長野県北部の地震M6.7(11月22日)

(2014/12/3更新)


図1:理科年表被害地震から気象庁の一元化震源を利用。深さ40kmまで、マグニチュードは5以上。
今回の震源位置近くでは、1714年にM6 1/4の地震が起きていた。 緑色線は県境、茶色線は地表活断層線の確実度1と2。確実度3は青緑線。



図2:GCMTによるメカニズム解。Mwは6.2。世界標準時なので-9時間。 今回の地震は、北西ー南東に近い方向の圧縮軸をもつ逆断層。 震源位置は、セントロイドの位置で示しています。紫色線は河川。地表活断層線は、確実度1と2のみ。



図3:Hi-netの自動震源による震央分布図。11月1日から23日20時まで。 本震の位置は、図5を見て下さい。



図4:図3の枠内を直線ABに投影した断面図。余震分布が東に深くなり東へ傾斜しているのが分かる。



図5:Hi-netの自動震源で震源の深さ40kmまで、Mは-1以上。11月18日から12月3日14時まで。



図6:図5の枠内の時空間図。今回の本震位置付近で18日から前震活動が起きていたことが分かる。

気象庁の資料だと有感地震は下記の4回起きていました。
2014/11/18 18:29:32.4 36°41.8'N 137°53.4'E 深さ5km M2.8 最大震度1
震度1:長野市戸隠、長野市鬼無里、白馬村北城、小川村高府
2014/11/18 21:29:48.8 36°41.8'N 137°53.3'E 深さ5km M2.7 最大震度2
震度2:小川村高府
震度1:長野市鬼無里、白馬村北城、小谷村中小谷
2014/11/18 21:37:08.7 36°41.7'N 137°53.5'E 深さ5km M2.8 最大震度2
震度2:長野市鬼無里
震度1:長野市戸隠、白馬村北城、小川村高府*
2014/11/19 00:40:14.2 36°41.8'N 137°53.3'E 深さ4km M2.2 最大震度1
震度1:小川村高府



図7:図5の枠内のM−時間図。



図8:図5の枠内の震源数の時間変化図(1時間あたりの震源数)。余震は順調に減っている。



図9:図5の枠内の直線ABに投影した断面図。水平距離と深さの距離の比は、1:1。



図10:気象庁の一元化震源データ。本震の震源域から東に少し離れたところ(裾花川上流)でまとまった地震活動がみられます。



図11:図10の枠内の直線ABに投影した断面図。水平距離と深さの距離の比は、1:1。 本震地域の余震は、東に離れたところの震源群は本震に共役なように西に傾斜しています。 全体として見ると傾いたL字型の分布をしています。






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