エクアドルの地震M7.8+M6.7

(2016/5/21 更新)


図1:震源データは、米国地質調査所の深さ60kmまでの1964年から2016年4月の本震までのM6.5以上。


図2:同上でM4以上の震源分布です。


図3:同上で4月の本震以降の震源分布です。 本震の震央から南西に震源域が広がったようです。国土の海岸線の半分くらいの広さです。 5月18日に起きたM6.7とM6.8の震源は震源域の北東端なので破壊域は深い方へ広がったと思われます。 今回も陸域下に震源があるので被害が起きている可能性があります。 コロンビア側の所には1979年M7.7の震源域(紫色の線で囲った)があるので、その間が破壊したかも知れません。


図4:図3の時空間図です。上が北東側。 5月15日にM4.8の地震が起きていますが、この地震の震源は沖合でした。 5月18日のM6.8の後は一個しか震源が決まっていません。


図5:図3のマグニチュードと時間図です。 米国地質調査所は、この付近はM4程度までの地震の震源を決めているようです。


図6:1998年8月4日M7.2地震とその後一ヶ月間の余震分布。 図3と見比べると今回の地震は1998年M7.2の震源域を飛び越して余震が広がっているように見えます。



戻る