父島付近の深発地震M7.8(2015/5/30)

(2015/6/7更新)


図1:父島付近でM7.8(米国地質調査所)の深発地震が、5月30日11時23分(世界標準時)に発生しました(日本時間だと20時)。 今回の地震の震源は、緑色の逆三角マークで右上にパラメータを示しました。 西の方の1982年の地震は、和達・ベニオフ帯から離れた地震としてよく知られており、 沖野さんなどが論文を書いています。 震源の深さ100kmより深いもので、震源データは、米国地質調査所によります。


図2:図1の枠内を断面図で示しました。このあたりは深い震源は、海溝より西へ深くなって分布します。水平距離と深さの比は、1:1。


図3:図1と同じですが、切り出した地域が少し南側で、今回の深発地震を含んでいます。


図4:図3の切り出した部分の断面図です。この付近も深い震源は、海溝より西に分布しますが、途中から鉛直になっています。 今回の地震は、その延長より東に位置しています。水平距離と深さの比は、1:1。


図5:図1と同じですが、切り出した地域はもっと南側です。



図6:図5の枠内の断面図です。左が西で、右が東。水平距離と深さの比は、1:1。 この付近では、深発地震面が海溝から一旦西へ深くなって、その後、東へ戻っているような分布をします。


図7:震源データは図1と同じですが、トンガ、バヌアツ周辺です。この付近は、深発地震面が複雑になっています。



図8:図7の枠内の断面図です。左が西で、右が東。水平距離と深さの比は、1:1。


図9:震源データは図1と同じですが、南米中部です。



図10:図9の枠内の断面図です。左が西で、右が東。水平距離と深さの比は、1:1。



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