アフガニスタンのやや深発地震M7.5(2015/10/26)

(2015/10/27更新)


図1:直線で示した先が今回の地震の震央、深さ213km。10月26日09時09分(世界標準時、日本時間では26日18時09分)に発生しました。 1964年以降で震源の深さ250kmより浅いもので、M7以上。震源データは、米国地質調査所によります。 細かな青色の線は、湖などを示していますが、ゴミデータも含まれているので、無視して下さい。


図2:図1の枠内のM-T図。 当初、約9年程度の間隔でやや深発地震が発生していましたが、今回は前回の地震から13年余り経過していました。


図3:図1の枠内の地震の深さと時間の変化図。 この場所では、深さ220km前後の地震が繰り返し発生している場所でした。


図4:1964年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。


図5:図4の枠内の震源を直線ABへ投影したもの。 深さ10kmと33kmの所に直線的に分布するのは、震源決定で深さがうまく決まらないときに 人為的に深さをこれらの深さに仮定して震源を求めるため生まれる人為的な分布で、事実ではありません。


図6:グローバルCMT解で1962年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。 深い地震は逆断層型が多いようです。


図7:グローバルCMT解で1962年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。 一番深い地震を除き、圧縮軸が水平を向いているのが多いようです。


図8:グローバルCMT解で1962年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。 張力軸が鉛直に近いので、自重で下に引っ張られているように見えます。


図9:グローバルCMT解で1962年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。


図10:グローバルCMT解で1962年以降2015年10月26日まで震源の深さ350kmより浅いもの。


図11:今回の地震のグローバルCMT解。南北に近い圧縮軸の逆断層でした。



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