パプアニューギニアの地震M7.5(2015/3/29)

(2015/3/30更新)


図1:パプアニューギニアのニューブリテン島北東部でM7.5の地震が、3月29日23時48分31秒(世界標準時)に発生しました(日本時間だと30日08時)。 右上にパラメータを表示したのが今回起きた地震です。 2000年にM7以上の地震が4個起きていますが、今回の震源はそれらに囲まれた場所で起きています。 震源の深さ40km。震源データは、米国地質調査所によります。


図2:2000年に起きたM7.8以上の3震源の位置と起きた時間の関係。最初に北側でM8の横ズレ型地震が起き、 その3時間後に南東で底角逆断層型の沈み込み地震が起き、その40時間後に西側で同じメカニズムの沈み込み型地震が起きた。
茶色線はプレート境界。この付近は複雑なプレート配置になっています。


図3:1964年から今回の地震までのM4以上の深さ60km以浅の震源分布。


図4:1970年頃以降に起きたM7.5以上の地震の余震域から推定した震源域の分布を青線で示してあります。 今回の震源は、2000年に起きた地震の余震域から少しずれた場所で起きていることが分かります。



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