御嶽山の噴火(2014/9/27)

(2014/9/28更新)


図1:気象庁一元化震源による2011年以降の震源分布。今月22日までのデータ。 茶色△は、御嶽山の位置。緑色は県境。


図2:図1の枠内の震源の時空間分布。上が北側。 2011年3月11日の地震による影響で北アルプスでは地震活動が急増したことがわかる。 しかし、御嶽山付近(南部)では最近活発化していたようには見えない。


図3:御嶽山周辺の拡大図。御嶽山内部で少し地震活動が見られる。


図4:図3の御嶽山の△マークの中の地震のM−T図。 今年5月にMマイナス0.8の地震が起きていた。
その後、9月11日に2個、16日に1個起き、21日は最大M0.5を含む7個起きていた。 各震源パラメータは以下の通りです。
ここまではデータが、22日まででしたが、 26日までデータが増えて、26日に1個起きていました。
Hi-netの自動震源も調べましたが、Mが小さすぎたようでこれらの地震の震源は決まっていませんでした。

2014/05/11 01:54:09.1 35.888N 137.482E 003.4km M-0.8
2014/09/11 02:27:37.1 35.887N 137.476E 003.6km M-0.5
2014/09/11 02:27:46.1 35.886N 137.477E 003.1km M-0.2
2014/09/16 05:51:10.5 35.888N 137.477E 003.7km M-0.3
2014/09/21 11:09:30.9 35.884N 137.476E 003.9km M-0.2
2014/09/21 12:54:35.9 35.886N 137.482E 004.1km M 0.2
2014/09/21 14:35:36.0 35.885N 137.480E 003.5km M-0.2
2014/09/21 14:35:44.9 35.886N 137.481E 004.1km M-0.4
2014/09/21 14:57:09.4 35.884N 137.479E 004.5km M 0.0
2014/09/21 14:57:13.0 35.890N 137.481E 004.3km M 0.3
2014/09/21 16:06:26.3 35.894N 137.477E 003.1km M 0.5
2014/09/26 21:01:46.6 35.886N 137.480E 003.5km M 0.4



図5:御嶽山周辺の拡大図。今年に入ってから9月26日までの地震活動。


図6:図5の御嶽山の△マークの中の地震のM−T図。


図7:御嶽山周辺の低周波地震の震源分布図。 広域地震観測網で捕らえられるような低周波地震は御嶽山付近では起きていなかった。
ただし、火山観測用地震計で捕らえられている可能性はあります。


図8:御嶽山に近い開田観測点(Hi-net)の11時〜12時の観測波形。


図9:図8の11時40分〜12時の拡大観測波形。 これを見ると11時48分の途中あたりから震動が来ているようにも見られる。



戻る