北朝鮮の爆破と思われる震動源(2013/2/12) ![]() ![]() 図1:Hi-netの島根県鹿島観測点(左)と北海道熊石観測点(右)の1時間波形。2013年2月12日11時から1時間。 最後の列の59分の途中からP波が到着しています。鹿島は27秒頃、熊石は51秒頃。 ![]() ![]() 図2:比較のため図1と同じ鹿島(左)と熊石(右)の2009年のときの波形。 56分の途中からP波が到着しています。 両者のP波部分の振幅を比べると今回の方が2倍以上あり、気象庁のマグニチュードが今回の方が小さいのが不思議です。 ちなみに米国地質調査所のマグニチュードは、今回の方が大きく、ここで見る波形の振幅とは合致します。 気象庁が2回目に発表した解説資料の中の牡丹江の波形の振幅スケールが2009年に比べて、 今回の方が2倍の値になっており、 この波形の振幅から推定しても今回の震動源のエネルギーの方が大きかったと思われる。 2006年10月09日10:35(J) Mj4.9 mb4.3 2009年05月25日09:55(J) Mj5.3 mb4.7 2013年02月12日11:57(J) Mj5.2 mb5.1 Mjは気象庁マグニチュードで、mbは米国地質調査所の実体波マグニチュード。 ![]() 図3:米国地質調査所による震動源の位置(3回)と中国・牡丹江観測点、Hi-net鹿島観測点、熊石観測点の位置。 下は、牡丹江(MDJ)観測点での今回と2009年の波形を直接比べたもの。 ここ 戻る |