り出す方向を変えました。


図2b:図2の枠の中の震源の時空間分布。上側が北西側。


図4:4月14日から16日01時25分のM7.3地震の直前までの震源分布図です。 震源データは、Hi-net自動震源です。


図5:図4の枠内の震源の断面図です。 きれいではありませんが、Bの方に深くなっているように見えます。


図6:16日01時25分のM7.3地震以降の震源分布図です。 震源データは、Hi-net自動震源です。


図7:図6の枠内の時空間分布図です。


図8:16日01時25分のM7.3地震以降の震源分布図です。


図9:図8の枠内の時空間分布図です。


図10:16日01時25分のM7.3地震以降の震源分布図です。


図11:図10の枠内の時空間分布図です。


図12:4月1日以降の震源分布。震源データは米国地質調査所による。 焦げ茶色線は、地表活断層線。 塗りつぶした長方形は、震源断層で、大分県のは1975年大分県西部地震M6.4で、 熊本県の二つは、本震M7.3と最大前震M6.5の震源断層モデルです。


図13:図12の枠内の時空間図。


図14:×が14日の地震の震央です。緊急震源の値を使ったので、21時26分、北緯32.7度、東経130.8度、深さ11kmです。 気象庁は、M6.5(暫定マグニチュード)ですが、米国地質調査所はM6.2です。GCMTのMw6.2。 用いた震源データは、1000年以降で震源の深さ40kmまで。M6以上。 震源データは、理科年表、宇津カタログ、気象庁震源および一元化震源によります。
やや南西側で15日00時03分に起きた地震は、Mj6.4、米国地質調査所M6.0、GCMTのMw6.0です。


図15:×印が14日の震源。1923年以降のM4以上、深さ40km以浅。


図16:GCMTグループによるP軸の地表面への投影。深さ60km以浅。 本震も含まれています。右上「P《の上のバーが軸が水平な場合、深さの横に示されたバーは水平面と60度の場合。 南部九州から沖縄トラフにかけてと中部・北部九州で圧縮軸の方向が異なります。


図17:GCMTグループによるT軸の地表面への投影。



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